今朝の散歩では5時半前に朝日が昇り、明るい青空を眺める一方で、西の空は
今日のお天気を予報しているかのようにどんよりした灰色の雲が広がっていました。
少し前まではまだ寒さが残り、手を擦りながら春コートを着て歩きましたが、
今日は少し汗ばむほどでした。柿や桜の木の新緑に心弾ませてもらいながら
気分はもう初夏です
今週お訪ねしたグループホームの音楽療法時にスカンポ(イタドリ)を持参して、
皆様と初夏の季節を共有しました。
綺麗に洗ってビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室に保存していたものです。
始めに実際のスカンポを手に取っていただきながらお話を聞いていくと、
「フキかしら?」「何なの?知らないわ」「食べられるの?」など・・。
少しずつ情報をお伝えしながら、カッターで節の所を切って笛遊びをすると、
「私は無理・・」「これで鳴るの?」・・・、実際に鳴らしてみると驚きの声。
職員さん共々一斉に吹き始めますが、中々音が鳴るのは難しいです。
お一人だけ少し音が出て喜ばれていました。
実際にその遊びに参加出来るのは9人定員の中で3人ほどですが、
何がきっかけで表情や行動が変化するか分からないことはいつも心に留めています。
次に丸い穴が見通せるように節と節の間を切って、端を1cm弱ほどの幅で
2,3cm位切り込みを入れて水を浸しておきます。
最後にどんな形になるのかをお楽しみにしていただきながら・・。
その間に伴奏者は「スカンポの咲く頃」の曲をBGMとして弾いています。
雰囲気作りに共感しながら、やっと歌を紹介していきます。
「そんな歌は知らない」「初めて聞く」・・など、この曲はあまりご存知ないことを
知りながらも、「北原白秋さんの歌詞で、山田耕作さんの作曲です」と紹介すると
「へ~、そうなの~」と表情が変わり、前向きな姿勢に変化します。
そんな中で、スカンポの話題時にはずっと下向きで参加されていない人が、次の
「春の小川」で変化されます。メロディが流れると顔が上がり、歌詞を口ずさまれ、
誘導すると視線が歌詞幕に向いてきて最後まで歌われました。
日常の会話を始め、楽器活動も難しいと感じられる人ですが、歌うことは可能です。
職員さんと共有しながら、寄り添っていきます。
懐かしいメロディに個人の記憶が甦ってくる時間でもあります
音楽療法の活動全体への参加は難しいですが、記憶に残っている歌を
歌われる姿に感動しながら進行していきます。
私たちがお訪ねするまではベッドに寝ておられた人も参加されて歌われています。
日々生活をされている皆様の空間に、音楽が流れ、歌や楽器の音色を共有しながら
どのような形でも一緒に参加されるひと時を大切にしたいと思っています
今日のお天気を予報しているかのようにどんよりした灰色の雲が広がっていました。
少し前まではまだ寒さが残り、手を擦りながら春コートを着て歩きましたが、
今日は少し汗ばむほどでした。柿や桜の木の新緑に心弾ませてもらいながら
気分はもう初夏です
今週お訪ねしたグループホームの音楽療法時にスカンポ(イタドリ)を持参して、
皆様と初夏の季節を共有しました。
綺麗に洗ってビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室に保存していたものです。
始めに実際のスカンポを手に取っていただきながらお話を聞いていくと、
「フキかしら?」「何なの?知らないわ」「食べられるの?」など・・。
少しずつ情報をお伝えしながら、カッターで節の所を切って笛遊びをすると、
「私は無理・・」「これで鳴るの?」・・・、実際に鳴らしてみると驚きの声。
職員さん共々一斉に吹き始めますが、中々音が鳴るのは難しいです。
お一人だけ少し音が出て喜ばれていました。
実際にその遊びに参加出来るのは9人定員の中で3人ほどですが、
何がきっかけで表情や行動が変化するか分からないことはいつも心に留めています。
次に丸い穴が見通せるように節と節の間を切って、端を1cm弱ほどの幅で
2,3cm位切り込みを入れて水を浸しておきます。
最後にどんな形になるのかをお楽しみにしていただきながら・・。
その間に伴奏者は「スカンポの咲く頃」の曲をBGMとして弾いています。
雰囲気作りに共感しながら、やっと歌を紹介していきます。
「そんな歌は知らない」「初めて聞く」・・など、この曲はあまりご存知ないことを
知りながらも、「北原白秋さんの歌詞で、山田耕作さんの作曲です」と紹介すると
「へ~、そうなの~」と表情が変わり、前向きな姿勢に変化します。
そんな中で、スカンポの話題時にはずっと下向きで参加されていない人が、次の
「春の小川」で変化されます。メロディが流れると顔が上がり、歌詞を口ずさまれ、
誘導すると視線が歌詞幕に向いてきて最後まで歌われました。
日常の会話を始め、楽器活動も難しいと感じられる人ですが、歌うことは可能です。
職員さんと共有しながら、寄り添っていきます。
懐かしいメロディに個人の記憶が甦ってくる時間でもあります
音楽療法の活動全体への参加は難しいですが、記憶に残っている歌を
歌われる姿に感動しながら進行していきます。
私たちがお訪ねするまではベッドに寝ておられた人も参加されて歌われています。
日々生活をされている皆様の空間に、音楽が流れ、歌や楽器の音色を共有しながら
どのような形でも一緒に参加されるひと時を大切にしたいと思っています