「そんなに肉が食いたいかっ」

2007年11月26日(月)20:00~
絹17 スローフェッショナル
春風亭栄助独演会「そんなに肉が食いたいかっ」
しもきたリバティ空間

春風亭栄助 「状況説明窃盗団」
モロ師岡  「サラリーマン落語 井戸の茶碗」
春風亭栄助 「寿司屋水滸伝」

「状況説明窃盗団」
13回、北海道物産展に行けば、
北海道に行ったことになり、
1回、北海道物産展に盗みに入れば、
北海道に行ったことになる、んだ。
そんな栄助ワールド。

その昔、小学校の低学年のころ、
駄菓子屋でおもちゃの指輪を盗んで、
同じクラスの女の子に指輪をあげたら、
「こんなの、いらない」と捨てられた。
ぼくは、それ以来、宝石店には近づけない。
急に、幼いころのじぶんの思い出が出てきてしまいました。
春風亭栄助です。と、云いたいところです。

「サラリーマン落語 井戸の茶碗」
グレイのスーツ姿で登場、モロさんのサラリーマン落語。
扇子をボールペンに、手拭いを手帳に、
まくらから本題にはいる際に、スーツの上着を脱ぐ。
辻褄が合わない箇所があるのに、
強引に現代、いま、に置き換えて、突き進む、
苦笑いしながらも、感心したり、笑ったり。
黄色い手帳を丸めて、茶碗にしたときには、
眼から一枚はらりと、鱗が落ちました。

「寿司屋水滸伝」
ひとが創った噺を自分の噺になおす。
演者の個性、キャラクターが、
当然、噺の登場人物にもでざるを得ない。
喬太郎さんの創った寿司屋の主人のキャラクターが、
栄助さんの、寿司屋の主人のキャラクターになり、
台詞も、当然違ってきます。
いろんな落語家が、まだ演っていない、流通していない新作だから、
もとの噺から、どう、工夫をしたかが、
わかりやすい、よくわかる。
古典では、同じ作業、同じ仕事が延々と、
くりかえし行われているわけですからね。

喬太郎さんの演じるキャラクターも魅きつけられますが、
栄助さんのキャラクターも魅力的です。
そんなふたりが演じる、いまを感じるキャラクターに、
女性ファンがつくのででしょうか。
わたしのの身近な65歳の女性は、喬太郎さんの大ファンで、
栄助さんを知りません。
栄助さんの魅力も教えてあげたいと思った、
そんな栄助さんの会でした。



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忍なし、馬鹿じゅう。

ありますよね。
日が暮れてくると、気分は優れてくるんだけど、
また、朝がくると塞ぎ込んでくるという、憂鬱になるってこと。
ないですか、
学校とか、毎日、楽しくって、
月曜日が待ち遠しいひと、だったですか。

昨晩、明るい星の自然と自分の生理の
ふたつの現象の出会いに救われたのに、
今朝は、また、気分が、晴れないねぇ。
外は秋晴れ、さわやかな青空なのに。

♪こ、こ、ろ、のぉ、も~ちよう、さぁ。
(じゃがたら ”もうがまんできない” )

今日は、なんとか洗濯をして、
おもい気分を抱え、内幸町ホールへ。
鯉昇・喬太郎 二人会。
30分前に着いたのだが、
すでに、すごい行列、この行列に気分が悪くなる。
どんだけ、体が弱いんだぁ、病んでいるんだぁ。
これじゃ、食べ物を買いに行く時間がない、
甘い缶コーヒーをお腹に入れる。


2007年11月18日(日)18時30分
鯉昇・喬太郎 二人会
内幸町ホール

瀧川鯉斗  「動物園」
瀧川鯉昇  「千早振る」
柳家喬太郎 「心眼」
~仲入り~
柳家喬太郎 「いし」
瀧川鯉昇  「御神酒徳利」

「タイガー、タイガー、じれったいがー」と、舌をからませて、いいそうな、
鯉斗(こいと)さん、開口一番、「動物園」。
あたま悪くて、からだ弱くて、月給百万、
そんな仕事はありません、ねぇ、ないですよね。

鯉昇さん、「千早ふる」
この位置に、「ちはやふる」
こっちを向いて、「かみよもきかず」
クルッとひと回転、「たつたがわ」、
って、
動きをいうと、
正面、肩のの高さに、右手を伸ばし、「千早ふる」
つぎは、正座のまま体ごとを90度、右に回して、右横を向き、「神代も聞かず」
そのまま右横に着きだした右手首をクルリと回し小さな円を描いた「竜田川」、
馬鹿馬鹿しくて、思わず吹き出した。

