ふわふわ

亭主と実母と家族
それは摩訶不思議な関係なり
不倫発覚後の家族たちの日常は如何に?

年始 その1

2012-01-07 10:33:10 | 歴史

暮れの話が 間に合わなくて年が明けてしまった

 

イナカ故の悲哀か はたまた 自分の至らなさか

 

いえいえ 婆さんのことがあった

ちょっとかい摘んでそこのところを話してみよう

 

婆さんとは ワタシの実母 仕事場としている亭主の実家に居住している

亭主の両親はすでに居ない

昼間はワタシと亭主が居るが 夜間は無人になる

そこで一人になった母を 留守番代わり に住んでもらっている

というのが建て前

 

実際は遡ること 17年前

義父が亡くなった年の夏

遠地にいる母から電話がかかってきた

 

こちらに来たい(暮らしたい)という

当時 義父が脳梗塞を再発して入院してそちらに追われていたから 

母の愚痴話にはウンザリしたことを覚えている

いつもなら 適当に聞き流せてたが こっちも疲れていたので

邪険な物言いになったのだろう

とたんに母はヒステリックになって 是が非でも自分を引き取れ

電話口で叫んだ

 

 

なんや? どうしたんや?

どうやら 父亡き後の近所の付き合いが鬱陶しくなったらしい

 

亭主と顔を見合わせて ため息が出た

「一難去ってまた一難・・・・

 

亭主にとっては実父の入院でやっと傘下から逃れられたところなのに

今度は 一筋縄でいかない嫁の母親がやってくるとは。。。

いやいやキラってたワケじゃない

しかし 肩肘張った生き方が好きな母に 振り回される自分たちが

脳裏に浮かんだからである

 

ワタシにとっても それは同じで やっと義父と亭主の間で気を遣わなくて

済んだと思ってたら 鬼よりコワイ・・いや言いすぎた

小うるさい実母の登場であるからして

 

母は季節の挨拶から 親への孝行 嫁のあり方 果ては掃除の仕方 など 

口には出さないが それとなし・・いや 有無を言わさず従わせる口調が 

娘ながら苦手なのである

別に貧乏暮らしの家庭だったのだが

母曰く 「世が世なら 私は贅沢三昧の生活をしていた身」

なんでも 生まれたときは絹の布団に寝かされてたらしい

しかも母の母親は地方の大きな庄屋の出で お正月には 村の人たちが

草履を脱いで 表を通るほどだったという

 

それが物心ついた時には 父親の商売が傾き 母親の実家も

母親の兄が食いつぶして 一気にビンボーになったとか

御陰で 母は弟諸共 親戚中をたらい回しにされ 疎まれ

孤児院にまで入れられた経験を持つ

なんせ 母親がビンボーはイヤだとぬかして 出奔したからである

母は彼女が死んでも許さなかった

それは当然だとワタシも思う

 

そんな人生だったから 多少卑屈な人間になっても仕方あるまいか

しかし そのせいで周りまで巻き込むのは ちとねぇ・・・

所詮 なかったことなんだから 今をどう楽しく生きられるかの方が

大事なのではと思うのだ

 

ワタシはそう信じている

 

そんなワタシとは正反対の母が 電話先で喚いてるのは

正直 ウザイ

ウザイが いずれは対峙しなくてはならないことだった

そこで亭主と相談して 引き取ることにした

途端に母は元気になって 住まいはどこにしようかとか

家賃はこのぐらいでとか 一気に現実的になった

 

ワタシは義父の世話の合間に借家探しに奔走した

しかし 哀しいかな70過ぎた年寄りの独居を歓迎するところは

余りなかった

母は極端な乗り物酔いがあって イナカ暮らしの基本の

車社会は はっきり 『ノン!!』だった

 

歩いて生活が出来る今までの都会生活の維持が条件だった

苦労した結果 一軒見つかった・・・駐車場なしである

うちらが行くとき まずどこかに止めて行かねばならないが

この際 目をつぶることにした

 

一事が万事でこの調子だった。。。

 

 

 

 

 

 


