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ネッド・ローレムの「3つの舟歌」を聴きながら横浜から星川駅まで歩く

2008-06-03 06:14:24 | 古典~現代音楽北アメリカ編
昨日は横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1923年生まれのローレムの作品である。
今回から聴く器楽曲・室内楽曲は北アメリカ編に入る。
とはいっても持っているCDは室内楽曲に関して、
ほとんど持ってないから、紹介するのはピアノ曲が中心になるだろう。
ネッド・ローレムはアメリカ合衆国のインディアナ州のリッチモンドで
1923年10月23日に生まれ、現在も活躍中の作曲家である。
彼の公式ウェブサイトなどを参考にするとその後家族でシカゴに移り、
そこでピアノを10歳の頃から習い始めたようで、
その際にドビュッシーやラヴェルの音楽に触れたようだ。
17歳でノースウェスタン大学音楽学科に入学し、
1946年にジュリアード音楽院でベルナール・ワーゲナールのもと
作曲法を学び、1946年から1947年にかけては
タングルウッドのバークシャー音楽センターで、
アーロン・コープランドに師事し作曲法を学んだようだ。
1949年にはフランスに渡り、1958年までそこに住んだようである。

「3つの舟歌」は1949年モロッコ滞在中に作曲された作品のようだ。
したがって彼がフランスに渡った年に作曲された初期の作品である。
ピアノのための作品として知られているようだが、
この曲をCDで聴くことはなかなかできないが、
フィリップスで発売された「20世紀偉大なるピアニストたちBOX」という
200枚組のCD集の中のレオン・フライシャーというピアニストのCDで
その曲を聴くことができ、私が持っているのもその演奏である。
どれも短い曲だが、舟歌第1番はロマンティックで、
若い頃に影響を受けた印象主義的な作品である。
揺れ動くような曲の感じが心地よくもある。
舟歌第2番も第1番と曲の感じは同じである。
3部形式で書かれており、ゆったりとした前半部分と
中間部の盛り上がりをみせる情熱的な部分が対照的である。
舟歌第3番は、2つの舟歌のゆったりとした曲調とは違い
軽快で流れるような動きのあるピアノの旋律が印象的だ。
どの曲を聴いても感じることは、彼が若い頃、
フランス音楽に深く傾倒していたということである。
だから、20代から30代にかけての10年近く、
フランスに渡り、滞在したのだろうなあ。

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2 コメント

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Unknown (通りすがり)
2023-06-19 03:55:07
フィッシャーではなく、レオン・フライシャーだと思いますが。
ありがとうございます (おおくぼっち)
2023-06-20 06:22:31
Unknown(通りすがり)さま
ご指摘ありがとうございます。
表記を訂正させていただきます。

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