Mars&Jupiter

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レオニード・バシュマコフの「フルートと打楽器のための4つのバガテル」を聴きながら横浜から星川駅まで

2008-06-18 06:25:47 | 古典~現代音楽フィンランド編
昨日は横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは1927年生まれのバシュマコフの作品。
フィンランドの作曲家で指揮者であるレオニード・バシュマコフは、
カレリアのテリヨキ(現ゼレノゴルスク)生まれ。
ここは現在ロシア領でサンクト・ペテルブルクの郊外にある。
ソ連時代、フィンランド政府の傀儡政権である
フィンランド民主共和国の首都と定められた場所である。

バシュマコフは、CDにある英文の解説によると、
ヘルシンキにあるシベリウス・アカデミーで学んだようだ。
1950年代の初めまで作曲のみならず、ピアノや指揮法も学び、
その当時作曲科の教授アーッレ・メリカントにも学んだ。
その後作曲家としての10年間の沈黙を破り、
1960年代から第二交響曲(1963-65)などを発表し、
管弦楽や室内楽の作品を次々と発表し、
作曲家としての地位を固めていったようである。

「フルートと打楽器のための4つのバガテル」は、
1971年に作曲された作品である。
第1曲のアダージョはシンバルとタム・タムとフルートの
楽器の組み合わせで東洋的で神秘的な感じの音楽が奏される。
第2曲プレストはピッコロとマリンバによる演奏。
マリンバが何か滑稽な感じのリズムを刻みながら、
フルートが軽快な旋律を奏する短い曲である。
第3曲レントはバス・フルートとタイ・ゴングによる
深遠な世界で、宗教的な雰囲気を漂わせる曲。
バス・フルートとの組み合わせがいい。
第4曲モデラート-アレグロは、フルートと
ヴィラフォンという鉄琴の一種との組み合わせ。
さまざまなフルートと打楽器の組み合わせによる
違った独特の響きを4つの曲の中で作り出そうとする
このアイデアはなかなかおもしろいものである。
コメント
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