音楽療法のライブ日記

音楽療法士がお届けする、日々の活動記録と情報発信のブログです。

360度のパノラマ景色

2022-11-26 07:52:28 | ひとりごと
降水確率が0%であることを前日に確認して、以前から行きたかった
奈良県王寺町の明神山への軽登山?を昨日楽しんできました。
鳥居をくぐってからゆっくり40分程歩くと360度のパノラマ景色を楽しめる
頂上に着きました。

歩いている途中も空を見上げれば雲ひとつ無い真っ青な空に満足感は100%。
頂上へ行くまでは山道と言うより、なだらかな舗装された道で歩きやすく、
幼子から杖をつきながらの高齢者の人まで年齢層が広く、微笑ましく感じました。

頂上へ着くとベンチやデッキが想像以上に整備されており、無料の望遠鏡からは
360度の奈良盆地から大阪、神戸、京都の景色を楽しみながら
ゆっくり休憩することができました
休日には多くの人が行かれて混雑するかもしれませんが、
何はともあれ、お天気だけを判断基準にされると良いと思います。

王寺町観光協会のHPを見ると、
‘王寺町の明神山は標高273.6mの低い山ですが、山頂では360度の
大パノラマがひらけ、5つの世界遺産を目にすることができます。
大阪府側では世界遺産の百舌鳥・古市古墳群やあべのハルカス、
空気が澄んでいれば明石海峡大橋も見渡せます。
ふもとの明神山鳥居から山頂まではおよそ40分。
仲間とおしゃべりしながらのウォーキングを楽しんでください’

王寺町のHPに掲載されている
『VRで世界遺産トラベルしませんか。明神山タイムスリップ』
明神山からタイムスリップしながら世界遺産トラベルする魅力は大きいです。 
昨日の360度見渡せるライブ映像とともに、
「古代、中世・近世、近代、現代」の映像への誘いは楽しい限り。
近代の映像で「生駒山遊園地」「王寺駅」が表示されています

難波(なにわ)から奈良の都へ大和川を船で上って荷を届けていた頃を
想像するだけでも、古代の歴史へ誘われていく楽しさが溢れてきます。
12月の厳しい寒さに入る前に、外の景色、空気、香りなど五感で感じる
ひと時を大切にしたいと思います

早朝散歩に想うこと

2022-11-13 07:37:57 | ひとりごと
今日はお昼前から雨の予報なので、いつもより大周りした散歩になりました。
5日前には家族のラインのやり取りが頻繁になった「皆既月食+」がありましたが、
今朝はひっそりと頭上にお月様が見えていました。空の色は言葉で言い表せないことを
いつも感じますが、柿と柚子がしっかり実っている色は秋の喜びの象徴です

歩いているだけで、空を飛ぶ鳥の声、道際の雑草の中で鳴いている虫の声、
群れをなしている小鳥が私の足音に驚いたように飛ぶ大きな羽音、川で泳ぐ
カモが水面を飛ぶ音、少し遠くに聞こえてくる踏切の音と電車の音・・・
日々異なる色彩豊かな自然の色と音に癒されるとともに背中を押してもらいます。

先日久し振りに音楽療法士の仲間に会いました。コロナ禍だったこともありますが、
お互いに老母との別れの関わりがあり、3年間は会うことができませんでした。
メールでのやり取りはしていましたので、私より少し前にお母様を見送られたことは
知っており、お辛い気持ちも伝わってきていました。
そして今年初めに私も母を看取ったことをお伝えして、やっと労い合う、
癒し合う時間を共有することができました。

母と娘の関係性や見送ってからの深い悲しみに自分なりの時間が
必要だったことを共有しました。別れてからのセルフグリーフケアとして、
友人はお母様との思い出の冊子を作られており拝見させていただきました。
愛が溢れている素敵な冊子でした
私は母との思い出のアルバムを作って実家の仏壇に供えたことを話すと、
お互いに母への感謝を込めた自分の心の整理だったことを認め合いました。

メールだけでは伝わらなかった詳細な内容もお互いに話すとともに慰め合いながら、
元気でいられることに感謝を伝えあってきました。
晴れた気持ちの良い庭園を眺めながらのひと時は忘れられない時間になりました。

