寒い3月だったと思ったら、4月に入っていきなり夏日を迎える変な気候に万物も
驚いているかもしれません。 それでもようやくソメイヨシノも開花し、ベランダの
陽光ざくらもピンク色のうつむき加減の花で飾られてきました。
ベランダの陽光ざくら(2024.4.2)
拙ブログに取り上げたこれまでのベランダのさくらを見ますと、昨年(2023年)は、
かなり早く咲いて、3/16時点でほぼ満開、2020年でも3/14には満開近く咲いていま
したが、この年は、新型コロナで、センバツ野球は中止でしたし、大相撲春場所は
無観客で開催されていたのです。三密やクラスター、ワクチンなどの言葉で埋め尽く
されていました。
5年前(2019年)の拙ブログでは、桜は3月末近くで既に満開。でしたし、その他、
ハナモモの純白、ムスカリ、ツツジ、レンギョウ、ボケなど色とりどりの花盛りで
した。
しかし、今年(2024年)は、レンギョウやボケ、ハナモモ、ツツジなどは既になく、
寂しくなっていますが、ハナミズキのつぼみが膨らんできていますので、未だ楽しみ
は残されています。
膨らみかけたハナミズキのつぼみ(2024.4.2)
で、待ち焦がれていた陽光ざくらがやっと満開となったのです。以前にも書きまし
たが、この陽光ざくらに心を重ねた人によって、アマギヨシノとカンヒザクラを交雑
させて作り出した品種で、1981年に登録された桜なんですね。
昨年の記事から・・
『陽光桜は、陽光(ヨウコウ)ともいい、学名は Cerasus‘Yoko’ で、愛媛県の
高岡正明氏の熱い心によって作られたのです。 1940年、高岡正明は第二次世界大戦
中に、地元の青年学校農業科教員でありましたが、教え子たちを戦地へと送り出し
「わしが死なせた」と、自責の念に駆られ、教え子たちの慰霊のため、平和を願い、
彼らが命を落とした亜熱帯のジャワや極寒のシベリアと、どんな気候の土地でも花を
咲かせる新種の桜の開発に一生を捧げる決意をし、25年の試行錯誤の後に誕生させた
さくらなんですね。』
このことは、歌になり映画にもなっているそうです。2015年には、笹野高史主演で、
高岡正明がヨウコウを誕生させる物語を描いた映画「陽光桜-YOKO THE CHERRY
BLOSSOM-」が公開されたとありました。
もう一度陽光ざくらを・・
窓から見下ろせる近くの公園のソメイヨシノは、ほんのり赤く染まってきてはいま
すが、まだ2~3分というところでしょうか。
ベランダの足元には、毎年代わり映えしませんがかわいいムスカリがのぞいてい
ます。
それと、秋の楽しみ、金木犀は新芽が葺き始めています。
ムスカリ
キンモクセイの新芽
今回のyoutube動画は音楽ではなく、今年桜祭りのアメリカ・ワシントン大学の
キャンパスで日本より一足早い見ごろを迎えた映像が見つかりました。3月26日の
ようです。
Cherry Blossoms At University Of Washington 2024 🌸