長女と一泊旅行してきた・・・南の方へ
おんな二人だと ごっつ気楽である
曇模様のどんよりした空から カラッと晴れた 真っ青な空へ
キレイな青空
久しぶりの一泊旅行・・しかも飛行機なんで チケット取りから 荷物作りまで
アタフタだらけであった
娘は連日 残業続きで帰宅は いつも夜9時を過ぎる
派遣ではあるが 職場ではどうやら アテにされて この秋も延長されて
時給も上がるらしい
そもそも 産休で休むひとの代理で入ったのだが 会社の仕事量が半端なく増えて
チーム全員が居残り残業禁止なのに残らざるを得なくてなってしまった
景気回復の兆しかもしれないが そんな状態が もうすぐ一年になろうとしている
各々が少しずつ体調を崩し 事務だけのはずの娘も 搬入してくる荷物も
人手がないと 運ばされるハメになり 腕やら腰やらを痛めだした
少なかった時には仕方ないが オトコの仕事を事務職にまでさせるとは・・
もちろん 応援の男子がきたが 腰の悪い 定年間近のオジサンじゃなぁ
そんな中 治療中の虫歯まで 放ったらかしになって痛みだすし
上司まで ほぼ徹夜を余儀なくすることになり 遅れた分の言い訳 謝罪に
奔走したあげく 少しずつ顔色まで悪くなって 上役から 「帰って寝ろ」と言われる始末
娘が代理だった産休のひとも 半年で復帰してきたが かつての自分の机に
娘が座っていて(当然だが) 自分のあてがわれた机にはパソコンもなく
居心地が悪かったようだ
実際 彼女の身になってみれば 居場所がないのは 必要とされてないと
思ってしまうのは 当然だ
そのとばっちりが娘にきた
嫌味の連発で ランチの席までにも及び その言下に『仕事返してよ』を
含んでいるのがよく分かるのだ
娘に言われたってねぇ・・・でも娘は黙って耐えるしかなかった
電話の受け答えや それまでの仕事も 突然全部返しても
彼女には却って酷なことになるし
しかも仕事が半端なく増えていて 一人ではこなせない状況での 残業もある
はっきり言って 会社の対応が間に合ってないのである
チームの事務を今までのひとりから二人にすることも 彼女に伝えてなく
ただ復帰を早くしてくれというのみで 受け皿の用意もしていなかった会社
人手不足で用意が遅れたと言えば それまでだが 組織としての対応マニュアルが
素人目でも お粗末なのが 呆れる
結局 なし崩しに 現場で解決してくれみたく 忙しい上に 彼女への気遣いで
疲れはてた娘は ポツンと言った
「もう 辞めようかな・・・」
オイオイ ここでケツ割りしたって 解決せんやろうが?
そこでグチを聞きつつ 指南を始めた
整理する要点
・チームの事務は 二人体制になったこと
・産休から復帰した彼女には まだ仕事の現状が見えていないこと
・娘が彼女に直接言うのは 火に油である
・上司と派遣会社の担当に 現状を知らせること
・解決するには もう少し時間が要る
・肩身が狭いと卑下しないこと
さすがに顔色が悪くなってきた上司にはすぐには言えず 派遣会社の
担当クンに 今の困った状況を 聞いてもらったようだったが
これまた ただの聞き役だけだから 結局 時間の経過で 様子見ということに
そんな時 疲れのせいか治療途中の虫歯が いよいよアウトになって
歯医者に行くことになって 一日休んだ
もちろん 事務は産休明けの彼女にまかせることに
彼女は喜々として張り切ったらしいが そのせいでやっと現状が見えたらしい
ひとりじゃ ムリ~~~~~だってば
それから チームが 悟ったことは
『出来んもんは出来んのんじゃ』
開き直ったみんなは 仕事はするが しんどい時は 半ドンでもいいから
有休とろうと 調整を始めた
そう自分の身は自分で守らんとねぇ
それでお互いのコミニュケーションも 取れて譲り合いができるようになった
事務も それを機に 少しずつ彼女に返すことにしたら 全部は要らんと
半分しか受け取らなかったそうな
結局 7年も勤めている彼女ですら こなせる量ではなかったと悟ったようだ
当然 机もそのまま 娘が引き続き使うことになり 電話の取次も娘だとか
みんなが 大人の対応だったから 一応おさまったようなものである
今回のことは 妹娘にも通じることだった
兄孫の時に ゆっくり産休 育休をとって 復帰してみたら
娘の居場所がなかったのだ
不景気もあって 人員を減らすからと 元の仕事には戻れなかったのだ
仕方なく別の部門に回されたが 時間の融通がきくことで納得はしたものの
まるでパート扱いで しかも品物の配送・・・オトコの担当だった仕事
おまけに 時間の融通なんて 近場ならともかく 往復に一時間を越えることも
ザラだったことで 子供が熱を出してもすぐには駆けつけられない有様だった
何度か上司に談判したが 結局埒があかなかった
しかし よくしたもので 娘の体調が崩れたことで 荷物の配送は不的確だと
診断書ができて 元の職場に戻れた
それでも 新たにあてがわれた机で 電話番だった
まさに今回の長女の産休明けの彼女と同じ状態である
でも 気心知れた同僚たちと 重たい荷物も運ばず 一日を過ごせることは
娘にはありがたかった
そんなことで 二度目の産休明けは 保育園との絡みもあって 3ヶ月で復帰と
いうことになったのだ
妹娘と 産休明けの彼女 どちらの思いもよくわかるので 長女も彼女に
妹の話もしたりで 大人の対応できたようだ
どこに行っても 職場の人間関係が スムーズに行けばラッキーである
ということで 骨休めの一泊旅行と相成ったワケである
亭主はというと 勉強会仲間との 恒例の講座を開くにあったての
前夜祭なるものがあって お泊りなんで ワンダフルディーとなった
お互い 鬼の居ぬ間の 命の洗濯ですがな
旅行先ではレンタカーを借りて ウロウロした
ハイビスカス
失敗もあった
この娘もどちらかというと 人の話は聞かない方で 確かこっちだよと
言うワタシの話も聞かず
結果 ムダに歩かされることが多かった
さすがに炎天下の坂道を往復させられた時には 温厚な(?)ワタシもキレた
確か いつぞやの旅行の時も 坂道をムダに歩かされたっけ
途中で ウ~~ム 思い出したぞ この感じは前もあったよな
人の話を聞け~~~~っ
歌の文句にあったっけかな?
もうひとつ カーナビで 意気揚々とホテルについて フロントで手続きするものの
「お客様 お名前がありませんが・・・」
はい? なんで? 泊まれんがな?
隣りあうように建っている違うホテルに入ったのだった
娘が 「ここ」というから 信じたのにさ
娘が言うには 「お母さんも 疑わなかったやん」ですと
ワタシのせいか?
そんなことが数度となくあって 娘も ようやく 聞く耳を持ったけど
もう二度と連れてこないよと 心の中で誓ったものだった
ホテルからの眺望
でも ピーカンの空と海のキレイさには脱帽
朝風呂に入って 海を眺めながら マッサージ(ヒトではなく椅子だが)
してる自分たちに 思わず 贅沢やね?と ニタニタ・・・ビンボくさいうちらやな
いやいや 疲れた足には ヒトでも機械でも 気持ちいいもんだ
美味しいものも食べたし 行きたかったところにも行った
孫たちへの お土産や 亭主へのお土産も買った
娘と帰路についてから 話したことだった
うちらには一泊で充分やな・・・
また どっかレンタカーで行けるとこ行こか