土足であがった熊さんに、ついでに、部屋中を掃除をさせるところも、
笑ってしまった。
面白くつくってあります。

喬太郎さん「心眼」
笑って、ひらいた、ところを、閉ざされた。
受け止めきれない。
人(にん)なし、化け(ばけ)じゅう。どんな面相か、
弱った頭とからだじゃ、想像できないですよぉ。

仲入り後、
喬太郎さん「いし」
はじめて聴きました。
途中、どんな「さげ」だろうか、
頭の中で、風呂敷を広げすぎたので、
布団で寝ようとした瞬間…
この続き、
楽屋に行っても教えてはくれない、ですよね。

『「おしまい」って、言ったら、噺は、終わり。
楽屋に聴きに来ないように。』って、
鯉昇さんも「千早ふる」のまくらで、言ってましたからね。

鯉昇さん「御神酒徳利」
さげ、かかぁ大明神のお陰です。

どうも、すっきりしないねぇ。

今夜も、枕元から見える窓の外に、
光輪が周りにできるほど明るく輝く星がひとつ。
この星の名前が気になるんだなぁ。


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かがやく星、ひとつ。

今週末、さわやかな秋晴れ。
空は晴れ渡っているのに、
いや、晴れ渡っているからこそ、気分は鬱々と塞ぎ込んでくる。
微熱もあり、土曜日は、一日中寝床。
つぎつぎと、落語のCDをかける。
志ん朝、談志、志ん生、文楽、柳朝、文左衛門、喬太郎、
脈略もなく、手を伸ばし、掛け替えても、
気分が晴れないねぇ。

夜中の3時くらいか、
窓の外に、明るく、ひときわ明るく輝く星がひとつ。
人工的に、美術のセットかと思うような、明るい、たったひとつの輝く光。
ぼ~っと、眺めていたら、
尾籠な話、ぶいっ、ぶ~、ぶいっ、ぶいっ、と、放屁した。

明るく輝く星を見ていて、
なぜか、その星を指差す星一徹を思い浮かべていたので、
思わず笑ってしまった。
巨人の放屁。

まだ、大丈夫かぁ、
星に救われた。
ところで、なんていう名前の星なんだろう、あの星は。
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どこでも闘う、ファイター。

急に寒くなりました。
しとしと雨も降ってます。
六本木ヒルズのネオンツリーが、
肌寒さに、うすら寒さを加えます。
なにか、すべてが嘘で固めたつくりもの、
ひとも、笑顔も、絵空事、
すべて無くなってしまえばいいのに、と
まるで、映画「トゥルーマンショー」の世界だ。

横浜、山下公園で、ダンボールを敷いて、座布団一枚を置いて、
ストリート落語を演ったひと。

コント、漫談、トーク、ミュージシャン。
これだけ書けば、寄席のようですが、
ネオンがひかり、雑踏が聴こえる、
ガラス張りの六本木ヒルズ、テレビ朝日、一角の会場。

演りづらい、だれが見ても、演りづらい、
これだけは、嘘ではない。
よくもこのコンディションで演りますね、という会場。

さあ、どう演りますか?

桃太郎、花咲爺さんの小話と、リアクション。
会場の笑い声を担保に、「初天神」に入りました。
お伽噺の小話は、初めて聴きます。
これは、その後の「怒ったでしょう」のリアクションとセットになってます。
全国の学校寄席で鍛えてきたから、導き出したまくらなんでしょうか。

開演前、会場の椅子に座って待っていて、
ふと、会場のガラス張りの外に目をやると、
とぼけた表情で、会場内をうかがう、場違いな不審な男。
喬太郎さん、
新作で来るかと思いましたが、
やはり、「初天神」なんですね。
昼の座間での高座は、なにを演ったのでしょうか。
11月10日(土)六本木

お疲れ様でした。
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ぶん、ぶん、ぶん、文左衛門

2007年11月3日(土)18時45分
橘家文左衛門独演会
秋の文左衛門大会
なかの芸能小劇場

柳家小ぞう  「道具屋」
橘家文左衛門 「花筏」
~仲入り~
神田茜    「初恋閻魔」
橘家文左衛門 「天災」

文左衛門さんが、
入り口でお客さんを招き入れます。

「天災」、文左衛門自体の勢いを、止められるものなら、止めてみろぉ。
演者と登場人物の一致、
すばらしい、これも、天災だと思います。
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橘流の家元と、家元