歴史⑬ 動揺期の終了そして・・

2005-07-09 10:31:38 | 歴史
さて 我ら夫婦の歴史も やぁっと今に至るところまで
来たけれど 果たしてこの先も続いていくのかどうか


二年前に発覚してから 女性からのメールは減ったというか
不自然な程 無くなった・・・余りに不自然
たぶん 来た分から削除してるのだろう。

私がここまでパソコンのデータを解析できるとは思って
いなかった亭主もかなりの甘ちゃんである
私の動きが早過ぎて 各データを処理して隠匿するも
すぐにバレてしまう。

推理することにかけては私の方が上かも
学生の頃から 推理小説をよく読んでいたから
およそ 亭主が考えることくらいは予想の範囲

だから削除してるねと聞いても シラをきるけれど
。。。今更おそいっちゅうねん。

しかし彼女だけは 削除しそこねたのかメールが残っていた。
やっぱり趣味の会への同伴お願いメールだった

だから年賀状が届いたとき 私が代筆してあげた
それでも翌年も 懲りずに年賀状が来たので 亭主に聞いた。

「どうするの?」
「年賀状ぐらい いいだろ?」

いやいや そういう問題じゃないのよね。

私が代筆した意味も汲まずにまたよこすということは 
私を無視してるってことね ちと無作法だと思うよ。

「どうするんですか?」
気に入らないと やたら敬語になる亭主・・反省はないらしい。

「出さなきゃいいんじゃないの・・無視するんですよ」

どや? わかったかぁ~?


これで判らないなら 彼女って50も過ぎてても 阿呆かも。
他にも似た人がいて メールを控えたら直でお客を装ってきたのも
いたし・・・亭主ってモテるのん?冗談でしょ?・・・なにゆえ?

今まで 放任してたわけじゃない。
しっかりモラルを守れる亭主だと信ずればこそ 詮索はおろかカバンの中
だって見なかったのに そんな自由を失くすハメになったのは すべて
自らの不徳の致すところ(亭主の得意な言い訳)じゃん。

自由への近道は 信頼回復 に努めることが一番だと思いますがね

発覚するまでの10年近く お互いを敬遠していた時期があるが
私にすれば 何やらリアクションでもあるかぐらいだったのに
期待以上に 動き過ぎた亭主の心意は まだ解せないことが
多すぎて。。。

判ったのは ガキレベル での反応しかなく 自分の弱味を
見つけられたら とにかく逃げることしか考えない男だと
判ったことが 唯一の収穫になった。
負の収穫でんな。

ゴールは中々見えないね どっちかが息切れするまで走り続けるしか
ないみたいだけど・・持久戦は 案外得意なんだよね


歴史⑫

2005-07-08 10:30:17 | 歴史
この世に生を受けて 半世紀が過ぎた。
長いようで 短いもんだ。
しかし人生を共に歩こうと選んだ相手が こんなお粗末な
相手だったとは・・・

神様は 一番気の合わない者同士を夫婦として添わせて
人間としての成長を 試みられるとか
また 生まれ出る前に 魂の自分がそうなる人生を選んでいるとか
そんなことを聞くけれど。。。

神様の場合は 「いい加減 オモチャにするのは止めてよね」
自分の場合は 「今度は もうちょい幸せな人生選べよな」

この2月の包丁騒動から やっとこさ5ヶ月経って
動揺期 から 何とか 静観期 に入ってきたように思う。

しかし亭主のメル友の多いこと。
外の世界に飢えている表れだろうか?
充分外にはコンタクト取ってると思うがね。
相手が男の場合は 単なる友人に過ぎない。
でも相手が女の場合は いわゆる不倫キープ分の気配濃厚

ひとりずつ 確認していくと 見事にフラれてるのもあって
中々面白い。 人の不幸は蜜の味ってか?
その中で ひとり怪しいのがいた。
しかも地元。。。

趣味の会に 「同伴させて」とか 
趣味で使うものの「買い物付き合ってよ」
中々 策を弄してるみたいだけれど?
もしもし 立場おわかりなのかしらん?

