ふわふわ

亭主と実母と家族
それは摩訶不思議な関係なり
不倫発覚後の家族たちの日常は如何に?

その後の亭主

2009-02-27 17:09:05 | 不遜
ひとつ山越え ふたつ山越え~~ 

(って 唄かたとえってあったっけ?

亭主のキゲンは またまた急降下しては また急上昇~~~
よく疲れないもんだね?
そしてまたも休日前の夜に 亭主が言い放った


「明日予定ないなら山行ってもいいかな?」


あんたを必要とする予定なんぞないけれどね
聞かれると ないとは言いたくなくなる



しかも一応 疑問文ではあるが 亭主の場合宣言を意味する



少々厚かましくはないか? 少々?いいや かなり



ネコの一件以来 急上昇したキゲンは 山行きへの助走につながり
それが 2週も続くとなれば ワタシどころか子供や母までも 
不信感を倍増させるには十分である


後日そのことを知ったは ワタシに問うた

「まさか オンナが一緒やったんちゃうやろね?」

え~~~っ?? まだ疑う?

「当たり前やがな ロクなことしてこなかったんやもの
あんなもん わかれへんって




あんなもんとは 亭主のことである


はぁ~~ ごもっともですがアンタが怒る立場では・・・


しかし 片やは 父親の山行きたい宣言に ワタシが答える前に
速攻で答えたのだ

「ふ~~ん 2週も続けて山に行くのは なんかまたあるのん?」 

ひぇ~~

「・・・・・・・・・・・・」 亭主は即 聞こえないフリにチャンネルを切り替えた 



息子も娘も そんな父親の変貌振りを目の当たりにして
あっけにとられていた
ワタシには常時茶飯事なことだけどね
キミらにも 父親の正体が見えたね
あ~息子は包丁事件のときにわかったっけね


ワタシが答える気力も失せて黙っていると 
食卓の雰囲気は一気に冷たくなった
テレビだけが賑やかである


程なくして食べ終えた亭主は 黙って自室にフェイドアウト
内心は してやったりか?

オレを怒らせた=GOサインだもんね
果たして寝るころには 家族の反対などなかったかのように 
ワタシに言う


「(焼)海苔ある?」 どうやら山のランチは手作りおにぎりで済ませたいらしい
・・って握れるん? 見たことないがねぇ
「はぁ?・・・切らしてる 買うの忘れてるの ホントだから仕方ない


信じない亭主は 冷蔵庫を開けて確認するも 見つからない・・当然やろ 
いつも コンビニで買ってるクセに ナニを今さら?
ささやかに節約してるとアピールしてるのか? 


それで改めて山行き宣言したつもりなのである
さすがに 「カネ置いといて」とは言わなかったところが 最大級の謙虚さかも


しかし なんともはや カエルの面になんとかって 
こんなに身近にあったのね?



明けて休日の朝 
亭主はノンビリ用意しても家族は起きてこないだろうと思ったのか
まだ日が昇らないうちから ゴソゴソと動き回っている


こちらは娘が休日出勤なので いつもの時間に起きたワタシは 
ぼんやりとベッドに腰掛けて見るでもなく廊下を眺めていたら 
半開きのドアから見える亭主に 一気に目が覚めた
亭主は暗い中 廊下の灯りもつけずヘッドランプを頭に頂いて
ウロウロしていたのである


うぉっ 久々の八つ墓村やがな~~



もう山に登ってる気分なんか?
・・・電池減るから はよ消さんかいな・・なんてね


亭主は思いがけない嫁の起床に ちょっと慌てたようで 
アタフタと荷物をクルマに積み込むなり 出かけていった


・・オォ~~イ挨拶はぁ?

