老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

鳩山前首相は政治家を続けるべし(10・26朝日社説に一言)

2010-10-27 10:18:38 | 民主党政権
10月26日の朝日の社説は『引退撤回―新たな役割期待したのに』と題して、鳩山前首相が外遊先ベトナムでの記者で、「次回総選挙には出ない」という先の公言を撤回したことを批判し、2面でも大々的に取り上げている。
http://www.asahi.com/paper/editorial20101026.html#Edit2
http://www.asahi.com/politics/update/1025/TKY201010250473.html

しかし朝日の社説と記事には賛同できない。政党と政党政治家は、そこに国民的、国家的解決課題があり、自分がやれると思えば軽々に引退すべきではない。課題解決できるまで政治家を続けるのが政党政治家である。

鳩山氏を批判するのであれば、政党政治家として課題を残したまま、軽々に引退を表明したことを批判すべきであり、引退表明を撤回したことを批判するのは政治的な思惑と価値観の違いでしかない。旧政官業の利権復活を願うメディアの鳩山批判は、さもありなんである。

その上民主党は菅政権になって自民党亜流と化しつつある。外交防衛政策は自民党の“そっくりさん”であり、従米反中路線も明確に成りつつある。内政は小沢支持派の反対を恐れて衆議院選マニフェストを実行しようとしているが、どこまで本気で実行できるか不明である。

そのような党内情勢にあって鳩山氏は菅路線とは一線を画そうとしている。菅首相が先の所信表明で環太平洋戦略的経済パートナーシップ協定(TPP)への加盟を打ち出し、それに慎重な民主党議員が集会を開いたが、そこに鳩山氏が出席していたことでも、そのことは明らかである。いまや鳩山-小沢-輿石路線と菅-前原-岡田-仙谷路線の違いが明確になり、民主党内は内憂外患である。このような状況のなかで鳩山氏は政党政治家として易々と引き下がるべきではなく、次期総選挙にも立候補し菅-前原路線に対峙すべきである。

「護憲+BBS」「マスコミ報道を批評する」より
厚顔の美少年

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1 コメント

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論語を思い出しました。 (脱小沢)
2010-10-28 08:55:32
『巧言令色鮮なし仁』
まさに鳩山由紀夫のためにある言葉、ぴったりです。キャッチコピーにすればいいのに。

『剛毅木訥仁に近し』
善か悪か好きか嫌いか関係なく、小沢一郎が思い浮かびました。
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