風の向くまま薫るまま

その日その時、感じたままに。

JUDAS PRIEST [Turbo Lover] 1986

2016-12-01 06:05:22 | 今日のメタル










ギター・シンセサイザー、もしくはシンセサイズド・ギターを大胆に導入したということで、当時なにかと物議を醸したアルバム『Turbo』のオープニング曲。

IRON MAIDENがデビュー以来不変のサウンドを貫いているのに対し、JUDAS PRIESTはその時代ごとに新たなサウンドを導入してきました。このギター・シンセサイザーの使用もその一環です。

まあ、シンセを使った使わないはともかく、よくできた曲です。当時のへヴィ・メタル専門誌「BURRN!」編集長・酒井康氏は、この曲を評して「ボレロ的展開」と絶賛しておりましたが、まさしくボレロの如くに徐々に盛り上がっていくスリリングな展開は、聴くものをしてワクワクさせずにはおきません。


「METAL GOD」の異名は伊達じゃない。流石の名曲!

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7 コメント

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Unknown (Sarasz)
2016-12-01 12:44:51
昔、ジューダス・プリーストというバンド名には、「ユダヤ教の司祭」=「あり得ない!」または「インモラル!」みたいな意味合いがあるんだけど、日本人にはなかなかその辺が分からないと知って、やっぱり私も「へえ〜〜?」と首をかしげてしまったのを覚えています。
司祭(カソリック)や牧師(プロテスタント)の違いもよく分からんくらいだし。
でも西洋人は「ジューダス・プリースト」と聞くと、「ンまぁ!😱」とか「オイオイ💦」って感じになるんですかねー。
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Unknown (たま♪)
2016-12-01 20:34:37
まるぞうさんトコで兄者のコメント読みましたが、RADWIMPSとBAMPの違いがわからないって、笑ってしまいました。
確かに、最初に聴いた時、同じテイストだなーって私も思いました^^でも、多分、年齢が全然違うのでは?バンプの子達より、ずっと若いと思いますよー。(って、いうくらい私も詳しく見たことないんですけど^^;)
私は最近の曲では、アレクサンドロスが好きっす☆
https://www.youtube.com/watch?v=Sjq9cZ2-1qA
この子達は洋楽を目指してるみたいなんですけど、若干ラルクアンシエルのテイストを感じてしまうま~☆
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Unknown (薫風亭奥大道)
2016-12-02 04:21:10
Saraszさん、JUDASというのはユダであり、そのまま「裏切者」という意味でも使われますから、JUDAS PRIESTとは「キリストを裏切ったユダを奉ずる者」という意味で、アンチ・キリスト的意味合いを強く感じさせるわけです。キリスト教圏の方々にとっては相当ヤバいネーミングなんでしょうね。
もっともバンド自体には、反キリスト色は微塵もないんですけどね~。
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Unknown (薫風亭奥大道)
2016-12-02 04:24:54
たま♪さん、アレクサンドロスのメンバーの川上とかいう方は、杏果のソロ用に曲を提供してくれているんですよ。「Drive Drive」という曲です。その関係で知ってま~す(笑)
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JUDAS PRIEST という名称 (ぐー)
2016-12-02 19:20:49
薫風亭さん、こんにちは! Saraszさん、はじめまして。
お二人の会話を読んでいたら、私もこの名称の意味や意図が猛烈に気になってしまい、ちょっと調べてみたので報告させてもらってもいいでしょうか。(皆さんとっくに知ってる内容でしたら、ごめんなさい!)
バンド名の由来については、ボブ・ディランの「The Ballad of Frankie Lee and Judas Priest」という曲から取った、という説が有力みたいで、ならば元ネタでの意味合いを見なければ、と思い、歌詞を読んでみました。
歌の出だしを見ると、Judas Priestというのは、お話(この歌)の二人の主人公のうちの一人であり、Frankie Leeという人の親友という設定のようです。("Frankie Lee and Judas Priest, they were the best of friends.")
さらに、5番の歌詞で、「彼の"名"はPriestだ。」と通りすがりの人が言っているので、ここでのPriestは、スミスやテイラーと同様の職業姓ですね。もし職業としての司祭だったら、Judas the priestと言うんじゃないかしら。
あと、純粋に語学的に判断すると、Judasという言葉は、ジョンやポールなどと同じファーストネームの一種にすぎませんが、イエスの弟子の一人「イスカリオテのユダ」と同名なので、この歌を作る際に、裏切り者を連想させようとして敢えて選んだなどの意図はあったかもしれませんよね。ただ、Judasという一個人名を「ユダヤ教の(=jewish)」という形容詞と同義にとらえるのは、ちょっと飛躍した解釈に思えてしまいます。
結局、この長い歌は 私にはナンノコッチャすぎて、1度や2度さらっと読み飛ばしただけではネーミングに隠されたメッセージを汲み取るなど、とてもとても。もやもやしたままギブアップです。
バンド名を何にしようか考えているときに、なんとなく色んなレコードをあれこれ手にとっていたら ふとこの曲名が目に止まり、姓と名のミスマッチ感に「何この名前、変なの!」とつっこんで、「これ バンド名にしたら面白くね?」という軽いノリで決めちゃった、、、なーんて想像したら、世の中の皆様に叱られちゃいますかね。
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Unknown (薫風亭奥大道)
2016-12-02 19:58:38
ぐーさん、それ面白い!ボブ・ディランか、有り得るなー世代的に。
IRON MAIDENはバンド結成時のイギリスの首相が「鉄の女」サッチャーだったことと、中世に「IRON MAIEN」という名前の拷問道具(!)があったということで、歴史好きのリーダー、スティーブ・ハリスが名付けたということがはっきりしてる。でもバンド名の由来なんて結構あやふやで、よくわからないのが多いですよね。で、ファンの方で勝手に意味を憶測したりする。これがまた楽しいんだ(笑)
なるほど、ボブ・ディランかあ。面白い!
ありがとうございます~♪
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ぐーさん (Sarasz)
2016-12-02 20:53:24
なるほど〜。
ジューダスのとらえ方はやっぱり「ユダヤ教の」という意味合いではないセンが強そうですね〜。
ところで話がまた飛躍してしまうのですが「イスカリオテのユダ」という単語を見た時、やけに太宰治の『駆込み訴え』という作品が思い出されました。
これはユダがイエス裏切った理由を、とうとうと独白する作品です。
そして裏切りの理由が「愛の貪欲ゆえ」なのです。
「片想いの辛さ」かもしれません。
こちらに全文が掲載されています。

http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/277_33098.html
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