やれやれ、農作業はやる気や好奇心だけではなかなか成就しないものなんですね。甘く見てたわ。
晩秋、田舎育ちの私の幼い日にはこんな光景がよく見られたものです。秋の収穫を終え、もみ殻を燻炭にする農家の営み。
子どもたちは、煙にいぶされながら焼き芋を掘り出してツーンと煙臭いホカホカを食べるのが楽しみでした。(^^♪
最近は田舎でさえこんな光景は見られませんが農婆は今年も挑戦しました。
もみ殻を近所でいただき、煙害にならないよう民家から離れた畑を借りる。水が確保できることも条件に入れ・・・。いざ開始!
好奇心旺盛な農婆が燻炭作りに初めて挑戦したのはかれこれ10年近いかも・・・師匠はネットでしたわ。(^^♪
燻炭のどこが良いかといえば、苗を育てるにも根の張りが断然いいと思われる。畑地も元気になるんです。
何といっても失敗が許されないその工程に「どうだろう・・・」という不安が作業を確実にこなすという意気込みにつながっている。
しかし、長時間ずーっと付きっ切りなんてできないので他の作業をしながら自転車で何度も往復して見回りましたわ。
おかげで陽が沈む前にきれいに焼き上がり、いよいよ重要な消火作業となりました。ホースで丁寧に水を撒き完璧消火しておきましたわ。(*^^)v
過去の経験から少しでも火種が残っていると燻炭はくすぶりながら灰と化してしまうのだとは重々承知。(^-^)
今朝もとても寒い朝でした。いち早く燻炭くんの様子をうかがいに農婆は自転車を走らせました。( `ー´)ノ
あら、霜が降りてる・・・でもこの部分は霜ではなく灰のよう、まだモクモクと水蒸気だか煙が上がっているじゃないですか。(*_*;
またもや失敗・・・たかが燻炭、されど燻炭・・・。昨日の出来栄えは70点といったところかな。
農婆は一日にして成らず。修行が足りず再度挑戦です。
晴れの国の空は青くもう2度・3度挑戦できそうです。
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