昨日は二俣川から緑園都市駅まで歩きました。
途中聴いたのは1865年生まれのシベリウスの室内楽曲。
1909年に完成した弦楽四重奏曲ニ短調「親愛なる声」作品56は、
交響曲第3番と第4番の間に書かれた作品なので、
これを聴くと交響曲第4番以降の彼の音楽の
内省的な世界への傾倒が何となくわかる気がする。
彼の残した室内楽曲もあまり多くは知られていないが、
その中でもこの作品は比較的有名である。
第一楽章は感傷的なアンダンテの序奏部から始まり、
アレグロ・モルト・モデラートの主部に入る。
ソナタ形式による主部は叙情的な部分があり、
絶え間ない弦の旋律の動きは北欧的である。
第ニ楽章ヴィヴァーチェは軽快な音楽である。
短い楽章で駆け抜けるような疾走感があり、
舞踏的な感じの部分は躍動的で、
それとは対照的な甘美な旋律も魅力的である。
第三楽章アダージョ・ディ・モルトは、
エレジー風の音楽でところどころでは、
彼の情熱のこもった音楽を聴くことができる。
第四楽章アレグレットは、感傷的な音楽から始まり、
古典風で簡素な音楽であるが、情熱的な部分もみられる。
第五楽章アレグロは、終楽章にふさわしく躍動感ある曲だ。
冒頭の部分の音楽は「四つの伝説」の終曲、
「レミンカイネンの帰郷」を想起させる音楽である。
フィナーレに向けた盛り上がり方がなかなかいい。
途中聴いたのは1865年生まれのシベリウスの室内楽曲。
1909年に完成した弦楽四重奏曲ニ短調「親愛なる声」作品56は、
交響曲第3番と第4番の間に書かれた作品なので、
これを聴くと交響曲第4番以降の彼の音楽の
内省的な世界への傾倒が何となくわかる気がする。
彼の残した室内楽曲もあまり多くは知られていないが、
その中でもこの作品は比較的有名である。
第一楽章は感傷的なアンダンテの序奏部から始まり、
アレグロ・モルト・モデラートの主部に入る。
ソナタ形式による主部は叙情的な部分があり、
絶え間ない弦の旋律の動きは北欧的である。
第ニ楽章ヴィヴァーチェは軽快な音楽である。
短い楽章で駆け抜けるような疾走感があり、
舞踏的な感じの部分は躍動的で、
それとは対照的な甘美な旋律も魅力的である。
第三楽章アダージョ・ディ・モルトは、
エレジー風の音楽でところどころでは、
彼の情熱のこもった音楽を聴くことができる。
第四楽章アレグレットは、感傷的な音楽から始まり、
古典風で簡素な音楽であるが、情熱的な部分もみられる。
第五楽章アレグロは、終楽章にふさわしく躍動感ある曲だ。
冒頭の部分の音楽は「四つの伝説」の終曲、
「レミンカイネンの帰郷」を想起させる音楽である。
フィナーレに向けた盛り上がり方がなかなかいい。