一条天皇が、「ちゃんと政治やりたい!!」と思ってたタイミングで起きた
伊周&隆家の「院に矢を射かけたあげく従者を殺しちゃったよ」事件。
帝は毅然として、両者の謹慎、ついで定子の内裏退出を命じる。
ひそかに内裏に戻り、寛大な処分を懇願するものの、
帝の意志の強さをみて引き下がり、別れを告げる定子さま。
そして、やっぱり耐えきれずに、彼女を抱きしめてしまう帝。
帝は君主にふさわしい振る舞いをしたいと願い、
道長が「抑えきれない」と言うほどの激情を抱いているけれども、
定子さまは初恋のお姉さんでもあるし、
唯一の心のよりどころでもあったのだものね。
すべてはアホ兄弟のせい!!
伊周を捕まえようと踏み込んできた検非違使の前で
定子さまが自ら髪を切ってしまうエピソード、
映像化されると、なおつらい。
まひろ、勝手に父ちゃんのかわりに申文書いた~!!
おかげで為時は越前守に。
道長との関係を問う父に手短に答えつつ、
過去は過去だとさっぱり前向きな発言。
でも、筆跡に気づいた道長が、まひろからの文を見ていた姿、
倫子さまに見られちゃったよ……。
今日の倫子さまは、恐ろしいくらいの「できる正妻」だった。
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倫子、仕掛けられた呪詛に気づく
→女院に報告。
→女院「中宮は私を嫌っておる!」
→倫子、道長に「この件、私にお預けくださいませ」
→呪詛の件がなぜか実資にバレてて、帝に報告がいってしまう
→帝、激怒
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つまり、呪詛は倫子さまの仕込みだったってことよね??
夫の政敵を追い落とすための。
体調の悪い女院に、呪符を見せるの、おかしいもん。
こんな怖い正妻と戦えるんか、まひろ……。
ちょっとでも疑いが向いた時点でジ・エンドでしょ、これ。
【その他いろいろ】
・こんな大変なことになったのは自分のせいなのに、
「今さら言ったってしょうがない」
と全然悪びれない隆家。
しかも、「ヤダヤダ、どこにも行きたくないよ~!!」と
見苦しくごねる伊周とは対照的に、さっぱりと自ら出頭して株を上げる始末。
晴明が道長に「隆家は、いずれあなたの力になる男」と、
予言もしている。
……繰り返し言うが、そもそも隆家のせいだからな……??
・宣孝とまひろの間の雰囲気が、本当に少しずつ少しずつ
微妙に変わってきてるの、うまい描写だね。
・斉信とのつながりもあり、清少納言は同僚たちから裏切り者扱い。
定子さまに諭されて、家に戻るが、まひろのところへ来て、
一緒に中関白家の邸に潜入。
すんごくナチュラルに、かつ真面目に
アホコント(木の枝を持ってのぞき見)するな!!!!
検非違使に取り囲まれてる邸に、どうやって入ったんだよ!!