つい胸の中でポツリ

(今日は午後から雨だから 遭難しないように~~)


亭主は雨に祟られたのか 早い帰館となった
手には 藪椿が一輪・・・みやげだとモゴモゴ言うが ありがたメイワクなんだよね


その花ってかつて不倫メールの話題によく出てきてたからである
それが 自分では判っていないのか 気の利かなさの暴露にもなって 
甚だ不愉快なんだよねぇ


しかも 自分でコップに挿してみようと試みているのに
花が重すぎて納まらない
仕方ないから 亭主がフェイドアウトした後に 葉を一枚むしって 
小さな剣山にグッサリと刺したら・・・納まった


ならば 飾ってしんぜようぞよ


程なく下りてきた亭主 マジマジと花の根元を見て 
「あぁ~剣山ねぇ~」感心且つこんなもんかといった様子
明らかに上から目線なのだが その歳で気づかない哀しさよ


ワタシがキライな花だってことも 思い出せよ
悲しいことに翌日には 色褪せてしまって 数日の命だった


野に咲く花は野に置いてこそ 生き生きとするものなりって
なんかで読んだ気がする
野に咲くものを やたら摘んではいけないってことやねぇ 
これ教訓なり~~ 南~無~~



自宅でとっている某紙の人生欄をたまに読むことがある
この前の相談は まだ三十路の女性からで 亭主の不倫のことだった


ふむふむと読み進めば なんとこの亭主 
相手は家族ぐるみで付き合っていた女性で
相談者も親しくしていた相手だったとか
しかもかなりの期間 ふたりして嫁を欺いていたらしい
あまりの仕打ちに 嫁は悪夢まで見るようになってしまっていて
そんな亭主にどう対処していいのかと悩んでいると。。。



う~~む かつてのワタシを見るような話である
しかし 気がついたのが早いのがいいのか悪いのか判らないが
土下座して泣いて謝ったって こんなことが出来る亭主は 
いずれまたやらかすのは目に見えている・・・経験からの推測


偉い先生の回答は 的を射ていた
大雑把にまとめると


「あなたの立場を踏みにじるような非道なことが出来るご主人に
自分に非があるかのような考えは まったく必要なく 
軽蔑する態度で接するのがよろしい
土下座して謝る態度はいいとしても 今後反省するかは 疑問であるので
あなたの苦悩を理解し どうしたらよいかを一生懸命に考えてもらうのが
公平で最低水準の取るべき態度で それが見られない場合は夫婦を
続けるべきか考え直すべきでしょう」


まったくワタシがず~~っと言い続けてきたことと
同じなのでビックリである
そうそう これが常人の考えである


気がつくのが遅かったワタシには経済的に自立するのは出来ないが
軽蔑しながらの同居は 妥当なことだったと改めて確信できた


はたして信じるにふさわしく 亭主は更生したか否や
まぁ~~~~~ったく してないな が 正解である
なぜかは また後日談にて。。。 



そして ことの顛末

2009-02-21 10:39:59 | 分析
亭主は 出かけた日に帰ってからも キゲンがよかった


どうしたら こう上キゲンでいられる?
こういうときは いつもナニか含むところが多かったよな?

それともただの モラっ気発揮ってか?
すでに 玄関でのやりとりは忘れ去っている模様・・モラの特質
(都合の悪いことは すぐに忘れる・・・記憶喪失か



いつもなら帰っても 黙ってお茶をマイカップに注いで 
そのまま「お休みぃ~~」と 
妙な上から目線で言いつつ フェイドアウトするのが常

ただの虚勢である・・負け犬の遠吠えに似ている


なのに その夜はナゼか ワタシに話しかけた


「今日行ったとこの○○クンとこさ ネコいるんだよ
毛足の長くて デブなんだよ」

「・・・フ~ン。。。」  真意が判らないときは黙るに限る
「ガソリン入れといた・・」


そこで会話は終了・・・


だから なんなん?
デブって ワタシへのあてつけか?
それともちっとは 飼い主の気持ちでも判ったん?
ガソリンだって なんで中途半端な時期に入れる?
支払いが待ってるんだから 使わない分は返してほしい
 


たかがネコごときというが 亭主の場合 一事が万事である
亭主の深層心理には ひとを思いやる要素がないから
そんな微妙な情的な機微はわかるわけもないのは 重々承知・・だが。。



なんかねぇ・・・???


