落語には、争いごとがでてくる噺は、いくらもある。
御上に訴えでる政談ものから、長屋のちょっとしたいさかい、夫婦喧嘩まで。
戦争、戦記物を語りながら、読みながらの、源平盛衰記や、浮世床なんてものもある。
しかし、落語界に
噺をめぐっての、争い、戦争があったなんて、知らなかった。
圓朝作「死神」に、その争い・戦争があった、そうです。
2007年7月30日(月)19時~
春風亭昇太独演会
「オレスタイル」
紀伊國屋サザンシアター
三遊亭遊雀 「十徳」
春風亭昇太 「ろくろ首」
~生着替え~
春風亭昇太 「野晒し」
~仲入り~
春風亭昇太 「死神」
「ろくろ首」「野晒し」「死神」、幽霊噺を三席の会、
笑って、熱くなって、納涼というわけにはいかなかったですが。
昇太師匠は、やはり演じる姿を観ることによって、
頭の中の笑いスイッチがONになり、はなしの想像力がさらにかき立てられるのです。
「野晒し」独身男の妄想の炸裂に,ばちばちと火花がでてました。
独身男という設定は、ご本人と当然だぶらせてしまいます、まぶしかったなぁ。
「ろくろ首」与太郎って結婚できるんですね、相手は、化け物ですが。
そして、「死神」
この噺の戦争とは、さげをめぐる、さげ戦争が凄まじくあるんだそうです。
そういわれれば、今まで聴いた「死神」、
みなさん、さげに工夫をされてました。
昇太師匠のさげは、真打に成りたてに創った当時のままだそうです。
そうくるか、という驚きのさげでありました。
このさげを集めた特集も面白いんじゃないでしょうか?
しかし、この会で
一番、背筋がぞっくとしたのは、「死神」を演じたあと、
『こんなの「落語」じゃないですけどね。
「落語」ってのは、(こう、両手をあげて、)パア~と明るく。』と、
昇太師匠の落語に対する考えを聞いたときでした。
これからも、笑わして、明るく帰途につかせてください。
緞帳の降りる隙間から、ピースサインがのぞいてました。
御上に訴えでる政談ものから、長屋のちょっとしたいさかい、夫婦喧嘩まで。
戦争、戦記物を語りながら、読みながらの、源平盛衰記や、浮世床なんてものもある。
しかし、落語界に
噺をめぐっての、争い、戦争があったなんて、知らなかった。
圓朝作「死神」に、その争い・戦争があった、そうです。
2007年7月30日(月)19時~
春風亭昇太独演会
「オレスタイル」
紀伊國屋サザンシアター
三遊亭遊雀 「十徳」
春風亭昇太 「ろくろ首」
~生着替え~
春風亭昇太 「野晒し」
~仲入り~
春風亭昇太 「死神」
「ろくろ首」「野晒し」「死神」、幽霊噺を三席の会、
笑って、熱くなって、納涼というわけにはいかなかったですが。
昇太師匠は、やはり演じる姿を観ることによって、
頭の中の笑いスイッチがONになり、はなしの想像力がさらにかき立てられるのです。
「野晒し」独身男の妄想の炸裂に,ばちばちと火花がでてました。
独身男という設定は、ご本人と当然だぶらせてしまいます、まぶしかったなぁ。
「ろくろ首」与太郎って結婚できるんですね、相手は、化け物ですが。
そして、「死神」
この噺の戦争とは、さげをめぐる、さげ戦争が凄まじくあるんだそうです。
そういわれれば、今まで聴いた「死神」、
みなさん、さげに工夫をされてました。
昇太師匠のさげは、真打に成りたてに創った当時のままだそうです。
そうくるか、という驚きのさげでありました。
このさげを集めた特集も面白いんじゃないでしょうか?
しかし、この会で
一番、背筋がぞっくとしたのは、「死神」を演じたあと、
『こんなの「落語」じゃないですけどね。
「落語」ってのは、(こう、両手をあげて、)パア~と明るく。』と、
昇太師匠の落語に対する考えを聞いたときでした。
これからも、笑わして、明るく帰途につかせてください。
緞帳の降りる隙間から、ピースサインがのぞいてました。