音楽療法のライブ日記

音楽療法士がお届けする、日々の活動記録と情報発信のブログです。

若草山焼きと満月

2024-01-28 10:44:24 | ひとりごと
昨夕、三条通を通っていると東を向いた群衆があちらこちらに・・。
不思議に思いながらでしたが、今夜は若草山の山焼きがあることに気付きました。
花火が上がる音を背に帰宅すると、近年には見られなかった
見事な山焼きが行われていました。

前日のウルフムーンと言われた満月が、燃え盛る若草山の山焼きに寄り添った景色は
一枚の額に入る絵のようで、暫く見入っていました
奈良に早春を告げる伝統行事として第4土曜日に開催されており、
先人の霊魂と慰霊、世界の人々の平和を祈る祭典だと言われており、
様々な気持ちが入り込んできます。

若草山焼きのHPには一時期明治33年から夜間行事となりましたが、
第2次世界大戦の間は昼間に実施されており、あらためて昭和21年に
夜間行事として復活したと掲載されています。

今朝は風も無く穏やかでしたので久し振りに早朝散歩をしながら、
一夜明けたいつもとは異なる若草山の姿を見て、新たな気持ちになりました。
カルガモが水面を啄いて美しい水輪を作っています。
自然の風景に癒されながら、一方でパワーももらえて心が弾みます。

白梅に続いて紅梅も咲き始めており、恒例の梅日和散策が楽しみになってきました。
愛でて良し、香り良し、食して良し。三拍子揃った梅です。

毎年1月の音楽療法時には手作りのお手玉(奈良市音声館で購入)を持参します。
ご高齢の女性の皆様には遊ばれた記憶が甦るひと時です。
絹の着物生地の中に小豆が入っており、手触りも心地良く、音も優しいので
お渡しするだけで、各自がお手玉の活動をされ始めます。

お一人おひとりのお手玉にまつわる思い出話で賑やかになります
姉妹4人で毎日競争したこと、手作りの時に入れた中身のこと、歌いながらしたこと、
いろいろな遊び方があったこと、いつも3個だったが時には4個でも遊んだこと、等々。

遊び、歌、手作り・・、伝承されるひと時です
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