脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

Happy New Year!

2018-01-04 | Weblog

最近よく語学のレッスンの教材を探して歌の歌詞を見る。だいぶ前からよくつかっているのは雪とアナの女王の「Let it go」これはMultiLanguageバージョンなんて言うのがあって歌はかなりの国の言葉に訳されていて歌われている。そしてその中にはもちろん日本語もあるのだが、これは私の見方であるが、ほかの言語に交じって途中日本語で歌うと日本語だけ他の言語にマッチしていない、そこで流れが途切れるように思えるのだ。理由は日本語がリエゾンと言う規則を持たないすべてが母音で終わると言うこと。日本語は何を言っているのかは聞き取りやすいのであろうが、しかし音をつなげていってひとつのリズムを作ることには適した言葉ではないから日本語で歌うとそこだけ少し流れが違うように感じてしまう。おまけにLet it goを「ありのままで」なんて訳すのは不十分だ。Let it goと言うのは何かをザーッと流してしまう感じで、例えば嫌なことがあった時にそんなのわすれちまいなと言う時に使う言葉だ。だから日本語の「ありのままで」は60点、歌詞を見たらわかるけど心の葛藤から今解き放たれようとしているのに「ありのままに」なんていう響きは弱い。今までのその重荷から解放されて何かに向かっていく気持ちが込められているのだから、それらをザーッと流してしまおうと言う意味では韓国語の「タイジョ(すべて忘れよう)」)のほうが訳としては前向きであると思う。このlet it goであるが一番響きがいいのはフランス語である。あの独特の発音の響きは非常に魅力的な響きをつくる。英語やドイツ語などの複数の言語と聞き比べたが、フランス語はリエゾンがきれいに続き発音も個性的で響きがいい。昔フランス人の友人にワインをすすめられた時に、こういうの見方がワインを飲むには一番おいしく飲めるんだと得意げに「クオーッ」とのどをならしてワインをすすったのをおぼえてる。おそらく彼の飲み方は日本のそばのように酸素を同時に吸入してといったところだと思うのだが、しかし私も実際にやってみたらうまくできずにゲボゲボとなってしまったのだが、フランス語には独特ののどの使い方があるのだろうと思う。フランス語も韓国語も共通してリエゾンや鼻音化と言うのがあるが、しかしフランス語の発音はかなり違う、私はフランス語を話さないが、彼ら彼女らの独特の発音はのどを使って発音することもあるからだと思っているが、これはフランス語の個性だ。

うちのクラブでは個性を大事にしているが、個性を言うのは目立つことではない。カラフルな格好をしたり、妄想に近い大言壮語したり、滑稽なことを言って目立つことを個性だと勘違いしてる人間がいるが、髪の色や服で差をつけようとするのは、個性ではなくサル、ゴリラ、チンパンジーといった種別だ。私は個性はその人が持っている日本語で言うところの長所であり、アドバンテージとなるものであると思うし、その個性は伸ばすことでいい意味で人に大きく影響を与えることができるものであると信じている。正確に言えば個性を生かすのが人間である。いい人間関係と言うのは人を信じたり、いたわることができる関係、互いを認め支えあう集団である。そしてもし自分がその中に置かれているとしたならば、人間関係に積極的にかかわっていけるだろうし、そこで何かを発見できることもあるだろう。健全な人間関係は人を認めることを知っているし、その人間関係を通して多くのものが与えられるだろう。私の考えでは個性は「俺はこうだからこうだ」と我を通すのではない。それは相手から認められるものであり、自分も生かし人をも生かすもので、単純に言うとあの人がいるから元気になれるとか、あの人から大きな影響を受けたとか、相互関係において発揮されるものであり、人を元気づけたり、勇気づけたり、励ましたりできる存在、それが人間の持つ個性であり、その個性を生かすことが人間らしく生きることだと信じている。個性は誰でももっているものだ。でもそれはどう生かすかそしてそれがどう生かされるかと言うことが大事だ。そういう意味では自分はどういうコミュニティにつながってどういう人たちと出会うかと言うことは重要だ。



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