立川談志、家元の姿を、
新宿末廣亭の高座で観たい、と、
ずいぶんと入り口で待たせていただきました。

前売り券の発売にも、並んだのですが、完売で完敗。
当日、並びました、天気がよくってよかったです。
紫文さん、キウイさん、小宮さんを、並びながらお見かけしました。

家元、もちろん、立川流の、
紋付き袴で登場、かと、一瞬、思いましたが、
やはり、カーキ色のアーミージャケット、ジーパン、バンダナ、でご登場。
左近さんと対談、談幸さんがサポートです。

橘右近十三回忌追善 特別興行
橘流寄席文字今昔
新宿末広亭 夜の部
2007年10月31日(水)

小宮孝康   「粗忽の釘」
ラサール石井 「無い物買い」
渡辺正行   「時そば」
松尾貴史   「はてなの茶碗」
立川談幸
なぎら健壱
滝川鯉昇   「ちりとてちん」
~お仲入り~
橘流一門口上
立川志の輔  「バールのようなもの」
松元ヒロ
三遊亭小遊三 「夏泥」
橘左近 立川談志 立川談幸 座談


志の輔さん、
昨年の「六人の会」末広亭余一会で観ることができませんでした。
いやぁ、華がありますね。
寄席の高座で、志の輔さんの落語を観ることができるうれしさ。
「バールのようなもの」
寄席中、笑いの渦が巻いていました。
実際、笑いの渦が、巻いていたわけではありませんが、常套句ですよ。
仲入り前の出番でしたが、遅れてきた理由を、
「友達の友達が、アルカイダでして。」と。
寄席の中にいた観客に、
鳩山法相の発言、最新ニュースが判るはずがないのに、
志の輔さんのジョークとして受けてました。
夢のような、高座でした。

しかし、この寄席で、
談春、志らく、志の輔、
いろもんで、爆笑問題、松元ヒロ、
トリが、家元・談志。
まさに、夢、のような興行が、
観ることができたらと思い浮かべましたが。
夢、でしょうね。

タレントの演る落語なんてと思ってましたが、
小宮さん、ラサールさん、リーダー、
小宮さん、渡辺さん、明治大学の落研で、なかなかでした。
キッチュ、松尾貴史さん、びっくり、うまいです。
会場の脇から、キウイさん、鯉昇さんが覗いていました。

談幸さん、はじめてです。
声が高いんですね、次回、一席、演目をうかがいたいです。

なぎらさん、寄席の高座が似合います。

鯉昇さん、飄々と、たのしい落語。
今月、鯉昇・喬太郎二人会、楽しみにしております。

ヒロさん、いいですね、ほんと寄席で観たい芸です。
「てんのうずあいる」、「あいこでしょ」、
この根多、テレビでは観れないと思っていましたが、
MX-TVで放送してました。MXはテレビじゃないのですか。
ヒロさんの毒、これが、わたしの解毒です。

小遊三さん、この中で、場違いな、と演りずらそうです。
しかし、(おしりを)副会長、「夏泥」をさらりと演って、さすがです。

そもそも、
左近さんが明治大学の出身。
小宮さん、渡辺さん、談幸さんが、右門さんと
明治大学・落研の同期。
志の輔さんが、その落研の先輩。
小遊三さんが、明治大学出身、卓球部ですが。

なるほど、それで、この番組が成立したってわけですね。

これからも、
末広亭の新しい企画を楽しみにしております。

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終わってしまうのですか、白談春。

前座が落語家になるためには、
つまり、前座は落語家としては認められていなくて、
これを身につけると、落語家になれるというというものが、前座噺にはある。
それは、「たぬき」であれば、狸という動物のかたちであり、
「たらちね」であれば、丁寧すぎるお千代さんの名前の長い件り。
約束事として、どうにも変えることができない落語の定型、
これを学んで身につけて、つぎに進む。
そうして、落語家になるんだそうだ。

白談春がおもしろい。
落語への興味、好奇心を広げてくれる。
落語初心者が会場を埋める会じゃなくても、
落語・ご通家さんへの道の会でいいじゃないですか?

こういう話は、余所では聴くことができません。

観客が甘える、弟子でもないのに教えてくださいと、白談春。
是非、続けて欲しいです。

2007年10月28日(日)19時
2007立川談春独演会
「白談春・黒談春」第3回 白談春
紀伊國屋サザンシアター

立川談春 「狸の鯉」
立川談春 「禁酒番屋」
~仲入り~
立川談春 「景清」
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