パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

「n」と「えぬ」ちゃん

2011年10月18日 | おもいで
10月18日(火)晴れ

娘の夏は、充実していた。
毎日毎日、ホントに楽しそうだった。
そして、文化祭でその努力が報われた達成感。
さらには、友情とか団結とか恋とか、青春真っ盛りじゃなきゃ出て来ないワードが
きらきらちりばめられた素敵な日々を過ごしていた。
母としては、頑張る娘を誇らしく思いつつ、自分を振り返る。
確かに、楽しい高校生活ではあったが、何かに真剣に取り組むでもなく、
ただ、のんびり楽しくダラダラ過ごしていた(あらら・・・今とまるで同じだわ)
「反省はするが、後悔はしない」のが、ワタクシの生き方。
しかし、さすがに少々後悔の念にかられていた。

夏の同窓会で会えなかった友人に「どうして同窓会に来なかったのよぉ~」と手紙を出したのは先月だったか。
その友人から返事が来た。


『お手紙ありがとう。久し振りのお手紙に懐かしくてとても感動しました。
同窓会に出席してたんだね。ちょうどその一ヶ月前に、○○川でえび釣りをしていて、
川に落ち、ギプスの生活を送っていたのです。
nが来てるとわかってたら、会いにいったのに!ごめんね。
    (中略)
うちの姉と、nの話は、よくしているんだよ。
実は、三番目の子のn(ワタクシと同名・ひらがな)は、姉が、名前を考えてくれて、
名前を決めてくださる方にみてもらって決まったんだけど、
高校の時に、nを見てて、あんな子になったらという思いで、候補にあげたらしいのです。
だから『えぬ(娘ちゃん)』の話をすると、姉が「nさんの名だよ。」といつも言うのよ。
だから私も『えぬ』の名を呼ぶたび、nを思い出します。
今、○○高校の文理科で、2年生です。
親に似ず聡明な子だと姉は言います(笑)
    (中略)
いろいろ大変だけど、元気に頑張ってます。いつか逢いましょうね、必ず!!

P.S nに返事を書くと言ったら『えぬ』が、一番お気に入りのレターセットをくれました。
2枚しか便せんがなくて、いっきに書きました。
めがねがないと書けなくなりましたよ。』


すごく嬉しかった。
泣きそうになった。
自分の人生を否定するわけではないが、少しばかり後悔の割合が増えてたときだっただけに、
おねえさんの「あんな子になったら」という言葉が沁みた。
ワタクシは、ワタクシなりに、頑張ってたのかもね。それをお姉さんが見ててくれたのかもねと思えた。
そして、あまり好きではなかった自分の名前を好きになれた気がした。
あかちゃんの時に会った『えぬちゃん』も、もう高校生とのこと。
次に『えぬちゃん』に会った時、『えぬちゃん』ががっかりしないようなnになるべく、
今からでも努力せねば!と思うのであった。
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