Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

クリストフ・エルンスト・フリードリヒ・ヴァイゼの交響曲第4番ホ短調DF120を聴く

2013-06-29 10:00:56 | 古典~現代音楽スウェーデン編
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは、1774年生まれのデンマークの作曲家ヴァイゼの作品で、
1795年に作曲された交響曲第4番ホ短調DF120である。
作曲者の略歴は以前触れたので省略します。
以前にもこの作品に触れたことはあるのだが、
曲の詳しい説明でなかったので再度ここで触れる。
今回聴いたCDはミカエル・シェンヴァント指揮、
王立デンマーク管弦楽団の演奏による。
第一楽章グラーヴェ-アレグロは、ユニゾンにより旋律が奏でられて始まる。
そして木管楽器が悲しげな旋律を奏で、
金管楽器が入り盛り上ってグラーヴェの部分が終わる。
そしてアレグロの部分に入り弦楽器が短調の第一主題を奏でていく。
これ自体はモーツアルトのト短調交響曲を想起させるところがあるが、
第二主題はシューベルトの交響曲を感じさせるところもある。
提示部が過ぎ、展開部でこれらの主題は変形されていく。
コーダで盛り上ったところで最後終わる。

第二楽章ラルゴは、弦楽器中心におだやかな旋律が奏でられ、
木管楽器や金管楽器がそれに優しく絡んでいく。
時々劇的な盛り上がりをみせる部分も交互に現れ、
中間部では短調への転調などもみられ変化に富んでいる。
最後は弦楽器中心に金管楽器も加わりおだやかに終わる。
第三楽章メネエットは、短調によるユニゾンのメヌエットであり、
モーツアルトのト短調交響曲を思わせるような感じである。
中間部のトリオはファゴットが活躍し、優雅で対照的である。
再び最初の短調によるメヌエットが奏されて悲劇的に終わる。
第四楽章アレグロ・モデラート・エ・コン・エネルジーアは、
弦楽器による軽快なテンポでの短調の主題が奏でられ、
これがフーガ風の展開をして曲が進行していく。
全体で盛り上ったあと最後はおだやかに終わる。
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アーッレ・メリカントのパン(牧神)を聴く

2013-06-28 06:30:14 | 古典~現代音楽フィンランド編
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは、1893年生まれのフィンランドの作曲家、
メリカントの作品で、1924年に作曲されたパン(牧神)である。
作曲者の略歴は以前触れたので省略します。
今回聴いたCDはレイフ・セーゲルスタム指揮、
フィンランド放送交響楽団の演奏による。
弦楽器により幻想的な感じで始まる。
プルートが入り、神秘的な雰囲気が生まれ、
金管楽器や打楽器、ハープも入り荒々しさも加わっていく。
現代の作曲家であるのだが、音楽は聴きやすい。
印象派とも違う不思議な音楽は、最後静かに終わる。
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アリウス・サッリネンのサンライズ・セレナーデ作品63を聴く、そして西谷から三枚町まで歩く

2013-06-27 05:30:17 | 古典~現代音楽フィンランド編
昨日は朝、西谷駅から三枚町まで歩きました。
夜は横浜駅で7時頃相鉄線が運転見合わせなのを知り、
横浜駅から星川駅まで歩き、運転が再開した相鉄線に乗りました。
今回とりあげるのは、1935年生まれのフィンランドの作曲家サッリネンの作品で、
1989年に作曲されたサンライズ・セレナーデ作品63である。
作曲者の略歴は以前触れたので省略します。
今回聴いたCDはヨウコ・ハルヤンネとアキ・ヴァリマキのヴァイオリン、
ユッカ=ペッカ・サラステ指揮、アヴァンティ室内管弦楽団の演奏による。
曲はトランペット・ソロから始まり、弦楽器とピアノが入り、
夕方の情景を描写し、もう一方のトランペット・ソロが入る。
そして2本のトランペットがこだまのように交互に奏される。
そのあと弦楽器の奏でる主題をトランペット・ソロとピアノが繰り返していく。
そして再び2本のトランペットが交互に奏でられて、最後おだやかに終わる。
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ヴァン・ホルンボーの交響曲第1番~室内管弦楽のための作品4を聴く、そして三枚町から西谷まで歩く

2013-06-26 05:44:10 | 古典~現代音楽デンマーク編
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
今回とりあげるのは、1909年生まれのデンマークの作曲家ホルンボーの作品で、
1935年に作曲された交響曲第1番~室内管弦楽のための作品4/M.85である。
初演は1938年2月21日オーフスでトーマス・イェンセンの指揮、
オーフス市管弦楽団(現オーフス交響楽団)で行われた。
作曲者の略歴は以前触れたので省略します。
今回聴いたCDはオウェイン・アーウェル・ヒューズ指揮、
オーフス交響楽団の演奏による。
第1楽章アレグロは、一撃の音のあと打楽器のリズムに乗って、
弦楽器が流れるような軽快な主題を奏でいく。
金管楽器や木管楽器が弦楽器に絡みながら、
いきいきとした舞踏的な旋律が奏でられ、
盛り上がりをみせて最後力強く終わる。

第2楽章アンダンテは、ファゴットのソロで始まる。
そして弦楽器のピチカートと打楽器のリズムが入り、
そのあと金管楽器や木管楽器が絡み、幻想的な雰囲気を醸し出す。
このあたりの楽器の扱いはニールセンの影響を感じさせる。
祝典的な感じと牧歌的な部分が交互に現れ、
最後は同じ音型を繰り返しながら、次の楽章に続く。
第3楽章アレグロ・エネルジーコは、力強い主題が奏でられて始まる。
弦楽器に金管楽器と打楽器が絡みながら軽快な音楽が奏でられ、
フルートやファゴットなどが弦楽器のピチカートと絡み、
荒々しいティンパニの音と弦楽器が絡んでいくが、
このあたりはバルトークを思わせて面白い。
最後は下降する2音による一撃が2回行われ、突然終わる。
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アルヴォ・ペルトのバッハ主題によるコラージュを聴く、そして三枚町から西谷まで歩く

2013-06-25 05:15:02 | 古典~現代音楽バルト3国編
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
今回とりあげるのは、1935年生まれのエストニアの作曲家ペルトの作品で、
1964年に作曲されたバッハ主題によるコラージュである。
作曲者の略歴は以前触れたので省略します。
今回聴いたCDは湯浅卓雄指揮、アルスター管弦楽団の演奏による。
第1楽章トッカータは、弦楽器による軽快なリズムで始まる。
リズミックな上にハーモニーの重なりあうところが面白い。
第2楽章サラバンドは、オーボエのソロが優雅な旋律を奏でて始まる。
これはイギリス組曲第6番のサラバンドであるが、
これが終わるとまったく対照的な現代的な音楽となり、
これらが交互に現れて、その変化がおもしろい。
第3楽章リチェルカーレは、弦楽器によりカノン風に主題が展開されていく。
しかし、それは現代的なカノンであり、最後疑問を投げかけた感じで終わる。
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