ふわふわ

亭主と実母と家族
それは摩訶不思議な関係なり
不倫発覚後の家族たちの日常は如何に?

電話

2017-04-24 14:22:43 | 家族

ようやく 普通の生活に復帰した

なんだかんだ言っても 普通の暮らしが出来ることは好ましい

 

なのに 小さなシアワセ気分を阻害する この亭主はいったい何?

 

タケノコを 頂いたので 毎年するように 鶏肉とフキとの炊き合わせ

しようと まだ 本調子じゃないが フキの皮を 剥いていたら

帰宅した亭主 いつもなら すぐ自室に行くのに 台所まできて言う

 

「小腹が空いたから 何かない?と あちこち戸棚を開ける

夕飯の時間に 迫っていて 少し焦っていたこともあって

振り向きもしないで 一心にフキの皮を剥き乍ら 

「え? ないよ

(もうすぐ 夕飯だし ワンニャンのエサも上げないといけないし

第一 ここ3日 お使い行ってないのにさ 

自分は勝手にオヤツ買いに行ってるクセに・・ナイショのおカネでさ

「ワタシ まだしんどいんだよね

お風呂 行くなら行って 途中でなんか買えば?

(いつもみたいにな)

こっちが病気だからと 気を遣うことはまずないオトコ

却って クルマを自由に使えると から乗って行った

昼間に あちこち行けるからである

 

何か要るものあれば 買ってくるか?ぐらい ウソでも言えば?

アタシャ アンタの母親じゃないんだから 

甘えんのんは エンリョしてんか

ア~~ また 熱出そうや

 

しかし ワタシ自身の気持ちの中に 亭主への信頼が 

まったく残ってないのを しっかり自覚した時でもあった

もう 何をするにも 遅すぎるってことやね

 

そういえば この亭主 ワタシを出した日に 仕事場から電話してきた

『電話会社が ブロバイザーの費用が タダになるって言うから』

と 電話代を引き落としている 金融機関の名前と支店を教えろと言う

 

電話会社が? ブロバイザーからじゃないのに その費用がタダにって?

そんなん 聞いたことないし 何で 電話先で引落先の話 言わんといかん?

 

そういえば ひと月前から そんな話のメモを 仕事場のワタシの机

置いてたが 説明が一切ないので 放っていたのだが それか?

 

黙っていると 亭主が言った

「怪しいかな?・・・

 

 

仕事場で そんな電話が 顧客から以外でもかかってくることは多い

しかし 裏で聞いてると 亭主のアホは そんな電話に 長々

付き合ってることが多いのだ

たまにオネエチャンだと ユカイになるらしいのだな

 

退屈なのか くちじゃ負けんと思っているのか 判らないが

サッサと切ればいいのに いつまでも聞いてることが多い

自ら スキを与えてるのが判ってないのか?

 

だから 折角 PC持ってるんだから かかって来た電話番号ぐらい

検索してみろっちゅうの

案外 迷惑電話や 警告のある番号として出てくることが多い

 

今回も ワタシが調べたら そうだった

 

ムスメ共々 ため息が出た

「意味がワカラン 彼のしていることは・・・ ・・んだな

 

もう昔のことだが ある日 電話会社(ホンモノ)から自宅に

かけてきて 「今月の電話料金が かなり高いのですが お宅には

中学生の男の子いらっしゃいますか?

はぁ??? 高校生のムスコはいたが 何かいな?

 

そのころ 流行ってた ダイヤルQ2とか言って いかがわしい番号に

電話すると アダルト系に繋がって 尚且つ 法外な電話代がかかるという

最たるメイワク電話があった

思春期の子供が イタズラ半分でかけて 親がメイワクを蒙ると言うことが

多々あったらしい

電話会社が そうだと心配してかけてきたのだ

「お気をつけください

「あ、 はい すいません

ピンときた・・・・これは ムスコじゃないわ 亭主のヤツじゃ

 

速攻責めたら すぐ ゲロった

お陰で 二か月間 うちにとっては大金を払うハメになった

電話会社にも 恥ずかしくて 「ムスコじゃなくて父親でしたなんて

言えなかったしな

こんな常識人じゃないことを 平気で出来るのが 亭主だから

今回の 夕飯時は を押して 説教の時間になった

 

「そういった類の電話には すぐ切るクセつけるようにね

「いやぁ 電話会社のHPが出るもんだからさ・・・ホンモノかもって

「番号を調べりゃ すぐわかることとはムスメ

「もう Q2といい 一向に学習してへんねとまた ムスメ

「・・・・・・・・・」

 

ムスメよ そこまでにしておくれ~~ 熱が 熱がぁ~~

 

そりゃね ムスメの前で 言いたくはなかったけどさ

そうしないと アンタ すぐ逃げるでしょ?