しかし その上キゲンは さらに上がったのである
翌朝 仕事場に行ったら が待っていた
・・いや 待ち構えていた



「外の掃除してたらな 裏の○○さんて言うお婆さんが来てな
ネコの飼い主やってん
ダレかに聞いたって言うてはったよ
 




そういえば帰り際に駐車場のお隣のおばさんと 少し立ち話をしたのだ
そのときに ネコのことを尋ねてみたのだ
そして伝言もお願いしておいた
「たぶん このあたりのネコだと思うので 探してる人がいたら 
引き取ってもらったと教えてあげてほしい」



お婆さんの話では 2.3日前から帰ってこなくて探していたらしい
特徴を聞いたら やっぱりで 引き取る算段のことを話したら
涙ながらに感謝していた 

夕方になって わざわざ お礼の品まで持ってきたので
却って恐縮した次第だった


見てごらん
情をかけたら その分情が返ってくるんだよ
得をしたからって? そうじゃないよ!
人徳を 積んだってことなんだよ




アンタに一番欠けてるものさ
でも やっぱり学習どころか 判ってないんだろうねぇ




そして休日の前夜 夕飯時に 亭主が言った


「明日さ 臨時総会の予定だったけどなくなったから 山に行っていいかな?


やっぱり。。。
お陰で 上キゲンの理由がわかったよ



月初めに毎月のスケジュールを出してもらうことにしている
今月も決算書を出す前に言った 
亭主は言わないと出さない
今回もそうしたら なんとアゴでカレンダーを指して言った


「書いてある」


なんですとぉ~? そうはいかんのさ



「書いてあっても いちいち見ないんだから 紙に書いてちょうだい


亭主は渋々書いてよこしたが またまた着き返してやった


「要る金額も書いといてくれないと」

亭主はひったくるようにした紙を前に 口を食いしばって見つめる


毎度同じことを繰り返して 反旗を翻してるつもりだろうけど
そんなことで ナニかが変わるん?
ますます 自分のクビ絞めるだけやろが?



そんなスケジュールの中に 書かれた『臨時総会』の文字
会場の名前も詳細も書かれていないのが 気になっていたが
これで合点がいった


遊びのおさえだったんだねぇ
先だっての勉強会から帰ってからの 上キゲンも
その前フリだったんだね
入れなくてもいいガソリンなんぞ入れたのも 山行きのためだと


なんだろうね こうやって 些細なところでの
ジャブ的な応酬を繰り返すのは?



まだまだ 信用なんて言葉は アンタには程遠い言葉やな




ひと悶着 その3

2009-02-14 10:39:46 | バトル
ネコのことで 我が家は珍しく殺気立ってしまった

最近では 大抵のことでは関与しないことに決めていたから
しかし ガマンできない時は意見は言うべきだと思う


玄関での悶着があった後 気になって
仕事場に居住しているに電話した


「パパがね ネコの屍骸を生ゴミと一緒に出すって言ってんだけど
もう出してしまったん?」


「あぁ~ それでか? なんやネコの死んだのをなんとかかんとかって
言うてたけど『 今日はゴミ出しません』って言うたから 出してないよ」


やれやれ しかし油断は禁物
ネコの屍骸だけを袋に入れて出すってこともあり得るし
仕事場に着いて すぐにゴミの集積所を覗いてみたが 
それらしき袋はない


チッ ヤツは今度のゴミ出しの日まで 置いてるつもりだね


案の定 裏庭のトイレのそばに新聞で包んでヒモでぐるぐる巻きにされた
それらしきものがあった
しかもが照ってるところにである



オーマイガッ じゃん



大いにムカついたワタシは さっそくに電話した
そうしたら 「屍骸があった場所(国道 県道 私道)によって
管轄が違います」
 ときた



なぁ~~にぃい~~~っ である 



「・・・たぶん○○になると思います」 こらえて こらえて 平常心じゃ
「じゃ ●●が担当局になりますから そちらへ・・・」

で、また掛けなおす 
(こんどタライ回しにしたら 訴えてやるから)みたいな勢いで
すると 意外やすんなり引き取りに行きますってさ
しかも 「先ほど電話いただいたところですね」 ですと


???


母が掛けたのかと思いきや 亭主のヤツだったのだ
お客が ひとしきり退いたあと いつもは知らん顔してるのに
声をかけてきた


「市に電話したら 取りに来てくれるって」なにやら得意気・・?
「あら そう? ワタシも今電話したの そしたら 
どっかに回ってから こっちに来るって
・・・ゴミに出さなくて よかったね。。。
 
「・・・・別の課じゃ『ゴミで結構』だって言ってた 
『死ねばゴミです』だって」





まだ言うか!!