今日は昨日いただいた柚子でジャム作りをします。
柚子は実はもちろんのこと、搾り汁も皮も種も全て役に立ちます。
嬉しい限り

23年目の「パーキンソン病患者・家族会」の活動

2022-11-03 07:20:11 | 音楽療法実践
昨日の11月2日は22年前の2000年にパーキンソン病患者・家族会を
支援する市民グループが郡山保健所の呼びかけで発足した記念日です。
今日から活動は23年目に入ります

2000年に郡山保健所がパーキンソン病の理解と援助を市民報で呼びかけ、
病気の理解、活動のアドバイスなどの講義を4回受講して支援グループが
発足しました。友人のお父様がパーキンソン病を患っておられ、少しでも
病気の理解と何らかの援助が出来ればという思いで受講しました。

その活動と並行に音楽療法の学びを進めており、時を同じくして日本音楽療法学会への
発足に向けたバイオミュージック学会が岐阜で開催され参加しました。
音楽療法が少しでもお役に立てるのであればとパーキンソン病患者・家族会の
支援活動に入れていくことになりました

7周年、10周年と節目毎に医療関係者、保健所の関係者と再会して
懐かしい思い出話と今後について話し合ってきました。
2020年には20周年の集いを予定していましたが、コロナ感染者数が増大して
中止になってしまいました。

コロナ禍では集まりも難しくなり、昨年の12月にクリスマス会は開催しましたが、
今年度の春と秋の音楽療法は中止になりました。
そんな中で、コロナも少し落ち着いてきたということと外での活動を希望されたことで
季節の花(ダリア、コキア、コスモス)を楽しむ秋のお出かけができました。

気持ちの良い季節と見頃だった綺麗な花を楽しみながら、近況もお聞きしました。
歩行が不安定で不安もおありかと思いましたが、久し振りにお会いできて嬉しく思いました。
お話しながら、12月に予定している音楽療法のクリスマス会へのリクエストをお尋ねしました。

お一人おひとりからは、当たり前ですが個別性の高い、その人らしさが
溢れるリクエストがありました。
「台詞がある歌が好きなの」「車の中でいつも聞いている歌だけど」
「何でもいいけど、童謡が好き」「和太鼓も叩いてみたい」「ベルもしたい」・・・

具体的な曲名もいただきましたが、私が知らない曲もあり、帰宅後に歌謡曲の本で
調べてみました。これから準備をしながら、12月の「忘年会&クリスマス会」を
楽しみにしたいと思います。
23年目に入った活動に音楽療法が継続されていますことは保健所関係者始め、
支援グループの皆様のご協力があってのことと、あらためて感謝をお伝えしたいです

第74回正倉院展

2022-11-02 16:05:43 | ひとりごと
第74回正倉院展が10月29日から始まっています
小春日和の季節を満喫しながら、奈良駅から奈良公園を横切って
奈良国立博物館へ行ってきました。
コロナ禍対策として、事前予約の日時指定の入場制なので
ゆったりと安心して見ることができました。

当日券の夕方に行っていた頃が懐かしいですが、
あの混雑した中を気を使いながら見ていた頃を思うと、
間違いなく余裕でゆっくりとマイペースで見ることができ、
コロナ禍で考えられた良い方法なのかもしれません。

毎年奈良時代の頃の音楽を奏でていた楽器等に興味を持って楽しみにしていますが、
今回も漆鼓(うるしつづみ)と呉竹笙(くれたけのしょう)が出品されており、
目を瞑ると奈良時代の音の世界に誘われている幸せ感に包まれました
八世紀の宝物ですが、見惚れるほどの美しさには感嘆するばかりです。

楽器以外では粉地彩絵几(ふんじさいえのき)の多様な色彩に釘付けになりました。
新聞などで案内されている写真だけでは分からない実物大の意外性も楽しいです。
11月14日までは無休で、ネットで空いている日時、時間帯も分かりますので、
奈良時代へタイムスリップする悠久のひと時をお楽しみください

https://shosoin-ten.jp/