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緊急・尖閣が「今」危ない

2014-06-29 | 日本のこと

[北京 27日 ロイター] 

新華社によると、
尖閣諸島(中国名・釣魚島)の北方海域で27日午前、
中国漁船が沈没し、 複数の中国人が行方不明となっている。 


新華社が海軍関係者の話として伝えた。 

新華社によると、沈没の原因は不明。
中国海軍の艦船2隻が現場に向かっている。 


ロイター 2014年 06月 27日 18:32



来ましたね。

先日中国の9都市がデフォルトに陥り、傾きかけていた中国経済が
さらに崩れ落ちる予兆となっているわけですが、
経済の危急は人民の批判待った無し。 


というわけで、非常に分かりやすい不満そらしとして、
中国がついに尖閣に仕掛けてきたようです。


以前から、中国はおそらくまず漁民などを上陸させ、
「自国民保護」という名目で海軍を差し向け、陸地であればそこに
軍を上陸させて足がかりにして来るだろうという予想はあり、
本ブログでも、一度そのシナリオについて書いたことがありますが、
今回差し向けてきたのはやはり海警ではなく海軍の艦船。



「沈没の原因は不明」

「複数の中国人が不明となっている」

これはまず間違いなく、

「実際は船員はいない」

「何らかの方法で船を故意に尖閣海域で沈没させた」

のだと思われます。

海域に海軍艦船を侵入させ、沈没海域ではなく
尖閣に武装救助部隊を差し向け上陸させるつもりではないでしょうか。

もしかしたら沈没船すら最初から全く存在していない可能性もあります。

南沙諸島のときのように一時的な避難として上陸し、
いつの間にか小屋、そして瞬く間に基地を作るつもりかもしれません。

実際に過去その通りのことが起こっているので、これは決して
杞憂ではなく(そうあってほしいですが)侵略の第一歩だと思われます。

自国民の保護や救助は侵略の口実として最も使われやすいものです。

そういうことに関しては全く新しい創意工夫をしそうにない
中国という国が、今回おきまりのその手できたとしても全く不思議はありません。

そして漁民のふりをした軍人が救命ボートでいつの間にか上陸、
上陸したら「自国民の保護」を名目に現場に急行している海軍が
尖閣に上陸し、人民解放軍の部隊が尖閣に国旗を立てて実行支配をアピール。

ここまでが囁かれていたシナリオ通りです。

日本政府は現在海保を現場に急行させているようですが、

期待できる最も平穏な決着は、海保の船がこの漁船の乗組員を救出し、
身柄を中国政府に渡すことです。

しかし、賭けてもいいですが、この乗組員を海保が見つけることはまずないでしょう。

いつの間にかその「乗組員」は尖閣に上陸し、海軍艦船に連絡を取り、

海軍は尖閣に急行するというのが、今回の最悪の展開です。




今わたしはアメリカにいて日本の報道の様子を知るべくもないのですが、
皆さん、日本のテレビではこれを緊急で報道していますか?
速報が出てもいいくらいの危急性のあるニュースだと思うのですが。

相変わらずあのセクハラ野次の問題ばかりなのではないですか?
そもそも2日前にわたしがこの件を取り上げたのも、

「セクハラ非難 対 塩川都議の過去とその人格」


の様相を呈しているこの騒ぎそのものが

「何かの煙幕になっている」

のではないかと感じたからですが、もし最悪の予想が当たっていて
これが中国の仕掛けて来た侵略だったとした場合、
それをいつ行うかについては

「尖閣上陸したこともある議員がセクハラ野次で糾弾され、
河野談話検証によって国や政府を叩けなくなったマスコミが
女性の人権蔑視で自民党を叩くことを画策し大騒ぎにした」

事件が、女性議員の彼氏?である朝日社員の火付けで
ぼーぼーと燃えさかっている今でしょ?と機に乗じた可能性もあります。

(国情を常に把握し、こういったタイミングを狙うためにも
中国は恒常的に多くのスパイを送り込んできているのです)



セクハラ野次事件は自民党の揚げ足を取りたいマスコミと
野党、左派が騒ぎ立て、大火事にしてしまいました。
そして国民は皆それに目を奪われています。
特に塩村議員の実態が暴かれ出してからは、もう祭状態、
火事見物は庶民の娯楽の一つだった、という江戸時代から

「人の不幸を喜ぶ大衆真理」

には何の変化もないことがよくわかります。

しかしこの火事の猛煙の影には、マスコミの隠したい
「都合の悪い真実」がまずありきです。

もっと悪いことには、その煙に乗じて日本を侵略しようとする動きが
今起こりつつあるのではないのでしょうか。


「中国は戦争をしたいわけではないだろう」


わたしは書いたことがあります。
しかし、こういう方法で尖閣を領土問題にすることは
虎視眈々と狙ってきていたでしょうし、時が来たと思えばためらいなくやるでしょう。
そして、実行支配を重ねて領有を主張する。


南沙諸島でやってきたのと全く同じ手口です。


「セクハラ野次」?

こんなくだらないことをやっている場合ではないと
わたしは今、背筋を寒くする思いで続報を待っているのですが、
今のところ何の続報も入ってきていません。

2014年6月27日は、中国による日本侵略が実行に移された
歴史的な日になるかももしれないのに。

考え過ぎだよ、と思われますか?

わたしも考え過ぎであってほしいです。
「なんだ、あのときあんなに心配するほどのことではなかった」
何ヶ月後かに笑っていられればどんなにいいかと思います。

不要不急のアジテーションによって読んでいる方の不安を煽るようなことも
できればしたくありません。

しかし、わたしは昨今の日本が置かれている状況が、
楽観的なものとはどうしても思えないのです。 

入り込んだ勢力に寄ってじわじわと日本が内部から浸食されていった結果が、
いわゆる今回の「セクハラ野次騒動」でもあるからです。
懸念の材料は最近の日本での動きの中にいくらでもあります。 

選挙管理委員会の人間が票を操作していたこと。
(2009年の選挙では中国人留学生を使って不正が行われていたらしい)
「河野談話検証」の真意や真価がセクハラ野次騒ぎで全く世間に伝わっていないこと。
集団的自衛権を中国、韓国と一緒になって一貫して左派、
そしてマスコミが猛反対していること、

そして今回の尖閣での現在進行形の動きをちゃんと報道する機関がないこと。



憲法改正前に中国が何らかの手を打って来ることは予想されていましたが、
「いつ来るか」は過去わたしが聞いた自衛隊の最高幹部たちの話でも

予想しうることではなかったため、触れられることはありませんでした。

それが「今」なのかもしれません。