すべては 自分の蒔いたタネなんだから ユメユメ 気をつけられよ

 

この夜 38.8度まで 熱は上がったのだった

 

 

ムスメの会社も ムスメワタシインフルだとウソついて

休んでる間に またまた オモシロいことがあったらしい

 

産休を控えている 同僚から電話があって「3分でいいから聞いてよ

結局 延々聞くハメになったらしいが

済んでから聞けば

社長から 彼女に電話があったらしい

「課長のことなんだが これって どうだろう?

話し出したのが 課長からの訴えで 今の仕事がしんどいと言う

どんな仕事かと言えば 殆どの業務ムスメ肩代わりしているので

残っているのは 月末の 収支の確認(目視のみ)と 業務作業の流れを

本社へ提出する書類と 支店に残す分とで確認して判を押すことぐらい

しかも書類は 産休待ちの事務が作成するから つきあわす作業のみである

 

それが つらいと言うらしいのだ

 

社長も 産休待ちの同僚も そして また聞きしているムスメ

み~~んな ポッカ~~ンである

 

え? え? なんて?

もう一ぺん 言ってよ 何がしんどい?

何が 難しいねん???

 

社長は 言うだけ言って 『どうしたもんかなぁ~で 

電話を切ったんだと

それが ついさっきのこと

ムスメと同僚は 

「どうもこうも これ以上 仕事減らしたら 仕事ないよね

「彼 いよいよ もう自滅に入ってしもうたんかな

「社長 どうすんのかなぁ

「イヤイヤ どうもせんでしょう

「どうにもならんもんねぇ・・

 

可哀想だけど みんなには 彼の頭の中はワカラナイ

けど そこまで 責任逃れをするのは もうダレも助けられないと思う

 

派遣のネエサンは 辞める日取りが決まった

家族が言ったそうな

「課長のことは もう口を出してはいけない 下手すりゃ

全部 責任を被ることになるから 自滅するから放っておけ

 

え?? みんな家族に相談してたの? 課長のこと?

 

「そうだよ みんな悩んで グチるのは一緒だよ

産休待ちの子だって いつもは言わないのに ダンナに言ったらしいよ

そうしたら ダンナ『ホントに 言われたことしかしないんか?課長は?

って呆れてたって 『オレの会社じゃ 通用せんぞって」

 

そうだよな それが普通だよ

そんな責任取らなくていい仕事しかしませんて 給与だけ『指導料』名目って

余分にもらってるのにさ

どっちが 指導してんだって みんな思ってる

だから今までの職場も 持て余して 次へ 次へと回して行って

最後の砦みたく ムスメの事務所に回されて それでもダメって

どうすんの?

 

確かに 彼は 前の職場で ウツを発病したらしいと社長は言う

病気は病気だとして どうも 彼はそれを利用しているようなのだ

推測に過ぎないのだが そんな彼の様子を見ていると

小さいころは 親が保護をし 成人してからは 父親の権威を

バックに 会社が保護をし 家庭では 妻が彼を保護していると

いう図式が見える

ダレも彼を 育ててはきていなかったんだね

子育ては 親育てとも言って ホント大変なんだけど それが

楽しみでもあるハズなんだが 彼のところは違ってたんかねぇ

 

肉親以外は もうメンドウは見れないと思うな

ましてや会社で仕事できないなら その後始末他の人間

出来るのも 限度がある

それを見極めるのが 会社の上層部の責任なのだが 今まで

してこなかったんだね

それを任期の少ない パワハラの過去を持つ社長に任されたって

出来るハズもないし ダレもそれを責めることは出来ない

 

ワタシが なら いくら権威があったって 人任せにしないで

いくらか資産もあるだろうから 他人メイワクかけることを

させないで 手元に置いて 彼の出来る仕事をしてもらうがな

彼もそれがシアワセなんじゃないかな

 

彼の娘さんは まだ幼稚園に入ったばかり

これから 楽しい日々のハズ

 

どうにかならんもんかねぇ~~~

 

 

 

 


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