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フラッシュ:ローグズの逆襲

2016-06-29 | 漫画
「こんな俺たちにも、ルールくらいある。
三つの、単純なルールが・・・

ルール1:無駄な殺しは禁止。
たとえば、このおまわりどもだって、
俺たちと同じで、自分の仕事をしてるだけなんだよな

ルール2:ドラッグはご法度。
お説教をするつもりなんてねぇが、
ドラッグにハマると、ルール1を破っちまいそうになるからさ

ルール3:盗みこそローグズのシノギ。
どれも呆れるくらい単純だが、俺たちにとっては大切な掟だ」

前巻ラストでとんでもない場所に飛ばされたフラッシュ。
その前に現れたのは・・・しゃべるゴリラ!?

そしてバリーが死んだ、と思ったパティは
バリーを助けてくれなかったフラッシュを憎みながら、
未解決の殺人事件捜査のために南米へ。
・・・そこで彼女を捕らえたのは、ウェザーウィザード!?

さらにセントラルシティでは、イライアス博士がフラッシュを糾弾、
新しいエネルギーの発表で街の支持を集めていた・・・

一方、脱獄したレン・スナート・・・キャプテンコールドに襲いかかる
ヒートウェーブたち、かつて彼がリーダーだったヴィランチーム、ローグズの仲間たち。
彼らを率いるのはレンの妹であり、現在は霊体として意識不明の肉体から彷徨い出る
リサ・スナート・・・グライダー。
彼らに起こった悲劇を清算するために、その引き金を引いたコールドを殺そうとする
ローグズに対して、コールドは、そしてフラッシュはどう戦う?

世界最速のヒーロー、そしてその宿敵をも取り巻く環境が大きく変わり、
さらに今作ラストでは、さらなる混乱の予兆も漂ってきて
ますます目が離せない真紅のスピードスターの物語。
そんな今巻の魅力は、なんといっても喋るゴリラ、グロッド・・・もですが
3つの掟を胸に真摯に犯罪を行い、フラッシュに立ち向かうヴィランチームである
ローグズの存在でございます。

フラッシュの「超高速」という超チート能力にいかに立ち向かうか、を考えた結果
分子の運動スピードを低下させる(=凍結させる)ことでスピードを下げるキャプテンコールド、
超高温の炎で行動を制限するヒートウェーブ、
鏡を使った瞬間移動や「ミラーワールド」を利用するミラーマスター、
天候を制御するウェザーウィザード、
さまざまなガジェットを駆使するトリックスター・・・と、
それぞれ単体で見ても強力になったヴィランたちが
協力することでフラッシュを危機に陥れる
(というかこれだけ強力でもフラッシュに勝てないあたりが、
 フラッシュの能力の強力さ(応用力の広さを含めて)をまた証明しています)
そんな魅力あるヴィランチームの本格登場、
しかもリーダーは(霊体で彼氏もちだけど)美人!というあたりも
今作の魅力のひとつであるといっていいと思います。

さらに今巻では、New52フラッシュのオリジンともいえる#0を収録。
テレビドラマ版とも重なる、バリー・アレンの原点をぜひ確認してください。
そして続く3巻「ゴリラ・ウォーフェア」邦訳は、
今年度中、秋~冬の間に刊行予定だとか。
・・・ヒーロー、悪党、ゴリラの三つ巴の争い、迫る!


フラッシュ:ローグズの逆襲

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