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金曜日、シネスイッチ銀座はレディース・デーでした。
ユタからネバダ、そしてモンタナ州ビュートへと主人公ハワードは旅をする。
話よりも私は眼前に広がる風景に目を奪われた。ただただ際限もなく広がり漠として捉えようのないアメリカの自然、空はあくまで青くて高く雲さえ随分高いところに生まれているんじゃないかと思わせる。そして今は寂れてしまったビュートの町並み、道路を風が吹き渡るのも目でみえるような。
映画だから画面の中では人も物も動いているのだけれど、それなのにまるでどこを切り取っても「絵画」のように感じられる。だからこそ、よりくっきり登場人物の心のありようが正直に映し出されてしまっているように思われた。チラシはビュートの町、映画の一場面なのですが・・・絵画のようでしょう。
2005年/ドイツ=アメリカ/124分
監督:ヴィム・ヴェンダース
脚本:サム・シェパード
音楽:T.ボーン・バーネット
原題:Don't Come Knocking
出演:サム・シェパード/ジェシカ・ラング/サラ・ポーリーetc.
そうそう、一つ一つのシーンが絵画のような
エドワード・ホッパーの絵を思い出しますよね。
ホッパーの絵はヴェンダースも影響を受けているので
今回もきっとそうだと思います。
ビュートの町は今まで撮影に使われたことが無かったそうで
時が止まったようなちょっと不思議な感じのする静かな町を見れて
何だか儲かった?ような気もしたのでした。ウフ
早速見てみました
他のところで読んだのですが、ヴェンダース監督はこれを最後にアメリカを離れるらしいです。場所を移してこれからの作品も楽しみです。