今年のイケフェスも二日間、がっつり楽しんできた。
今年は二つ事前予約したうちのひとつが当たり、「オーガニックビル」を見学することができた。
壁面からニョキっと出たポットに緑が植わってる、見るからにユニークなこのビルは
イタリア人アーティスト、ガエターノ・ペッシェ氏によりデザインされた、「オーガニックビル」
大自然の恵みを活かし、緑と建築と人との共存をテーマに造られたという
昆布の小倉屋山本本社ビル。
昆布屋さんのビルだったとは意外・・
壁面に植えられている樹木は全部で132本。
日々の水やりは屋上高架水槽により自動給水が行われ、
年に2回、肥料などの手入れは屋上から壁面を伝って行われてるという。
それ以外は人の手は入らないので、アロエやアイビー、オリーブ、ソテツ、リュウゼツランなど
手入れが楽で丈夫な樹木が植えられているそう。
その年間の維持費は300万~400万とか。
言われるまでちょっと気付かなかったけど、
なんとこのビルの窓の大きさ、形は全て違っているのだ。
しかも窓の縦、横のラインは水平ではなく・・バラバラ
全体的には竹をイメージしたという壁面。
ビルのネームプレートも英字なのに縦書きという個性的なもの
エントランスへ。
建築当初は回転扉になっていたという入口。
現在は自動扉に。
昆布の小倉屋山本というだけに、エントランスホールは海底をイメージしたものだそうで、
あちこちに海のモチーフやこのビルにちなんだモチーフが散りばめられていて楽しい。
この赤と緑の帯状の模様が入った床は揺らめく海藻をイメージしたもの。
銅製のオブジェ、これはもちろん昆布。
この奇妙な形の椅子は、なんとヒトデがモチーフ。
エレベーターの表示ボタンは貝殻をデザインしたもので、
こちらのボタンはオーガニックビル自体をデザインしたもの。
照明もゆらゆらと・・
ちょっとわかりにくいけど、床と接する壁面にはずらっと「ORGANICBUIL」の英文字が入れられてるのだ。
テナント案内表示板もカラフルで斬新
駐車場への通用扉はドアノブが「車」という遊び心。
そして屋上へ。
エレベーターの天井はオーガニックビルのシルエットが。
屋上から植栽を見下ろす。
屋上からは階段室を通って下へ。
階段室踊り場の窓の形がなんと各階違うのだ。
現在、空いているお部屋も見せて頂けた。
中から見ると、窓の形が全部違うというのも、窓のラインが水平でないというのもよくわかる。
全て形が違う窓は割れてしまったら全て特注になるので、メンテナンスが大変!
窓だけでなく、廊下、部屋の造りもギザギザ?!
部屋の形がいびつなので、家具をレイアウトしにくく不便な点も。
こんなところにもビルのシルエット。
ビルの立体駐車場の入口もカラフル。
駐車場入り口の番号表示
番号の下にも「ORGANIC BUIL」
駐車場からビル内へのドアノブもビルの形で可愛い!
オーガニックビル、外観のユニークさだけでなく、あちこちにユーモアあふれるディティールが満載で楽しめた!
最後に小倉屋山本の本店で昆布と昆布茶も頂いて、至れり尽くせりの見学ツアーだった。
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