ひょっとしたら 亭主が嫁はいないって言ってるのかな?
まぁ男でも女でも 周りを気遣えないのは みっともない。

例のメモフォルダ 塵袋 に この分のもあった。
「そろそろ 趣味の会に連れていかないと・・」
ふむふむ まんざらじゃないって判るけどさ 地元ってヤバイんじゃん?
狭い田舎だし あんた命取りでっせ
年賀状の住所も 私がいつも行くスーパーの近くじゃん?
万一の時の覚悟は出来てるんだろうか?あ、亭主とあちらさんのこと

亭主に笑いながら 聞いてみた。
「趣味の会に連れて行かないの?」

亭主も笑いながら言った・・ちょっと引きつってるけどね
「あんなの連れて行ったら 妙な噂を立てられるからなぁ」

語るに堕ちたとは このことだね。
相手って そういう手合いなんだ。

ってことで キープ第一号に指定
その後詳しく調べると 同窓会で顔を合わせていた。
また行けないところが 増えたね・・気の毒な

歴史⑪

2005-07-06 11:54:42 | 歴史
今日も朝から土砂降りだが 多少涼しくて過しやすい

見つけたメモフォルダには かつてのアシストの相手のことも
あった。二股どころか三股をかけようとした亭主の奮戦記は続く

三年前の義弟の嫁の父親の葬儀時には もうメールラッシュである
一日に何度も 待ち合わせの段取りを白髪婆さんとかつてのアシストに
メールしてた
知らぬが仏とは よく言ったもんだ

そして白髪婆さんとは ホテルで密会。記念女とはランチでお話。
帰ってきてからも 各々にメールしてるが器用じゃない亭主の大活躍が
そこにある

白髪婆さんには「久しぶりに少年のようなときめきを・・」
不調だったことの言い訳をしているが 日記のメモには 
「白髪が目立って興ざめ 役に立たず」ですと。

記念女には「今度会うときは 人肌でね」とかつての再燃を願望しつつ
メモには「かつての美貌はどこへ? 老けてしまったもんだ。
      記念に抱いた時が花だった」

おいおい 全部コピって相手らに送ったろか?


その間 私はタチの悪い風邪に悩まされながらも
仕事場の改築に 打ち合わせやらお茶やらで 毎日大忙しだったよね。

亭主はこちらの寡婦に 毎日改築中の寒さがひどくてと甘えたメールを
しているが 裏ではこじれた風邪と闘いながら何とか仕事をこなしている
私がいたんだよね。いい気なもんだ。

しかし そんな亭主の浮ついたメールの数々を冷静に分析できるように
なるにはかなりの日数がかかった。私とてひとりの女であるから。。。
でも内容を知らずに いい訳だけで翻弄されるより 事実を知る方が
事態を収拾するにはよかったと思っている

そんな亭主を弾劾裁判するが如くに 次々に相手らと対峙し切って
いくのにも大いに役に立った
お陰で 一応亭主の言う美しい思い出はすべて粉砕され 
亭主は各々の相手から 罵倒に近い扱いをされて終わったのである。
相応の報いであろう

しかし一番の問題は この亭主との対峙であったが 不倫相手らと同様に
罵倒して済むなら 苦労はない
それに自分の気持ちだけで考えれば こんな亭主は断罪してポイすれば
精神衛生上いいのだが 反面 亭主を無罪放免する結果になるので
これは 到底容認できないことである。

しかしまだ罪の意識がないので 事あるごとにジタバタと なけなしの
プライドだけで足掻いてるのは往生際が悪いどころか 人としての道に
戻ろうとしない不道徳者以外ではない。

よって一緒にいることで 反省を促して人らしい立ち居振る舞いに
戻すこととした。
それは一種のボランティアであり 同時に刑の執行に他ならない。
お陰で私も不快な思いをするけれど 仕方が無い

この犠牲的精神が 我が家の安定と繁栄をもたらすものだと
信じて 敢えて鬼嫁道を邁進する所存である
おぉ~~ なんて素晴らしいこと





叔母の訪問 そして歴史⑩

2005-06-30 10:45:29 | 歴史
雨が降ったり止んだり・・かなり蒸す

昨日私が帰ったのと入れ違いに 叔母が来たらしい。
そういえば 前にお盆前に様子伺いに行くと があったっけ。
亭主は 両親亡き後一番親身な叔母の信頼を
無くしてしまったから どんな会話をしたのか聞いても
なかったとしか言わない

叔母は30分ぐらい私の母と話して帰ったらしい。
亭主とは大して話すことはなかったのか?
今や 亭主はお利口な甥から女の敵になってしまったか
後でまた してみよう。
あ、亭主は叔母が時々 私と話してるのを知らない

