ガッテン!スタジオに1枚のボードが小野文恵アナによって運ばれて来た、CMの効果もあって肝炎ウイルス検査の知名度も上がり、この10年間で、年間2万人もの県民が検査を受けて来た、いよいよ、江口有一朗・佐賀大医学部附属病院肝疾患センター准教授が、10年に渡って、肝炎ウイルス検査を受けて来た9千200人に及ぶ県民から直接、取り続けて来たデーターの集大成を、佐賀県健康増進課によってデーター分析され、“肝炎ウイルス検査を受けた一番のきっかけ”の結果が明かされる時がやって来た、そのグラフの縦軸には“検査を受けた一番のきっかけ”の人数割合が%で表されていた、また横軸にも“何から情報を得たの?”の人数割合が%で表されていた!そして、11の切っ掛け項目が人数割合で枠内に散りばめられていた!・・・
それら11の切っ掛け項目は、次のようになっていた、1)保健師の勧め、2)看護師の勧め、3)かかりつけ医の勧め、4)職場の勧め、5)市町村からの自宅通知、6)家族・知人の勧め、7)市民公開講座、8)イベント会場、9)病院ポスター、10)テレビ番組、そして11)はなわテレビCMの11項目が縦と横の軸内に陣取っていた!パッと見たところ、縦軸の受けた一番のきっかけでは、80%の支持率を受けた保健師の勧めがトップに来ていたが、横軸の情報元が保健師さんだと云う事を覚えている人が、18%の支持率で6番目と少なかった!横軸のトップはと云うと、48%と圧倒的支持を受けたはなわテレビCMが圧勝していたが、縦軸の受けた一番のきっかけでは、38%ぐらいで7番目と低くかった!・・・
このことが何を意味するかと云えば、情報元は他人事として知れ渡っているが、まだ自分自身でアクションを起こすまでには至ってないと云う結果に終わったようだ!正に、こちら立てれば、あちら立たたずである、まだ何かが足りないようだ!それは一体何なのだろう?そうです、それは、次に検診で病院に行った時に、検査を受ける後押しをしてくれる身近な人にまで辿り着けなかったことにあった!幾ら、はなわテレビCMによって、肝炎検査のことが知れ渡っても、肝炎検査受診のことを想い出させ、最大の切っ掛けとなる身内・知人、職場の人など周りの人や、医療情報源豊富な保健師・看護師・かかりつけ医からの、最後の一言なり、最後に背中を押してくれる切っ掛けに、充分に繋がらなかったことにあった!・・・
江口先生の解説によって、肝炎検査のために病院に辿り着くことの大切さが、良く分かりましたでしょうか?今日の番組を観た皆さん、医療機関従事者は勿論、家族や友人、職場の方に、「肝炎ウイルス検査を受けた方が良いよ!」と背中を一押ししてあげては如何でしょう!・・では、続いて、もし肝炎ウイルスに感染してしていることが分かった時の治療法についての注意点も、江口先生から説明があった、HCVであれHBVであれ感染が判れば、まず血液検査をして、ウイルスの量や型を調べる、今や、入院は無く、B型であれC型肝炎であれ、通院しながら飲み薬でウイルスをコントロール出来て、C型肝炎に至ってはウイルスを身体から消し去ることが出来る薬が出来ている!・・・
効果と副作用を考慮の上、医師から処方される薬を2,3か月飲めば治療は済むようである!薬原価は1クール4,5百万円と高価だが、国と県の助成制度によって、本人の負担も少なくなり、3か月の治療で済むようだ、高額納税者は1か月2万円だそうだが、それ以外は1か月1万円の自己負担になるようだ!皆さん、肝炎検査に引っかかれば、この治療を受けない手はないですぞ!・・次回、肝炎ウイルス検査最終章では、江口医師が今、もう一つ直面している大きな問題に迫っていくことにしよう・・・