魅せます、喬太郎先生。

2009-11-29 10:39:57 | 喬太郎
朝日カルチャセンターで、「喬太郎の落語解体新書」という講座名で講義。
チケットではなく、受講券といいます。

JRが人身事故で不通、20分の遅刻で喬太郎先生が到着。
着物に着替える間もなく私服で講義を始めました。

受講生から「新作を創るポイントは?」の質問に、
自作の例で、答えてくれました。

すみれ荘201号 (「落研はもてない」という学生時代のギャグ)
寿司屋水滸伝   (苦しまぎれ)
ハワイの雪    (ハワイアン、雪、八百長の三題咄)
諜報員メアリー  (「壁に耳あり障子にメアリー」というサゲ)
純情日記横浜篇  (「片想い」というテーマ)

とっさの質問に、
話を構成して、講義をする喬太郎先生は、見事です。

2009年11月28日(土)18時30分 \3,150(会員割引)
喬太郎の落語解体新書~其の弐~
新宿住友ビル7F朝日カルチャーセンター

~講義~
「諜報員メアリー」
~講義~
「柚子」

新作のポイントを講義ながら、
「諜報員メアリー」と「柚子」を私服のまま演じました。
「柚子」はまじめて聴きました。
これは、冬至・憂鬱・男色家の三題咄です。

処女作、「弔いの幇間」から創り続けている新作。
新作を創る力は、当然それを演じるテクニック、腕があって成立するものだ、
ということを、講義という話をすることを通して見せてくれました。

受講生から、
文庫本、ピアス、なぜか携帯していたメジャー(計測器)を預かって、
三題咄と、お題咄をその場でとっさに演り分ける喬太郎先生。

なるほど、瞬間的に咄を組み立てる能力に、
新作を創り続けるポイントを見せつけられた、すばらしい講義でした。

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