『回想法』講座のご案内

近年、回想法という言葉を耳にする機会が増えてきました。
音楽療法でも認知症の方を対象にした音楽回想の実践をすることが多くなりました。
この度、主催者および関西回想法研究会代表の西川淑子様より
回想法の講座をご案内いただきましたので、以下お知らせいたします。

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『回想法』とは、高齢者が過去を思い出し語り合う中で、
その経験と知恵を今と未来に活かしていこう、
そして、生活の質を高めていこうとする手法です。
現在では認知症だけではなく高齢者の介護予防・自立支援、
さらに街づくりに効果があると注目され、地域での取り組みが始まっています。
回想法について学びたい方、実践したい方、回想法に興味がありもっと知りたいと
思っている方にわかりやすくご指導いたします。ぜひこの機会にご参加ください。

①「回想法のとびら」のご案内（大阪会場）

★講師　　　野中恭子先生　（グループホームさっちゃんの家　顧問）
★日時　　 ２０１２年７月２１日(土)　
　　　　　　午前１０時００分～午後５時００分
★講座内容　①回想法の概要
　　　　　　②回想法で求められる「良い聴き手」とは
★場所　 　難波学習センター　（JR難波駅上）
　　　　　　TEL 06-6643-7010
★対象者　 回想法に興味、関心のある方　
★定員　　 30名（定員になり次第締め切らせていただきます）
★参加費　 ７000円（当日、受付にてお支払いください）

②「回想法トレーナー養成講座」のご案内

★講師　　　 野中恭子先生　（グループホームさっちゃんの家　顧問）
★日時　　　 ２０１２年７月２２日(日)　
　　　　　　 午前１０時００分～午後５時００分
★講座内容　 ①グループ回想法方法論Ⅰ（実践前の準備）
　　　　　　②グループ回想法方法論Ⅱ（実践方法と体験学習）
★場所　　　 難波市民学習センター　（JR難波駅上）TEL06-6643-7010
★対象者 　 回想法講座を一日でも受講された方
すでに実践されている方
★定員　　　 ３０名（定員になり次第締め切らせていただきます。）
　　 ＊全講座を受講された方には、関西回想法研究会より修了書を授与します
★参加費　　 ７000円（当日、受付にてお支払いください）

◎お申し込み方法（①、②ともに）
　２０１２年７月１０日までに関西回想法研究会（担当：吉永）宛て
　E-mailまたはFAXにてお申し込みください。
　その際、お名前、住所、所属、連絡先を明記ください。
　E-mail受付　ledise2004@hotmail.co.jp FAX　０７４５－７３－３１６６

聞き覚えが無い♪七夕の歌

今日から7月・・日曜日だったこともあって、
幼子も交じったお見舞いで病室は賑やかな雰囲気でした。
認知症を患っている義母は、お昼ご飯を「夕飯よ」と言いながら
食べていましたが、少しずつ確実に身体的には回復しています。

用意した七夕飾りを見せるとご機嫌になって感謝の言葉を何度も言います。
短冊をさげる「こより」を作ってもらおうと和紙を持参してみました。
３本作るのがやっとでしたが、一緒に飾る気持ちになっていて、

五色の短冊　笹の葉に　ひらひら揺れて　
　日が暮れて　静かにのぼる　お月さま♪

を歌いだしました。
昭和16年の♪笹の葉さらさら　軒端にゆれる・・とは異なります。

行くたびに93歳の記憶の宝箱から何の曲が出てくるのか・・・
今ではすっかり私の楽しみにもなっています

短歌を嗜んでいた義母は認知症と診断される数年前には
すっかり歌を詠む意欲を無くしていました。
今から思えば、認知症の兆候だったのかもしれません。
今日の雰囲気も良かったこともあり、私から短歌を作って欲しいと
お願いすると、何年か振りに一句詠んでくれました

何度も声にだして読んだ後に、短冊に書いて笹につけると
「いい歌やね～。上手に詠んだね～」と私に言います。
「いえいえ、お婆ちゃんが自分で作った歌だよ。良かったね～」と言うと、
「ほ～んと～・・・」と驚いた顔をしていました。

摩訶不思議な人間の脳の世界です