いかにも 始めから市に電話するハズだったと言わんばかり
それっていったいナン???
たぶんに言われたからだね 
そうでなかったら とっくに生ゴミと一緒に出してただろう?
以前のように? 


この変わり身の速さが キゲンの変わる速さなのである
おそらく これでまた一気に亭主のキゲンレベルが 最強悪になるやと
思われたが意外や 軟化したのである・・・キショイ


程なくして 市の担当がやってきて 裏に案内したら
亭主も着いてきた・・ヒマなん

担当のひとが 新聞紙に包んであったのを見て


「やぁ ちゃんと包んでもらってたんですね」



亭主はニコニコである
まさかゴミの中に入れるつもりで包んだとは言えないよな
そしてスイッチが入る・・お利口モードやな
これでオレの株は上がったな・・これって例のモラ心理
で、ワタシが聞いてみた

「動物の屍骸って どこに言えばいいんですかね?」
「市によって違うようですが こうしてうちに電話してくだされば
引き取りにきますよ」


すると亭主が口をはさんだ

「別の課に電話したら
『死ねばゴミですから一般のゴミと一緒で結構です』

と言われました」




ほぉ~?まるでその言い方は オレは反対なんだと聞こえるが?
違うんかぁ?? もしもし~~?
 




こうして すったもんだの一日が過ぎて その夜は
亭主の出かける日だった
この数日の亭主の様子から 今日の顛末もあって 
さぞやダンマリのまま 食べ散らかして行くのかと思ったら 
饒舌になって キゲンがよい


そりゃぁ 母や市のひとから賞賛された・・もんね?
フン 相変わらずヨイショに弱いオトコだねぇ
そうなら 始めっから 「ゴミに出す」などと言わないで 
素直に賛成しときゃ よかったのさ
まぁどうせ帰ってくるまでの期限つきのキゲンやろ・・・ダジャレか


ところがそのまま続行中なのである 
そしてまた 違う展開が続くのである 




なんかねぇ キショイんじゃが~~~







ひと悶着 その2

2009-02-13 16:00:39 | バトル
以前飼っていたネコは♂で やたら外に出かけては 近所のネコたち
戦う日々だった
一度などは どうも事故にあったらしく 二週間も帰ってこなくて 
諦めかけていたら びっこ引き引き帰ってきたことがある



前足が くの字になって固まっていたから 骨折したのだ
すぐに病院に連れていっって手術したが 完治はせず
少し曲がったまんまだった


その時ドクターは言った

「このネコ ピアノ弾きますか?」
「はぁ?・・・弾きませんけど?」なして?
「じゃ もう日にちが経って固まってるから 
まっすぐにはなりませんけど いいですね?」



なぁ~んだ 冗談だったのか ビックリした
冗談言いそうなドクターじゃなかったから
けど ケンカするのには支障のないくらいには
してやりたいな


その時も 亭主は決して安くはない手術代に反対だったが強行した
今でも それでよかったと悔いはない
だって家族だから・・・



そのネコはその後 残念ながら 野犬に追われて
命を落とした
探しまっわて 近所を聞いて歩いたら 屍骸を見つけた人が保健所に
引き取ってもらったよと話してくれた
ゴミに出されなくてよかった。。。



後日談があって 人間でいうなら四十九日を過ぎたころ そのネコが
やってきたのである?
たまに昼寝中に金縛りとやらに なることはあったが 疲れと昼寝のせいだと
思っていて 怖くもなんともなかった
しかし 夜になったことはなかったので その時は怖くなった
しかも まだ枕元のスタンドは点いていたから 寝入りばなだった



カラダが動かなくなったと思ったら なんと足元から 
ナニかが上がってくる気配がする!
一歩ずつ重くなってきて このままだと見えるのは確実じゃんと
初めて恐怖を覚えた・・・見たくない



しかも目を閉じたいのに閉じられないときたから 心臓はもうバックンバックンである
胸まで それが上がってきて もう アカンと思った瞬間 重かったものは
溶けたようになくなり その代わり 首から肩先にフワ~っと毛の感触が・・・



途端に悟った
あ、あの子が別れの挨拶に来たんやわ



普段から そのネコはワタシの肩先で丸くなって寝るのが常だったのだ
そして最後を看取ることもなく亡くなってしまったから 
気になっていたし・・・
もちろん只の思い込みなのかも知れないが
後にも先にも こんなことは初めてだった




