ふわふわ

亭主と実母と家族
それは摩訶不思議な関係なり
不倫発覚後の家族たちの日常は如何に?

今年の考察

2015-12-06 10:55:16 | 分析

いよいよ今年も一か月を切った

やがて来る お正月のことが気になる時期である

そして亭主も あれ以来 すでに気持ちはリセットして

恒例の忘年会シーズン到来に 意気が上がている

 

その前に 孫守りがあって風邪っぴきの五才の孫

一日預かることになったことも 家族復帰へ拍車がっかったよう

亭主以外はそんな亭主を 冷静に観察中ではある

 

懲りないオトコだよねぇ

まぁた なんかしでかすから見ててごらんよ

 

孫の前では 亭主をムシするわけにはいかないので

仕方なく フツウに受け答えし 時には ヨイショまがいなことも

して 座を盛り上げたりもする

胸の中では『フン バカたれが。。』とつぶやいてはいる

 

無事に孫守りができたと自負してか 家族ごっこに邁進する亭主

夕飯後には 以前にはお茶を持って即刻 自室に引き上げていたクセに

やたら テレビ前に陣取って ワンコが甘えてきても知らん顔で

テレビに見入ってるフリをする

この時点で 気色が悪い...

まだ食事中の ムスメとワタシは落ち着かない

いつまでも ワンコに 気づかないフリ

ムスメ「お父さん ○○(ワンコ)が撫でてって言ってるよ

見入ってるフリの亭主は それも聞こえないフリをする

 

うちは狭いんだから 聞こえないことないやろ 

まったく 意味がワカラン

 

仕方ないから ワタシが言う

「ねぇ 聞こえてるのん?・・・ちょっと?」

これぐらいで初めて気づくフリ

 ますます ムカつく・・舐めたら しばくで。。。

 

 ※多少の暴言は ご容赦を・・・

 

「ワンコ さっきからクンクンて目の前で言うてるよ?」

そこで初めて 目の前のワンコに気づいた・・これもフリ

で、テレビを見ながら ナデナデしている 気が入ってないのは歴然

犬も哀しげである・・・アテにならないワン

 

ったく 家族ごっこ演じたからって そんなじゃ ちっとも

面白くないだろうにね

一方的にリセットされても がないんじゃ認められないし

一向に変わり映えのないんじゃ いちいち付き合うのも 苦痛である

 

そんな日が続いたところで いよいよ忘年会の1回目がきた

業界の仲間うちの勉強会だから 遊びの延長である

ムカつきはするが 駅までクルマで送る

車内はシンとして会話もなく 駅に着いた

 

スンナリ早目に帰ってくれば 多少は反省してると思えるが

先に寝床に入ったムスメとワタシは 亭主がいつ

帰宅したのか覚えがなかった

 

きっと 余程静かに帰ってきたらしい

しかし 朝からトイレの往復がはなはだしく

食事もいらないという

家じゃ お酒はご法度なんで きっと卑しく呑んだらしい

まぁ 暴れなかっただけでも めっけもんかね

 

数日空けて 今度は趣味の会の忘年会

これも 近場だったのでクルマで送るが 車内で訓示を垂れた

「この前みたいな呑み方じゃなく 楽しいお酒の飲み方

しなさいよ もう四捨五入したら70なんやからさ・・・

黙って頷くのは ただ逆らうとクルマから放り出されると危惧したせい?

そのせいかどうか 早い帰りに 拍子抜けしたが

忘年会は まだあったのである

 

本命の業界の忘年会 ヨイショの会である

たいてい へべれけになって いつぞやはカバンをどっかに捨てたか

置いたかワカランが 警察から預かってますと連絡がきたこともある

そうそう その時 入れ歯も無くしたんだった・・チッ いらぬ出費だったわい

 

しかし 今度は大丈夫かと思いきや 夜中過ぎにピンポンラッシュ

とっくに寝ていたワタシは 「カギも開けられへんのかと毒づきながら

玄関に出れば ご近所の方がふたりいた

???

ひとりは 息子の同級生 ひとりはムスメの同級生の婿殿で

「あのぉ オジサン(亭主)がそこの道路で寝てて 起こしても

言うこと聞かないんで どうしたらええですか?

