Mars&Jupiter

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ベラ・バルトークのルーマニア民俗舞曲Sz.68 BB76を聴く

2023-04-02 09:13:32 | 古典~現代音楽ハンガリー編
今回は1881年生まれのハンガリーの作曲家バルトークが、
1917年に作曲したルーマニア民俗舞曲Sz.68 BB76に触れる。
今回聴いたCDはアダム・フィッシャー指揮、
ハンガリー国立交響楽団の演奏である。
もともとピアノ作品として1915年に作曲されたものを、
作曲者自らが管弦楽に編曲したものである。
第1曲棒踊りは、揺れるような伴奏に合わせ、
弦楽器が奏でる旋律は少し物悲しい感じもある。
第2曲帯踊りは、木管楽器が奏でる少しおどけたような旋律がいい。
第3曲踏み踊りは、フルートの奏でる旋律が神秘的である。
第4曲角笛踊りは、ヴァイオリンの奏でる旋律が、
揺れ動く感じで、民謡の特徴を表現している。
第5曲ルーマニア風ポルカは、軽快な音楽で躍動的でいい。
第6曲速い踊りは、躍動的な旋律の2つの曲からなる。
踊りの高揚感を表すかのように盛り上がる最後がいい。
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ゾルターン・コダーイのミサ・ブレヴィスを聴く

2023-03-02 06:51:15 | 古典~現代音楽ハンガリー編
今回は1882年生まれのハンガリーの作曲家コダーイが、
1942年から1944年にかけて作曲したミサ・ブレヴィスについて触れる。
今回聴いたCDはジェイソン・ジェイムズのアルト、
ジェイムズ・ギルクリストのテノール、
スティーヴン・ライスのバス、
スティーブン・レイトンのオルガン、
スティーヴン・クレオバリー指揮、
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団の演奏である。
イントロイトゥス(入祭唱)はオルガンのソロである。
重厚な音で始まり、そのあとは素朴な旋律が奏でられ、
複数の旋律と重なり合ったあと、静かに終わる。
続くキリエは、女声の「キリエ・エレイソン」に続き、
男声の「キリエ・エレイソン」と少年合唱が入って終わる。
3曲目のグローリアは、独唱者の「グローリア」の声に続き、
男声合唱と少年合唱が入り、オルガンも加わる。
そして、アルト独唱とテノール独唱も加わり、
美しい旋律が歌われた後、男声合唱と少年合唱が、
オルガンとともに歌い、壮大な感じになって終わる。
4曲目のクレドは、テノール独唱から始まり、
男声、女声の合唱が重なりあり、オルガンも絡んでいく。
少年合唱も加わり、美しい旋律とハーモニーが奏でられていく。
ここはこの作品の一番の聴きどころかもしれない。
最後はオルガンの音とともに重厚な感じで終わる。
5曲目のサンクトゥスは、オルガンの音に導かれ、
少年合唱が「サンクトゥス」を繰り返し、男声合唱が加わる。
「天のいと高きところにホザンナ」を繰り返して終わる。
6曲目のベネディクトゥスは、少年合唱と男声合唱で始まり、
オルガンの音がそれに絡んでいき、少年合唱は、
「天のいと高きところにホザンナ」が繰り返される。
7曲目のアニュス・デイは、男声合唱で始まり、
独唱も加わって合唱に絡んでいくが、その後は合唱中心になり、
オルガンの音も絡んでいき、最後は「アーメン」と歌って終わる。
終曲のイテ・ミサ・エストはオルガンのソロである。
重厚に音が重なり合いながら始まり、最後は明るい音の響きで終わる。
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ラースロー・ライタの交響曲第1番作品24を聴く

2023-02-26 17:32:32 | 古典~現代音楽ハンガリー編
今回は1892年生まれのハンガリーの作曲家ライタが、
1936年に作曲した交響曲第1番作品24について触れる。
今回聴いたCDはニコラ・パスケ指揮、
ペーチ交響楽団の演奏のものである。
ラースロー・ライタはブダペストで生まれ、
ブタペストで作曲の勉強をしたあと、
ライプチヒとジュネーヴ、パリで1914年まで学んだ。
パリではヴァンサン・ダンディに師事したようだ。
帰国後は教育活動に力を入れ、民謡研究もおこなった。
交響曲第1番は彼が44歳に作曲した作品である。
第一楽章アレグロは、躍動的なリズムで始まる。
ハンガリーの民族的な音楽要素をみることができる。
バルトークやコダーイに通ずることも感じることができ、
本来ならばもっと評価されてもよい作曲家かもしれない。
つかみどころなく、予測不能な感じの音楽の展開がいい。
最後は盛り上がることなく静かに終わる。
第二楽章アンダンテは、クラリネットが奏でる旋律で始まる。
弦楽器に続きオーボエやフルートなども絡んでいき、
さらにはサクソフォンが旋律を奏でていく。
抒情的な旋律が奏でられていき、ハープも入り、
神秘的な雰囲気にもなり、その後は弦楽器中心に展開され、
木管楽器も絡んでいき、サクソフォンも入り、最後静かに終わる。
第三楽章アレグロ・モルトは、弦楽器のピチカートで始まり、
やがて弦楽器が軽快で明るい旋律を奏でていく。
弦楽器の躍動的な動きがなかなか面白い。
金管楽器が鳴り響き、盛り上がりをみせたあと、
再びサクソフォンが活躍し、穏やかになったかと思うと、
打楽器のリズムと金管楽器で盛り上がる。
そのあと弦楽器の抒情的な旋律が奏でられ、
再び軽快な音楽になっていき、木管楽器や金管楽器が活躍する。
明るい軽快さと抒情的な部分のコントラストがなかなかいい。
最後は打楽器と金管楽器中心に盛り上がって最後力強く終わる。
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ゾルターン・コダーイの3つのハンガリー民謡を聴く

2014-10-17 06:37:12 | 古典~現代音楽ハンガリー編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1882年生まれのハンガリーの作曲家、
コダーイが作曲した3つのハンガリー民謡である。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
聴いたCDはダヴィッド・オイストラフのヴァイオリン、
ヴラディーミル・ヤンポルスキーのピアノ演奏による。
ピチカート奏法も効果的に随所に使った作品である。
第1曲はピアノ伴奏に乗ってヴァイオリンが悲しげな旋律を奏でて始まる。
そして軽快な舞曲風の第2曲は生き生きとした感じである。
第3曲は軽快で速く一気に駆け抜けるような曲である。
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レオー・ウェイネル(ヴェイネル)のハンガリーのウェディング・ダンスを聴く

2014-10-14 06:15:53 | 古典~現代音楽ハンガリー編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1885年生まれのハンガリーの作曲家、
ウェイネルが作曲したハンガリーのウェディング・ダンスである。
ブタペストに生まれた彼はブタペスト音楽アカデミーでハンス・ケラーに師事し、
卒業後は奨学金を得て、ウィーンやミュンヘン、ベルリン、パリで学び、
帰国後は母校で作曲や室内楽を教えた。
聴いたCDはヤーノシュ・シュタルケルのチェロ、
ジェルジー・シェベークのピアノ演奏による。
力強く始まり、奏でられる旋律はハンガリー民謡風である。
中間部はやや対照的で穏やかな旋律が奏でられ、
再び冒頭の旋律が奏でられ、最後は穏やかに終わる。
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