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老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「国民投票法案」初の公聴会

2007-03-23 21:10:03 | 憲法
『衆院憲法調査特別委員会は22日、憲法改正の手続きを定める国民投票法案に関する初の中央公聴会を開いた。』(3/23東京新聞)

同記事によれば、自民・公明・民主推薦の公述人は、改憲以外の国政問題も国民投票対象にするかについて議論したそうです。明らかに改憲を目的とした今回の法案に対し、このスタンスはピント外れの感があり、改憲から国民の目を逸らそうとしているのかとの疑念すら湧きます。

一方、共産党推薦の小沢隆一東京慈恵医大教授は、当法案の内容に踏み込んで、「公務員と養育者の地位利用禁止」の削除を要求。また社民党推薦の高田健さんは「手続き法をつくる時期として適当ではない」、国民新党推薦の本田雅俊政策研究大学院大学助教授は、与党が単独採決に踏み切らないよう求めるなど、拙速な「国民投票法案」成立の動きそのものへの批判を述べたようです。

当初は公聴会は今回の1回限りの予定でしたが、『特別委は28日に新潟県と大阪府で地方公聴会、4月5日に二回目中央公聴会を開くことを決めた』(東京新聞)とのことで、野党の反発を少しでも和らげ、今国会で何が何でも当法案を成立させたいという、安倍内閣の並々ならぬ意欲が伺えます。

私たちはこの動きにどう取り組むべきか、安倍内閣の強行な姿勢を前に当法案阻止の余地が残されているのか、参院選で審判を下すことに照準をあわせるのか、「国民投票」で現憲法の価値が国民によって承認されるよう働きかけていくのか、あるいはそれら全てにチャレンジするのか、いよいよ考えなくてはならない時が来ているようです。

関連記事(1)「国民投票法案 与党、修正案固める」(3/19東京新聞「政治」)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20070319/mng_____sei_____002.shtml

関連記事(2)「国民投票法案は真にフェアか?」(3/23東京新聞「特報」)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20070323/mng_____tokuho__000.shtml

関連記事(3)辻元清美ブログ:  中央公聴会の、「公述人」が公募されます
http://www.kiyomi.gr.jp/blog/2007/03/23-1223.html

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
笹井明子

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