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老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

橋下氏に関する週刊朝日の記事

2012-10-22 20:34:32 | マスコミ報道
週刊朝日が橋下大阪市長の出自について酷い記事を掲載し、橋下市長からの抗議の声に恐れをなして掲載を1回だけで打ち切った。とんでもない話だと思う。

それに関して北海道大学の山口教授が、東京新聞10月21日付けの「本音のコラム」に「言論の品格」と題して書いてある記事が目に止まったのでここに紹介したい。

===転載ここから===

〈前略〉政治家の批判としていう点で、佐野氏のルポは全く的外れである。橋下市長の家族や親族にどんな人がいようが、またそれらの人が何をしようが、政治家としての橋下氏の評価には何の関係もない。橋下家のルーツを調べ上げることで、橋下政治の本質が説明できるのか。まして被差別との関係をあげつらうなど、言語道断である。 
大阪維新の会の主張のいい加減さが見えてきて、ようやくこの政党に対する冷静な議論が始まろうとしたところに、差別的ルポの出現である。〈中略〉「週刊朝日」は傾きかけた大阪維新の会を再び勢いづけるために、この記事を載せたのかと憶測したくなるくらいである。 
およそ品格のない橋下市長を批判する場合でも、批判する側は一定の 品格を保たなければならない。〈後略〉

===転載ここまで===

これは冷静でまっとうな意見だと思う。同じく、同日付け東京新聞で、月刊「創」の編集長篠田博之氏もこの問題を取り上げ、「(週刊朝日の件は)発売二日後に謝罪、三日後には連載打ち切りが決まった最悪の結末」と述べている。

この週刊誌の親会社朝日新聞社は数年前に「言葉の力を信じたい」というキャンペーンを張ったはずである。言葉の力は諸刃の剣になるものだとつくづく感じた。

出来れば今回の騒動に踊らされる事なく、有権者が冷静に大阪維新の会、及び橋下徹という一人の政治家の政策、その主張する所を見極めて欲しい。そしてその時の気分に流される事無く、この政治家が主張する政治や政策が未来に、その時代を生きる今の子ども達に、どんな影響を与えるのか考えて欲しい。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
パンドラ

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