さて 歴史の続き・・いつまで続くんだろ
一時期は思い出したくもなかったから
かなりの進歩だけど。。。

白髪頭の婆さんとは 亭主がこちらに帰ってからの
付き合いらしい。

亭主の母の持病が悪化したせいであるが 
亭主としては帰りたくなかったようである。
無くした自由が大き過ぎたから

それを偲ぶ手段のひとつとして 業界の講師になった。
その講習会に白髪婆さんがいたのである。
やせぎすだが ちょっと知識欲があって亭主の話を
聞入ってくれるいい生徒だったらしい。
未だに そんな気配の人には弱い亭主なのである

相手にすれば 個人的にもっと仕事のノウハウを
教えてもらいたかっただけだったと思う。
しかし一方は出戻りで男日照り もう一方は妻とはすれ違いで
女日照り。。。
いい組み合わせじゃん?

しかしお金で処理できる類なら なんの害もないのに
どうして 亭主はこんな後腐れがないと言っても 
知り合いの素人ばかりに手を出すのか?
擬似恋愛のつもりでも 低俗過ぎるよな

でも恋だとでも自分を欺かないとプライドが
許さなかったのか?(笑)

こうして 亭主はせっせと美しい?恋物語を積み重ねては 
私への腹いせとしていたのである。
それが すでにモラルから逸脱していたのに 気づかないのが
哀れである。

亭主曰く「そっちが好きなことしてたから こっちもしただけ」
あぁ~~なんと貧困な精神構造だろう。
そんなヤツとは知らずに 生涯の伴侶に選んだ自分の
見る目のなさが 腹立たしい





歴史 ⑨

2005-06-29 11:10:13 | 歴史
しかしそれで済んだわけではなかった。

その二ヶ月後に相手の母親が 客としてきた時
亭主はまたも裏切るのである。

何と母親に相手の様子を聞きだして 私のいない間にしていた。
しかも電話に出ないとみるや までしていたのである。
一旦自ら絶交しながら 改めて連絡するなんて なぜ?

これは後で電話明細を調べた結果わかったことだった。
何も知らない私は その日は折りしも 近所のお祭りがあった日で 
夜になってから亭主が誘ったので 一緒した日だった。

昼間に裏切りながら 夜は私を懐柔せんと篭絡を試みるのは いったい
どんな思いで私を見ていたのか? 
生理的な拒否反応が 更に倍加された気がする

私も舐められたもんだ。  許さん!!

これを機に亭主の身辺調査に拍車がかかった。
その結果 古いパソコンに  不倫日記 なるメモフォルダを見つけた。
日付はその年の正月から3月まで・・発覚直前までの記録。

しかしすでに発覚して4ヶ月なのに それをも処理していない亭主の
だらしなさには ほとほと嫌気がさした。

それは見るにおぞましく 亭主の心の闇を 見せ付けられることになった。
亭主にとっては征服した女の記録のつもりなのだろうが
私には 確たる 不実の証拠 となった。

そのメモによって同時進行に 白髪頭の婆さんの一件と 更には
過去の記念の相手(歴史⑥)が浮かんできたのである。 

まさに三つ巴とはこのこと?

歴史⑧

2005-06-28 16:13:26 | 歴史
かくして本命の不倫相手が露見したわけであるが
まずそれらを読む前に 全てのメールを自分の
パソコンに転送した。
この分では 怪しいのがもっと出てきそうだし。。。

読んでみたらば いつも来るお客。
私ともよくおしゃべりする人だった。

亭主「今度 家内が車を使うので 市内まで送ってくれませんか?」
相手「久しぶりに 夜桜見物でもしましょう」


おいおい デートの約束じゃん?
これはもうお客という域は越えてるな・・ふむ これはあかんで

早速 メールでご挨拶とお断りをしたためた。

「○○さま ○○の家内です。
いつもご贔屓にしていただいてありがとうございます。
     (途中略 )
尚 主人には黙ってメールしておりますのでお含みおきくださいませ。」


女同士で決着をつけたいと丁重にしたつもりだったけど
これって 慇懃無礼かな?
でもその頃はまだ メールとお茶ぐらいだと思ってる大甘ちゃんだった。

義父からの長年の客だからと それなりの応対をしていたのに
その私を ふたりして欺いていたのは 全く知らない相手よりも
罪は深いと思った。  なぜ?  なぜ?
数度催促したら 電報のような返事がきた。