 

アッチャ~~~~とうとう 近隣にメイワクまでかける始末やないか

 

即刻 クルマを出して出れば 先ほどのふたりを相手に 暴れてる

たぶん オレにサワルなと言いたいんだろうが 

なんせ フラフラな足元でウロウロ

あんちゃん二人は 道路に出ないよう両手広げて 通せんぼしてた

 

クルマは通らないけれど 反対側には用水路があるからねぇ

数年前に 近所のオジサンが お正月に 酔っぱらって落ちて

ご遺体で発見されたことがある現場

あんちゃんたちが心配するのも当然か

そのうちの一人の方のじっちゃんも いつだったか

トラクターごと落っこちて入院したこともあった

 

しかもしかも その二人はムスコの消防団仲間でもあるし

あ~~あ これでムスコの顔も 丸つぶれじゃな

 

とにもかくにも 二人にクルマの後部座席に押し込んでもらって

帰宅したのはいいが すっかり安心したのか 動かない亭主

降りてよとドアを開けたら ドアに持たれてたらしく

いきなり 頭から地面にもんどり落ちた

とっさなのか かろうじて両腕で着地したようだが 頭打ったかも

しかし両脚はまだクルマの中で どうにも引き出せないらしく そのまま

斜めになってるのに寝ようとするから ムカつき度はマックス

 

ムスメは冷たく「ワザとじゃないの?と言う

夜中に 叩き起こされりゃ キゲンも悪くなるというもの

 

それを聞きながら動かない亭主の襟首を両手で つかんで 

渾身のチカラで 思いっきり引っ張ってみた

人間 怒るとチカラが出るもんだね

ようやく 両脚もカーポートのコンクリートに着地した

 

お陰で こっちもそこでチカラが消滅した

亭主はそのまま寝そべっている

 

ムスメと思案したが とりあえずクルマを移動させてからということで

邪魔な亭主を 両腕を片っ方ずつムスメとつかんで 引きずる

だって クルマで轢いちゃ 大変だからね

しかし 正体なくしたオヤジの重いこと しかもコンクリの上じゃ

50センチが限度だった

ちょうど門の前である

横たわる亭主を眺めつつ 深夜だがムスコに電話した

「これこれしかじかで ○○(ムスメ)と二人じゃ家の中まで

運べないんだよね このまま酔いが冷めるまで放って置くかな?

ムスコの返事は早かった

「放置してよし!!」

 

何度となく 意見しても この体たらくだから 今度は

ムスコもあきれ果てたようだった

 

亭主はおぼろげに 待てど ダレも助けないと感じたようで 

ようやく四つん這いになった・・・ら 財布がおちた 

すると拾ったら 今度は小銭がジャラジャラとこぼれた

薄暗い中で ひとつずつつまんでは 手のひらにのせる亭主

オヤオヤ お金だけは酔ってても わかるんか

 

仕方ないから懐中電灯で照らしてやるが おぼつかないんで

横から サッサと拾って手のひらに載せてやった

それでも ジ~~っと手のひらを眺めるだけなんで

「ハイハイ 財布預かっとくから 家に入ろうか?」

猫なで声で 誘導する その間に ムスメに財布を渡して

財布の中に挟んでいた茶封筒は抜いておいてと指図

ついでに 財布の中のお札もいただいといて

 

なんせ 『オマエからカネをもらいたくない!』と豪語してた通り

ヘソクリから今日の呑み分は賄ったようだから

元は こちらが頂きゃなきゃならない金子だからね

おつりはちゃんと家計に戻させていただきます

 

亭主はブジに 自力でたどりついて 玄関の上り口の

玄関マット(大き目)にブジ着地した そしてそのまま

ご就寝になられた

靴も履いたまんまだが この際構わない 下手に脱がそうとするなら

いつぞやの二の舞で 暴れださないとも限らないから

君子危うきに近寄らずである

足が時々 ワンコの小屋に当たるが 起きてるハズのワンコも

防寒用に覆ってる段ボールと毛布の囲いの向こうで

ワンともクンとも言わないのは 長年の習いのようだ

 

犬でさえ かように学習するのにねぇ。。。

 


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