動物を飼うというのは そこまで愛し 家族だと思っているのだ 
なのに 亭主ときたら そんなワタシを逆撫でするように
こともなげに 無神経にも「死ねばゴミ」だと言い放ったのだった



そりゃ 市の担当局が引き取ってくれても その先はたぶん・・・・
それでも飼い主の身になって考えれば 生ゴミと一緒にされたら悲しいだろう
我が家にだって ネコやイヌがいるではないか
いくらなつかなくたって 家族の一員であることには変わらない



そういう心情を理解し得ない亭主の 情緒の不成育さを 改めて感じるのは
意地悪だろうか


あの鬼母である老母ですら 亭主が生ゴミと一緒に出すと言ったら
やんわりと「保健所にでも電話したらどないですのん?」と言ったらしい


息子も娘も あの老母ですら 同じくネコの屍骸=ゴミではない
判断したのだ
娘に至ってはネコを溺愛しているせいか そんな父親の反応に激しく非難轟々だった
亭主が 目の前にいなくてよかったよ



ひとはそれぞれに価値観や思いがあるが 家族でこんなにも違うのは不幸である



亭主よ やっぱりアンタとは 相容れない仲になってしもうたね
そんなアンタに気づかなかった ワタシが悪いのかねぇ。。。




いんや!! 悪いのは やっぱりアンタやな! 
家族に戻れないのは 自業自得でっせ!!
 











 

ひと悶着 その1

2009-02-13 15:12:06 | バトル
しかし 話題に事欠かない亭主だことよ
ことの原因は ネコの屍骸だった


仕事場の駐車場の出入り口に 横たわる小さな影に気づいたのは
午後に帰る時だった


朝には気づかなかったのに まるでダレかがそっと置いたように
出入り口きわの草の上に横たわっていた
車の往来の激しいところだから 事故にあったらしい


見れば首輪をしているから飼い猫のようだ
目だった傷もなく ただ毛が濡れていたので 夜のうちだったのかも


うちにもネコがいる  
野良猫あがりだが 縁あって我が家のネコになった
ノラ故か 未だに我が家のオトコどもには気を許さない
亭主などは 未だ触ったこともないくらい近づけないでいる
そして 名前も呼んだこともなく ただ「ネコ」としか言わない
なつかないせいだと思われる・・・人もネコも 同じ扱いやねんな


イヌもいるが 以前は名前を認知されることなくきていた
それが最近は名前を呼んでは 駆けてくるイヌを 撫で回している
イヌ故に どんな人にもシッポを振るので
ランク(イヌの脳内格付け)が最下位の亭主とて遊んでくれさえすれば 
いいらしい 


でも朝のお見送りは 呼ばれないかぎり しない
他の家族のときは いそいそ着いてくるから 
これは拍手もんである



そういうことで 飼い猫がいなくなって心配している家が
あると思うと気になった
しかし お客の車が出入りするから 
いつまでも放ってはおけないしで、翌朝 亭主に言った


「お客が来る前に まだ屍骸があるなら 市の方にでも電話して
引き取りに来てもらって」


探し回っている飼い主が ひょっとして引き取ったかも知れないし・・・
ところが亭主の返事に そんな感傷は吹き飛んだ


「うん? ゴミに出せばいいだろ?」 
しかも廊下にフェイドアウトしながらである


「はぁ~~~~っ?????」 
なんだって?? ゴミってか?


耳を疑うような言葉にあっけにとられていたら 
廊下の先からこだまが返ってきた



「はぁ~~~~っ?!!!」 
亭主の得意なオウム返しである


なにを驚くことがあるのかと言いたいのだ
だから玄関にいる亭主に 問うた


「なんでよ?ネコの屍骸はゴミなん?」
たぶん すごい形相だったかも


うちにだって可愛がっているネコがいるのに 
そういう発想はどこから来るんじゃ!!
どの口が言うねん! 
この入れ歯口が言うのか!!