「迷惑をかけ 申し訳ありませんでした。」これだけである。

しかし それだけでは私の疑問は解けなかった。
なぜ こんな事態になったか聞きたかった。
何度メールしても電報のような謝罪文しか来なかった

だからある晩寝入った亭主を叩き起して詰め寄った。
よくも寝ていられるもんだ

寝込みを襲われた亭主は 心構えができていなくてただうろたえていた。
布団に体育座りして 「・・すまなかった」だけでダンマリ。
さぞやパニクっていたのだろうか

「相手の人生を背負っていくつもりなら それでもいいけど」と言った。

しかし亭主の結論は
「そろそろ交際をやめようと思ってた」だった。
そりゃ ほっとしたのは事実である。
じゃ あっちに・・なんていわれた日にゃ目も当てられない。

亭主は翌日 相手に断り状のメールを出した。
しかもその下書きを私に見せたのは 了解を得たつもりなのか?
ここまでデリカシーのない亭主だとは 不可解で不快であった。
しかし お言葉に甘えて 添削  してあげたけど

歴史⑦

2005-06-27 11:18:02 | 歴史
段々と私の扱いが 公私ともにないがしろになってきた。
大事な話もしなくなり すぐに機嫌が悪くなる

その頃 仕事場の改築をしていたが 片付けも手伝わないときた。
自分の実家なのに しかも70年分のゴミいや骨董品
連休に 家族総出で片付けているのに 自分は趣味の会に
行きたいと ゴネた。
趣味は趣味でも 不倫という趣味
経済観念も麻痺してきて ザル状態だし。
まったく家長の意味なしである

そんな中 忘れもしない一昨年のバレンタインデー
セレモニーにはもう縁がなかった我が家だけれど たまにはと
ささやかな宴を整えたのに 亭主から

「あ~ 今夜はちょっと人と会食してくるから」
ふん?急に決まったにしては ちょっと言い訳がましいな。
「ダレと?」
「あ~ 相談に乗ってた○○君・・試験受かったから お祝い」
はぁ~?そんな話 初めて聞いたけど。
「○○君ってダレ?」
「うん? 相談にいろいろ乗ってた・・言ってただろ?」
知らんなぁ・・ ま、いいか
それでも 何か変だと思ってたから
翌朝 朝ごはん食べてる亭主に質問・・・油断してる時に聞くのが一番。

「○○君て 男の子なん?」
「うん?女の人・・・」

へ? お・ん・な・の・ひ・と? 

君じゃなく人だったんかい?


「いくつぐらいの人?」
「・・う~ん ・・35くらい・・・」
これは 一発ケリを入れるべきだと 即 断行。

「こんな田舎町で 一対一で居酒屋でお祝い?
自分で不倫してまんねんって宣伝してるようなもんじゃん!」

あ、大阪出身なんでつい激昂すると ふるさとの訛りが。。。

「そんなじゃないよ」と焦る亭主。
「そんなんもこんなんもない! 
よそ様が見たら そう取られるっちゅう話


急にシュンとした亭主
「・・今度から気をつけます」

これは 今後イヤというほど聞くいいわけの言葉No.1だった。

亭主の態度に不信感を抱いた私は 亭主の留守を待って
仕事場のパソコンをチェック

相手は客で来ていて将来 同じ仕事につきたいと
あれこれと相談していたらしい。

相手にはそんな気はなかったようだが 先生風を吹かしたい亭主には
多少下心があったのは歴然。 
頻繁にその後も何かにつけメールしている
もっとも相手からは 返事は殆どなかったけれどね・・賢い

やれやれと思ったのもつかの間 他はと調べてみると 
不審な苗字だけの相手が。。しかも頻繁な数の 
明らかに男を装ってるけど タイトルが女っぽい

ははん あまいねぇ~~~



歴史⑥

2005-06-27 08:21:56 | 歴史
風強し・・・亭主の機嫌じゃない
天気予報じゃ 一日雨になるとか・・朝から蒸してる。

すっかり忘れてた我が夫婦の歴史=不倫までの道筋
ヒマに明かして 書き出してみたけど
こんなに世間に恥を晒していいものかと ちょっと

しかし 自分の憤怒及び足踏み状態からの脱却には
こういう道も通るのがいいのかなと・・言い訳及び腹いせだわね

ということで歴史⑥の巻

亭主は自分に関心が無くなった嫁を 不審げに見るようになった。
こっちは 何か反応するかなぐらいにしか思わなかったんだけど。
ところが亭主は私に他の男ができたのかと勘ぐったのである

