マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

こだわりすぎは逆効果!

2016-07-19 23:09:39 | ニュース
【東京都知事選】「病み上がり、がんサバイバーへの偏見だ」 テレビ生討論で鳥越俊太郎氏が小池百合子氏に抗議 

都知事選の話題がテレビでも毎日取り上げられています。
直接関係はないけど、まぁ興味を持って見ています。
昼の番組「バイキング」で、立候補している話題の3人が直接討論をするというので見ていました。
それぞれがそれぞれに質問するという形でした。
鳥越氏、小池氏に病み上がり云々の問題を問い詰めてましたけど、正直な感想は、「醜かった」です。
討論も何も、小池氏が何かを言おうとしても、感情的になって差別だとかなんとか、同じことを言い続けてました。
これでは都知事は務まらない!…と思った瞬間でした。
人の話が聞けるのが自分の良さだとか言っていたようですが、人の話、聞いてませんでしたねぇ。
都知事は、選挙運動だけでなく、その先に続く都政運営があるわけで、これには体力は必要なわけです。
癌から立ち上がられたのは立派ですが、都政ということを考えると、果たして自分にそれをやり抜く体力気力があるかということは考えられたのでしょうか。
任期途中でリタイアということにでもなれば、また莫大な費用をかけて選挙ということになります。
人の寿命はわからないですが、様々なことを考えれば、迷惑をかけることになるかも…ということに思いを致すべきだと思いました。
おそらく、自信がないからこそ、癌サバイバーを差別するのかと、感情的になってこだわったのでは?と思われるのですよね。
東京は日本の顔ともいえる都市ですから、都民の皆さんにはホントに賢明な判断をしてほしいと思いました。

「ルノワール展」へ

2016-07-19 00:08:27 | お勧め
東海地方まで梅雨明けしたそうですね。
関東はまだ…。
でも、今日は暑かったですねぇ。
カラッとしていないからよけい不快に感じるのでしょう。

そんな中、朝早くから出かけました。
六本木の国立新美術館で8/22まで開催されている「ルノワール展」へ行くため。
主人も行きたいだろうと、休みの日に出かけることにしたのです。
ネットで見ると、そう混雑はしていないようで、待ち時間なく入れるとのことで、安心して出かけました。
すぐ入れましたけど、中はやはり混雑していました。
今回のルノワール展は、ほぼオルセー美術館の所蔵品で少しオランジュリー美術館のものという構成です。
オルセーは何度も行ったし、オランジュリーも長い改装工事のあとやっと開館したちょうどその時に行って見ましたので、ほとんど見たことのある作品でした。
忘れていたものはありましたが…。
それに、ルノワール展はいろんな企画で何度も開催されているので、その時に見たのかもしれません。
なので、新鮮な感じはなかったかな。

今回は、「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」の初来日が目玉!

パリの日常を描いた作品として注目されたそうです。
ミュージアムショップで、中央手前のエステル嬢が来ている服の水色のストライプ柄のポーチが売っていました。
買おうかなぁ…と思いましたが…。
ふと思い出すと、先日神戸のMさんにいただいた播州織の扇子が、この柄そっくり!


他には、「都会のダンス」と「田舎のダンス」のダンス作品が2つそろって来日するのは45年ぶりだとか。
 
これも何度も見たなぁ…です。
都会のほうのモデルは、ユトリロのお母さんの若いとき、田舎のほうは、ルノワールの奥さんになったアリーヌ・シャリゴです。

オルセーとオランジュリーのピアノを弾く若い女性が揃うのも珍しいことですね。
パリではそういうことはあり得ないですから。
 

全体としては、定番作品を安心して見た…そんな感じでしょうか。
ルノワールは人物画が多いですし、展示の最後のほうは裸婦がテーマだったので、ほんとに最後のほうに展示されていた「カーニュの風景」をみんな素通りしていたのがちょっと残念かな。
カーニュというのはカーニュ・シュル・メールという、ニースに近い町で、ルノワールの最後のアトリエがあったところで、そこの風景だと思うのですが…。
どこを切り取っても絵になりそうな場所で、たくさんの人がスケッチしていました。

ルノワール展のあとは、「ポール・ボキューズ」でランチをし、サントリー美術館の「エミール・ガレ展」を見て帰りました。