しかし亭主も負けてはいなかった

「この間は ゴミに出したから・・

・・・・あ、 そういえば。。。。


いんや あれは明らかにノラで 引き取り手もなく 
夕方も遅くてどこにも電話できなかったからじゃん
しかも翌日に 市の方に電話でもするのかと思ったら 
ワタシが着いたときには なんとすでにゴミ
出してしまってたのだ


腹は立ったが いかんせんノラだから 仕方ないかと
思ったことだった
しかし聞けば 市の環境整備課の答えは 
「死ねばゴミですからゴミで出されて結構」だった・・・ショック
今回は 別の課の対応で 回収いたしますとの答えだった


これってなんだろうか


今やペットブームで 癒しのアイテムにもなっている動物たち
動物用の霊園まであるというから 人間の思い入れの大きいのがわかる
しかしノラと飼い猫の違いで こうも扱いも変わるのか


しかも 中には飼い猫であっても死ぬと市に電話してきて
引き取ってくれと言うもいるとか・・・
さまざまである


以前飼っていたネコのことを 思い出した(その2へ)





如月

2009-02-11 16:47:18 | 独り言
ジタバタと 小さな商いの年度末の仕事をしていたら 月が替わってしまった


しかし この亭主って やっぱり ようワカランのぉ


この数日間 メマイを覚えるくらい クルクルと変わるキゲン
おまけに 大好きな酒も 控えている・・・模様
おそらく 氷河期の我が家の経済状況が やっと身に染みているらしい


だから なんなん? 


どう転んでも おあしが降ってくるわけじゃないんだから
そこは デンと落ち着いてやね 笑い飛ばすぐらいの根性で・・・
うん そんな根性がありゃ 今頃笑って暮らせてるか。。。


多少の苦労は 夫婦仲がいいのなら分けて持って半分に出来る
しかし うちの場合は 全部ワタシに丸投げなんだな
しかも うまくクリアできりゃオレの手柄にしてやるさ という不遜つき



たぶん現実逃避をしたくても出来ないところに追い込まれてる?
いや それはけっこう 上々ではないか・・・と言いたいが
亭主の場合は いっそう卑屈になって 一触即発のキブン



まぁ 一種のヒステリーとも言うな



アンタ そんなんじゃ お客もコワがるってば・・・落ち着けよ
で、 そのイライラをぶつける対象がワタシってことらしい


ふたりっきりになると まったく スイッチがオフに入ったように 
徹底無視なのだ
そのくせ 作ったランチは 顔をしかめながらパクついている


オレは 日々困難な経済状況に立ち向かっているのだってか


ふん 厚かましいったらありゃしない
ポーズだけなら ダレでもできるがな


もうすぐ還暦を迎えようというオトコが オロオロしているのを
悟られまいと 必死の抵抗しているようだが 今更 遅いわな
今まで そういう場面に出くわしていないから ノウハウがワカランときた
しかしプライドがあるから こちらにもう振れないしね?


それすら今までのようにはいかない 強くなった嫁だから
始末が悪いらしい



まぁしかしこの数年 やたらワタシを悪者扱いして 
諸悪の根源は みなワタシにある
嘯いていた責任転嫁のツケが 巡ってきただけですやん


ひとつひとつ モグラ叩きの要領で 亭主の屁理屈をつぶしてきた
窮鼠ネコをかむのたとえのように 追い詰めてしまってはいけないと情を
かけてきたところもあったが すべて裏目に出てしまって
なおさらのように ワタシへの責任転嫁をやめなかった


そう 窮鼠ネコをかみっぱなしだったのだ


ひととしてやってはけないってことがあると思うが
そのセオリーは 亭主にはあてはまらなかったようだ
今更ながらに どこまでも救いようのない亭主に 
すでに見限ってはいても いかんせん 毎日イヤでも顔を合わせる



実にうっとうしい



ある程度の線引きはしていても まるっきり関知せずってワケには
いかない哀しさよ


先だって話をしているときに マジマジと亭主の顔を眺めてみたら 
なんとブサイク
かつては 「紅顔の美少年」のごとくの 顔立ちはいずこ??(恋は盲目
今や「厚顔のブ老年」と相成った


いやはや 『生きざま』って大事だよねぇ


ワタシ? う~ん まだ化ければなんとか・・・ね? 
ハハハ すでに化けてるか?



いざ この上は 狐と狸の化かしあい 
       あとは野となれ山となれってか・・・