音楽療法のライブ日記

音楽療法士がお届けする、日々の活動記録と情報発信のブログです。

今朝の散歩

2021-07-19 06:10:26 | ひとりごと
散歩へ行く時間が早くなっています。
暑いからです・・

今朝は雲一つ無く、360度快晴です
真っ青な空に白い鳥が気持ちよさそうに飛んでいます。
今年になって初めてかもしれません。

あまりの気持ち良さに上を見上げて暫く深呼吸をしてみます。
いつもと違う道を散歩したくなる気持ちにもさせてもらって歩いていると、
私の身長の倍ほどある大きなヒマワリが太陽に向かって真っすぐに咲いています
思わず姿勢を正し、挨拶をしたくなりました。
「元気を出して」と背中を押してもらえました。

日毎に虫の音色が増えています
川のせせらぎの音も気持ちよく、自然界に癒されて帰ってきました




母との面会

2021-07-18 07:07:09 | ひとりごと
近畿地方も梅雨明け宣言がされ、これから真夏の日差しを浴びることになります
早朝散歩をしていると今までとは異なる暑さを感じ、
人がいない道ではマスクを外さないとしんどくなります。

夜中には蛙の鳴き声、6時前にはセミの大合唱、早朝散歩の途中で秋を知らせる虫の声。。
季節の移り変わりを感じる自然の音楽を受け入れる心地良さがあります

色どりも楽しめます。
成長した苗の緑が美しく、畑には赤いトマト、カボチャやゴーヤの黄色い花。。
見上げれば青空に描かれたようなすじ雲、遠くには涙を溜めているような黒い雲・・。
自身の全ての感覚に身を委ねながらゆっくり歩いていると、
心が癒されていくのを感じます

母との面会が3ヵ月半振りに出来ました。やっと・・・会えました。
ただ、コロナ禍で母との間にはパーテーションがあり、手を握ることは出来ませんでした。
ずっと微熱が続いて心配していましたが、体調が安定してきてワクチン接種も出来ました。
私たち家族もワクチン接種を終えた今後は、検温、消毒、マスク着用は必須な条件として
面会が可能になることを願っています。

本来はいつでも、誰にでも会うことが可能な施設内の母の居室です。
一日でも早く自由に会えますように・・・

      ・・・・・   ・・・・・  ・・・・・

ワクチン接種に関しては今のところ、以下の情報がありますので少し添付しておきます

◎山中伸弥(京都大学iPS細胞研究所代表)による新型コロナウイルス情報発信

 『ファイザー社製ワクチンの有効性』

 ファイザー社製mRNAワクチンは大規模臨床試験により新型コロナウイルスの発症を
 95%抑えるという高い効果が示されました。
 その後、実際に大規模接種をいち早く開始した、アメリカ、イギリス、イスラエル、
 カタールからもReal worldでの高い効果が論文(多くは査読後)として
 相次いで報告されています。
 これらの論文では、アルファ(イギリス)型変異に対しても、
 従来型とそん色のない効果が報告されています。
 ベータ(南アフリカ)型やデルタ(インド)型に対しても、
 従来型やアルファ型に対してよりは効果が低下するものの、
 十分な効果があることが示唆されています。
 日本のデータとしては国立感染研が5月10日に第1報を公表しました。
 ワクチンの先行接種を行った約110万人の医療従事者において
 ワクチン接種後の感染者の数を解析し、ワクチンの効果がまだ出現しないと考えられる
 1回目接種後0から13日目までに比べて、14日から27日目までにおいては約60%の、
 そして28日目以降(多くは2回目接種1週後以降)では、
 86%の効果があったとしています。
 査読を受けていないデータではありますが、
 日本でも高い効果が実証されつつあります。
 以下に、主な査読後論文の結果をまとめてみました。
 Lancet誌のイギリスからの報告は、医療従事者約23000人に対して、
 2週間ごとのPCR検査と月1回の抗体検査を行い、
 無症候を含めて感染者の同定に力を入れていますが、
 感染そのものを85%程度抑制するという、非常に心強い報告です。

◎厚生労働省HP
 『ファイザー社の新型コロナワクチンの有効性・安全性などに関する情報』
 〇有効性について
  新型コロナウイルス感染症の発症を予防します。
  ワクチンを受けた人が受けていない人よりも、新型コロナウイルス感染症を発症した人が
  少ないということが分かっています。(発症予防効果は約95%と報告されています。)
  なお、本ワクチンの接種で十分な免疫ができるのは、2回目の接種を受けてから
  7日程度経って以降とされています。
  現時点では感染予防効果は十分には明らかになっていません。
  ワクチン接種にかかわらず、適切な感染防止策を行う必要があります。

◎ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンより
 『ワクチンの予防効果(ファイザー社・2回接種後)』
     〇発症予防は94%  〇重症化予防は92%  〇感染予防は92%

7月8日(木)21時半〜22時 のラジオ関西『モリユリのこころのメロディ』

2021-07-05 07:49:06 | 研究関連
今年3月に開催された「長島愛生園の人びと」展覧会(当ブログ2月26日掲載)を
主催された長島愛生園に関する研究者の田中真美さんからお知らせが届きましたので
以下ご案内させていただきます。

上記の展覧会において田中さんが森祐里さんに再会されたことから
今回のラジオ放送依頼に繋がったようです。
田中さんの深い想いが一人でも多くの人に届きますように

長島愛生園のことや青い鳥楽団の近藤宏一さんと神谷美恵子さんの関わりなど、
森さん自身が展覧会で初めて知られたことを御自身の番組で取り上げたいということで
ご依頼に繋がったとお聞きしました。
7月8日に続いて次週16日(木)21時半〜22時の2回目の放送もあります。

田中さんからのお知らせに関する内容は以下です。
長島愛生園で仕事をした神谷美恵子さんのこと。青い鳥楽団の近藤宏一さんは、
戦前に介護人としての手伝いにより赤痢に罹患、6年間闘病、ハンセン病は悪化して、
全盲になられたこと。
ハンセン病の特有の症状である皮膚の知覚麻痺の為、指で点字を触り読むことが
出来ないため、舌と唇で舌読し、楽譜を読み、ハーモニカ演奏の楽団を作ったこと。
数々の困難を乗り越えて、楽団が長島愛生園から初めてのコンサートをしたのは
1967年、近藤さんと神谷美恵子さんとの出会い、神谷美恵子さんが近藤さんに頼まれ、
ピアノで和音を教えたり協力をしたこと。
神谷さんが近藤さんを始め多くの入所者から学び、逆に支えられていたことなどを
具体的に話されています。

ハンセン病の歴史については、やはり古いのでハンナリデルの話から
1907年に日本で初めてのハンセン病に関する法律が出来、
5箇所にハンセン病療養所が出来、
1930年長島愛生園が創立され、1931年から入所者の生活が始まりました。
神谷美恵子さんは1943年8月の医学実習で12日間、
1957年から1958年にかけての精神医学調査にて長島愛生園に
精神科医として関わるようになり、近藤宏一さんと出会ったのは1960年代です。

ハンセン病の病の歴史は長く、療養所の成立の歴史もあり、
また、戦前は治療薬もなく、改めて、いろいろ考えました。
らい予防法がなくなって25年、何故、ハンセン病の療養所で高齢者としての時間を
刻まなければならないのかや隔離をする法律がなくなっても何故ふるさとに帰れないのか、
それらは、わたしたちに残された問いであるような気がしました。

田中さんは
『神谷美恵子の実践の研究―1960 年代の長島愛生園を中心にして― 』
の博士論文の著者です
https://core.ac.uk/download/pdf/76063822.pdf