このあたり、多摩川流域に広がる、長閑な田園。
この風景こそ、万葉集第二歌、「うまし国ぞ 大和の国は」に、ぴったりである。
おそらく、なにか、特別な、感情、というのは、この田園風景、ではないだろうか。
長閑な田園。緩やかに流れる、多摩川。川面にたなびく、麻布。
だからこそ、江戸時代、多摩川の麻布は、万葉集に登場したのだと、確信したに違いない。
だが、その田園風景、まがりなりにも、江戸時代になって、多摩川の流路が固定され、用水が開削されてから、出現している。
それ以前の、多摩川は、洪水を引き起こし、流路を幾度も変える、暴れ川。
長閑な田園の片鱗もない。
当然、万葉集、多摩川の麻布の歌が、できた当時も、同じだったはずだ。
(2013年9月記)
この風景こそ、万葉集第二歌、「うまし国ぞ 大和の国は」に、ぴったりである。
おそらく、なにか、特別な、感情、というのは、この田園風景、ではないだろうか。
長閑な田園。緩やかに流れる、多摩川。川面にたなびく、麻布。
だからこそ、江戸時代、多摩川の麻布は、万葉集に登場したのだと、確信したに違いない。
だが、その田園風景、まがりなりにも、江戸時代になって、多摩川の流路が固定され、用水が開削されてから、出現している。
それ以前の、多摩川は、洪水を引き起こし、流路を幾度も変える、暴れ川。
長閑な田園の片鱗もない。
当然、万葉集、多摩川の麻布の歌が、できた当時も、同じだったはずだ。
(2013年9月記)