ふわふわ

亭主と実母と家族
それは摩訶不思議な関係なり
不倫発覚後の家族たちの日常は如何に?

亭主の失態

2019-01-23 10:18:17 | 独り言

新年も明けて はや二十日余り

今年は なんのアクシデントもなく 無事に正月を迎えた

そして新たに 禁酒を誓う亭主 ???

昨年から区長になってから なし崩しの自己解禁を押し通そうとして 

家族中から 一斉に促され 嫌々誓いの言葉を言わされた

 

当たり前じゃ

 

しかし 頂き物のお酒の5合瓶を手元に置いて 次女の婿

差しつ差されつしながらも ピッチが上がる

すかさず 次女「ちょっと もうええよと瓶を取り上げる

元々卑しいものだから 名残惜し気に瓶を見る亭主

 

家族は 感じた (こりゃぁ 禁酒はまた口先だけやな

 

そして 業界のヨイショの会の新年会が やってきた

 

この会にだけは 亭主の禁酒のことは知らせていない

地元の会だし 亭主の亡き父が立ちあげた会

現会長が ひたすら昔式のヨイショで 酒の接待をするもんで

単純な亭主は ヨイショに弱いので これまたひたすら昇るのだな

その挙句 出来上がった亭主を二次会の席に置いてきぼり

するもんだから 歯止めが効かなくなって 酔いどれが一丁出来上がる

 

いや がないならいいのだが メイワクばかりの酔いどれなのだ

とにかく帰るまでは 今回 何とかたどり着いたようだ

まだ夜中前で ワタシも長女も起きていて固唾をのんで 亭主の

動向に耳を澄ます

余り静かなもんだから 居間から玄関を覗いたら なんと上がり框の

マットの上で 横になっている しかも大事なカバンに敷いて。。

しかもワンコのゲージの前なもんだから ワンコも寝ようとするが

入れないし

 

しばし どうすべかと思案した

ワンコは 取りあえず居間のコタツで寝てよしと言い含め?

酔いが冷めるまで 放置することにして 寝支度していたら

ゴソゴソしだして どうやら一気に自室に上がろうと

もがいて歩いたらしく 階段途中にかけてあるは斜めにかしいでいた

 

しかし ここから真骨頂で 静かに寝ると思いきや

ドスンバタンと 大きな音が響く そして床を叩いてるらしき音も聞こえる

廊下を挟んだ長女からは 「うるさい  起き上がれないでいる?」

と lineで来る

とにかく酔いの勢いで 何をしでかすか判ったもんじゃないので

ドアはしっかり閉めておくようにと注意喚起して

ワタシも寝た・・・って寝られるもんじゃない

一番の心配は 亭主がトイレで階下に下りるときに落ちないかだ

ま、落ちてクビでも折れたら コトは解決するが ケガでもされたら

新年早々 また病院三昧になってしまう

 

30分ぐらい ジタバタしていたが やっと静かになった・・寝たね?

 

安心して寝たが 事件は翌朝に起きた

いつもより遅く起きてきた亭主は 顔も洗わずに そそくさと

仕事場に出かけた

まぁ 朝ごはんは入るまいね

と、長女が下りてきて 言う

「あのさ オヤジの部屋 敷き込みカーペット 何か濡れてるんだけど?

ゲロじゃなさそうだけど お茶かなんかこぼした?」

「ん? お茶は持って上がってないよ」

娘&私「エ~~~~っ?? オシッコ????」

「いやいや 確認はカンベンしてよ 」

「母もイヤじゃな・・・・帰ってくるまで待とう

万一 オシッコでも 時すでに遅しで 拭き取れない

 

亭主のヤツめ 起きた時に見えてたハズ

しかし 昨日の服装で出かけたということは

服は濡れてないってことやね

じゃ やっぱ ペットボトルかなんかかなぁ と

ノンキに構えていた

 

夕方 いつもの時間に帰って来た亭主

こっちは夕飯の準備に追われて すっかり失念していた

で、夕飯の時 フツウに食べている亭主に聞いた

「あんた 部屋が濡れているって聞いたけど なん?」

「え?」と頭をかしげる亭主

ピンときた 気づかないフリで やり過ごそうと 開き直ったか?

「後で 確認して 万一オシッコだったら 始末せんといかんでしょ

「・・・

ムスメが吠えた

「何か知らんけど 自分でしたんなら 自分でしてよ

「・・・

早い夕食を終えて 自室に引き上げた亭主

何も聞こえてこないから 階下から声をかけた

「どうなん?」

「・・・オシッコみたいだね。。。

ハァ~~~~??? それだけかい!

階下から指示する

「濡れたとこ カッターで切り取って捨てて!!」

ゴミ袋を持って 二階に上がったら カッターで切り取っていた

90㎝四方でかなりの量だ 背中を向けているので 気づかれぬよう

携帯でを撮る・・・証拠は大事

ムスメに見せたら 「lineで送って」と言う

しばらくして ムスメからlineが着た

「兄妹でシェアしました え? そういうこと?

ムスメにしたら 言語道断の所業だよね

ムスコから 返信がきた

「70にもなって ナニしてんねん! 

呑まない意志が持てないなら 永久禁酒じゃ  

深酒は百害あって一利なしじゃ!!

穏やかなムスコが 激昂している ムリもない

十年一日 相も変わらない オヤジの醜態に 包丁事件を思い出すのだろう

 

翌日 亭主の部屋を見たら 切り取った所にクッキリ 粗相の跡がある

アルコールの入った尿は クサイと言うから 冬場はともかく

温かい季節になれば 部屋中臭くなるのは必然

その後 平気の平左をしけこむ亭主に 追い打ちをかけた

「今度の休みに 床の掃除してな 夏になったらムシも湧くしね」

「・・・ 表情がこわばる 

 

(そこまでせないかんのか

 

当たり前やがな 自分の不始末は自分でせぇよ