昨日書店に行きましたら、スポーツ雑誌コーナーにJリーグ系の雑誌の最新号が2誌発売されていました。1誌は「サッカーJ+」、そしてもう1誌は「J'sサッカー」という雑誌です。中断期間が終わり、「さぁJリーグだ!」とみんなが思っているところへのこの発売、ファンとしては嬉しい限りです。
「サッカーJ+」の方には、アルビレックスからは千代反田選手が特集を組まれておりました。フィールドプレーヤーでは唯一、開幕から出場を続けている千代反田選手。存在感抜群ですね。皆さん、「サッカーJ+」買ってくださいね。(ボクは立ち読みで済ませましたけど)
もう1誌の「J'sサッカー」の方は必読ですよ。いきなりページをめくると「新潟躍進の原動力~マルシオリシャルデス」のカラー3ページの特集です。
マルシオの生い立ちや生活感、サッカーに対する考え方、「1日も長くアルビでプレーしたい」という気持ち、マルシオ応援歌に対する感激などなど…。これを読んだサポーターは、ますますマルシオとアルビレックスというチームが好きになることは間違いありません。必読ですね。
さらにページをめくると目に飛び込んでくるのが、今日の冒頭の画像です。
今季のアルビは何かが違う!
さあ、常勝軍団へ!!
嬉しいですねぇ。3位で中断期間を迎えた時に、「ある程度こういう記事を特集する雑誌が出てくるだろうなぁ」とは予想していましたが、いざ自分の目の前にこういう記事が登場すると嬉しくてしょうがありません。「常勝軍団」だなんて嬉しいですね。幸せです。
この記事を要約すると、編集者は今季のアルビ躍進の秘密を3つに要約しています。ボクの考えも交えながら書きますね。
1つ目は「少数精鋭の中から生まれた選手間の強い競争意識」です。故障者が続出した場合にはもちろん不安はありますが、今季のアルビは誰が出てきてもレベルの高いパフォーマンスが期待できます。例えばボランチ。開幕当初は寺川とシルビーニョでスタートしたわけですが、勲が出てきて、シルビが故障すると千葉が入り、さらに「六車にも期待」と指揮官自ら語っています。記事の中で梅山氏(新潟市議会議員)も「チャンスをモノにしようという意識が強い」と語っています。
2つ目は「選手の多様性」、いわゆる「ポリバレント」ってヤツですね。記事では千葉と坂本の名前をあげながら、複数ポジションをこなす選手の有用性を説明しています。これは確かに大きい。この前の名古屋戦の時も、後半の1枚目のカードで鈴木監督は「松尾に替えてシルビーニョ」という選択をしました。一瞬「え~?DFの松尾に替えてボランチのシルビ?守備はどうなるの?」って思いましたが、その後の展開を見て納得。ボランチの千葉が後ろに下がって、勲とシルビのダブルボランチにシフトしていました。4点目のエジミウソンのゴールは、その替わったシルビーニョのパスから生まれたことは記憶の新しいところです。
3つ目は「ぶれないシステムと戦い方」です。これはもう、昨年の開幕戦の鈴木監督のJ1デビュー戦の6-0惨敗から、徹底しています。淳さんってば、本当に頑固。あの時味スタで「こらぁ~鈴木じゅーん!そんな戦術じゃJ1では通用しないんだ~」とボクの隣で絶叫していたおじさん、今はどんな気持ちでアルビを見ているでしょうか?選手としてもゲームごとに方針をコロコロ変える監督よりも、頑固一徹に自分のスタイルを貫き通す監督は信頼できるのでしょうね。ボクも自分の仕事で淳監督を見習わなければならないと思う時が時々あります。すばらしい!
…とここまでの3つは「J'sサッカー」に書いてあったことなんですが、もう一つ忘れてはいけない重要な要因を記しておきましょう。それは「数的に他チームを圧倒的に凌駕するサポーターの存在」です。手前味噌ですいません。この「数的」の部分を「質的にも」と変化させていくことが今後の課題であると考えています。