20年たった今も、彼女たちはあなたを呼んでいる。
名曲『コーリング・ユー』とともに、
砂漠に舞い降りた天使
今も多くの映画ファンを
魅了し続けている
80年代の傑作を再びスクリーンで!(チラシより)
2008年/ドイツ/108分
監督:パーシー・アドロン
出演:マリアンネ・ゼーゲブレヒト、CCHパウンダー、ジャック・パランス
主題歌:「コーリング・ユー」ジュヴェッタ・スティール
テーマ曲の『コーリング・ユー』が流れた時に、ああ!!この映画のテーマ曲だったのか!!と初めて知った。映像とこの曲が一つになって、すうぅ~っと心の奥に語りかけられているような気持ちになる。
名作だという話は耳にしていても、未だ観たことはなく、ならばDVDで、と思ってもレンタル・ショップで目にしたこともなく・・・。それが公開から20年を記念してニュー・ディレクターズ・カット版で公開されているということで、勇んで劇場に足を運んだのだった。
観に行ってよかった!ジャスミンとブレンダを軸にバグダッド・カフェに集まる人々それぞれが変で、それでいて愛おしい。カフェの中ではいつも流れている何ともいえないバッハの平均律、しかもプレリュードばっかり。登場してくる人々が少しずつ少しずつ、自分でもそうと気付かないほどひっそりと変わっていくように、その音は変化していくのだ。そしてそれが最後にはなんて素晴らしく楽しいの!!と浮き立つ音楽に変わっていることに目を見張る。
これが20年前に公開されたとは・・・。年月によって決して色褪せることのない普遍の人と人との間に流れる様々な思いを鮮やかに描いているからなのだろうか。人間、捨てたもんじゃない、と。
ところで友人と『ドゥーニャとデイジー』を観た後、次にこの作品を選んだことが不思議な偶然に思えて、それも嬉しくわくわくしていた。
♪Calling you♪
あ~、この場面はこういう会話が交わされていた。あ~、ここではこんな風だった・・・などなどがどっと押し寄せ、思い出されて・・・。
でもスクリーンで見たことがなかったんです。
何回見てもいい映画だにゃあ
素晴らしい作品だという話は耳にしていたのですが、今回初めて劇場で観られて・・・満足~
私もDVD、欲しくなっちゃった!!