今朝、礼拝後2名のバプテスマ式があって、いつもより少し遅れて1時前に帰宅した、早速チャンネルを8ch関西テレビにONにした、小生、高校生の頃から今まで陸上人生に己の魂を打ち込んで来た“みちのくの爆走娘”こと福士加代子(37歳、津軽五所川原工高、ワコール)のラストランをこの目で観たかった!彼女は高校生の頃から3000mと5000mに強く、ハーフマラソンでも未だに破られてない日本記録をマークした!2006年ドーハー・アジア大会10000mでも30′29″38で初優勝した!2008年にはマラソンに転向して、2016年の大阪国際女子マラソンで7位に入賞し2°22′17″の自己ベストを樹立した!小生思うに、福士加代子こそ日本女子陸上界のレジェンドと捉えている!・・・
すでにMGCで東京五輪女子マラソン代表の2枠は前田穂南(23歳、大阪薫英、天満屋)と鈴木亜由子(28歳、名古屋大、日本郵政)が獲っているたが、あわよくば今日の選考設定タイム2°22′22″を出せば自分にも残りの1枠が覗えるチャンスが巡って来たと捉えマラソン魂を燃やして福士加代子が挑んでいる、凄い!・・まばゆいばかりの太陽が照り輝く快晴に恵まれてレースは14キロの手前まで進んでいた、あっ、福士加代子がまだ、ペースメーカーを含む12人のトップ集団の中に松田瑞生(みずき、24歳、ダイハツ)と小原怜(29歳、天満屋)を含むアフリカ勢と共に居た!18キロ手前から小原が集団より遅れ始めた!レースはいよいよ大阪の中心部、中央公会堂から御堂筋へ進んでいく、あっ、20キロから福士が少し置かれて行く!粘りに粘ったが遂に、テレビカメラに向かって『ごめん、止めるわ~~!』とのたもうて25キロ辺りでレースを棄権してしまった!う~~ん、案外呆気ない福士の幕引きすぎるのではないか!?・・・
今日は途中でレースをいとも簡単に諦(あきら)めたが、もしかして、この途中棄権は福士にとって3月の名古屋ウイメンズ出場を見据えてのことではあるまいか??もしその積りなら、それで道理にかなっていて彼女を尊敬し応援したい!だが、かなりきつい設定タイムが突き付けられるだろうが!そんな苦い思いを味わっている福士加代子をよそ眼に、ペースメーカーの前に出るようにしてトップ集団をぐいぐい引っ張っていた松田瑞生(みずき、24歳、大阪薫英時学院高、ダイハツ)が益々勢いづいていた!まるで野口みずきが2005年のベルリンマラソンで出した日本記録2°19′12″を凌(しの)ぐかの勢いだ!アフリカ勢のレウェテンとペレテに7分の差を付けて35キロ地点を単独1位で通過した!40キロ地点ではその差を38分以上に広げて優勝を確実なものにした!そしてヤンマースタジアム長居公園に入って、2018年の同大会で2°22′44″で優勝してMGC出場権を獲得したように、何と、2°21′47″の自己ベストでゴールテープを切った!ヽ(^。^)ノばんざ~~~い・・・
この3月の名古屋ウイメンズのラスト選考FINISHタイムが2°21′47″と発表されたが、これで決まりだろう、松田瑞生が東京五輪女子マラソン第三枠目を獲るのは確実となったと言って良いだろう!2位にはバーレーンのベレテが2°22′40″で入り、3位には2°23′03″のレウェテンが4位には2°23′31″でエチオピア勢二人が続いた、5位2°26′02″でオーストラリアのリサウェイトマンがフィニッシュし、6位2°26′24″でケニアのシェプキルイがゴールした、そして何と、一般参加の山口遥(はるか、神奈川・新栄高、多摩川大、AC KITA)がよく粘り7位2°26′35″でゴールした!昨年9月のMGCファイナルで、前田、鈴木に続き2°29′06″のタイムで3位に入った天満屋の小原怜は2°28′06″の13位に終わった・・前田穂南、鈴木亜由子そして松田瑞生よ、2020東京五輪でマラソン代表として選ばれるからには、どんな色でも良い、メダル獲得を期待したい、出来れば金をだが、ファイトいっぱ~~~つ!・・・