そんな亭主には呆れたけれど そのうち収まるかと。。。
しかし邪推がひどくなっていった。 なして?
こっちは そんな亭主がマジに不可解だったが
やがて 亭主の不倫がバレるに至って 亭主を解剖研究するに
その不可解さが解けていった

亭主の判断基準は すべて自分の経験値からでしか
なかったのである

そもそも 20年前に大手の会社を辞める際に 長年務めてくれた
既婚者のアシストに 「辞める記念に抱かせて」なんて言ってるし
相手も受けたってのは まんざらじゃなかったということか

しかし亭主って 妻の全幅の信頼を 簡単に裏切れる男だったんだ
いかに勤めていた間 頭の中がどうなっていたか 推測できるね。

そんな頭だから 妻が自分に関心を無くしたのはと考えたら 
行き着く先は 自分と同じく不倫しかないと思いついたとしても
不思議ではない
それほど低レベルだからして。

邪推は妄想を生み 被害妄想になって ついには報復を思いつく
これまた 亭主には簡単な不倫だったわけである。
一度はうまく隠しおおせたのだものね この次だって・・である。

年に数度の業界の講習会に 講師として上京していたのが
大いなる隠れ蓑になった
この時の相手が あの白髪頭の出戻り婆さんだったんだね
よりにもよって もそっとマシな若い姉ちゃんならねぇ。
しかし 後腐れの無い相手で亭主の手管じゃ 精一杯だったのね


それさえも年々と逼迫していった我が家の経済危機に陥ってから
カットされることとなり 折角の不倫の口実だったのが あえなく却下
こっちはそんな裏切りを含んだ遠出だったとは思ってもいなかったよ。
それだけでも 磔獄門だわさ

そうしたら今度は 手近の客で済まそうってことか
これまた差し障りの無い 寡婦を選んだのである
しかし家族ぐるみきていた客で これでいかに亭主が後先を
考えない阿呆かわかろうというもの

たぶんバレない自信があったんだろうな・・思惑外れて気の毒だったね。
バレないとタカを括って調子に乗った亭主は 売り上げはくすねるわ
果ては同窓生にまで 手ごろな相手を物色・・しかもこれまた出戻り

そしていつも「まずはメル友から」などと誘いをかけて 
まるで手当たり次第って感じ
まぁ何でも教えるのは得意だし 手のひらで転がす征服感はタマラナイ楽しみ
だったんだろうねぇ。

ところがそんな亭主をこっちが転がす結果になったのである




歴史⑤

2005-06-26 12:10:13 | 歴史
すっかり今までの夫婦の歴史の続きを忘れてた

亭主に義父が亡くなった時に言われた言葉
「アンタの思うようになったな」で 今度は自分救いを
することにした。
何をしても 遣り甲斐がない。子育てもそろそろ終わる。
もし子供らが巣立っていったら 残るのはこの亭主とふたりきり

料理をつくっても褒めることはなく必ず不足を言う。
自慢じゃないが同じ料理を毎日出したことはない。
おでんは別だけど。。。
義母は いつも家族の好物だけを作っていた。

そうそう、この義母も義父の裏切りに遭ったことがあった。 
その頃の話を泣きながら私に話したことがあった。
激ヤセした写真を見たときお産のせいかと思ったが
今なら そうじゃなかったとよくわかる

しかし当時は何十年も経つのにと他人事でしかなかった。
たった一度の裏切りでもこんなに引きずる義母が 
私の立場になったら どうしたろうかと思うことがある。

大してヤセもしない私は 亭主以上にしたたか?

亭主にひどいことを言われてから毎日が空虚で何をする
気力も無かったが 顔には出さなかった。 
出せば負けだと 何故だか思っていた。

そんな時 友人に誘われて趣味を始めた
亭主も人前ではよく何か趣味を見つけろと 言ってたからである。
たぶんそうすれば自分の多趣味もやりやすくなると思ったのだろう。

ところが始めたら 亭主の機嫌が悪くなる一方
その挙句に その会には男がいるからダメだと言う

はぁ~?自分がすぐ女をこしらえたからって
嫁の私もそんな芸当ができると思ってる?
勝手な言い分だね?