クールな生活

日々の雑感と意見

都議会議員選挙で落選した人が衆議院議員の東京地区の比例で当選している

2017-10-25 12:39:04 | 時事問題 政治
前都議会自民党幹事長高木啓は、都議会のドンであった内田や都議会議長であった川井とともに、都議会を伏魔殿のようにした張本人であり、また都知事小池に対しての大抵抗勢力で、都知事小池に嫌がらせをやっていたことは周知の事実であった。川井、高木とも6月の都議会議員選挙では、ものの見事に落選した。都民ファーストの会に完敗したわけだ。北区の都民が鉄鎚を下したのだ。都議会自民党のお陰で自民党自体がガタガタになったといってよい。確かに首相安倍の不適切な応援演説もあったが、元はと言えば、都議会自民党があまりにも横暴ぶりを示したからだ。その中心の一人に高木啓がいたのだ。都知事小池が改革を叫んだのは、この腐った自民党の面々の都議会わが物の姿に対してであった。それが6月の都議会議員選挙で一掃された。都民ファーストの会や都知事小池への批判はあるにせよ、この腐った木々が取り除かれたことは、都民にとって良かったのだ。

推測でしかないが、高木啓は都議会議員落選の後、都議会自民党や自民党本部を掛け合ったのだろう。自民党は反省を促すこともなく、高木啓を何かに使おうという気になったのだろう。そこに9月に衆議院議員選挙が10月に行われることになった。高木啓はびりから3番目ながら、東京地区比例単独の名簿に載った。結果は、自民党大勝で、びりから3番目の比例単独比例でも当選の暁となった。高木啓にとってはまさに暁であったろう。

北区の有権者はこの事態を何と受け止めたであろうか。今や小池劇場が終わったから、都議会自民党敗北は可哀そうだったなどと思う人がいるのだろうか。高木啓の頑張りは高木啓のことであるが、自民党として都議会議員選挙惨敗の主犯をいとも簡単に受け入れて、比例の名簿に載っけたというのには、端から見ていてちょっと粗末であると思えた。下村の采配のときであろう。下村が、現場の事情をよく知らないせいだろう。

衆議院銀選挙は自民党の大勝で、世の中が大きく変わることがなくなってよかったと思われるが、高木啓のような輩にまた大手を振って歩かれるとなると、東京としては悲しい思いになる。高木啓の成長を祈るしかない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 割を食った若狭サンに比例当... | トップ | 首相安倍の丁寧でない所信声... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時事問題 政治」カテゴリの最新記事