先程、日曜礼拝から帰って来た、牧師を通して、“収穫の多い畑よりも、神の臨在する心の泉を求めなさい。”とのメッセージを頂いた・・昨日26日の朝は、兵庫県全域には降雪の予報が出る寒々しい日の始まりであった、JR加古川駅発8時17分発の電車に乗り込み、住み慣れた加古川の街をあとにした、そして20分後、姫路駅で下車して南口ロータリーに出た・・・
実は昨年の10月19日に、日本交通公社を通じて神姫バスツアーズ企画の西播磨ツアー”酒造めぐり・揖保乃糸そうめん館見学・日本酒発祥の地、宍粟市一之宮の庭田神社めぐりの旅(4500円)”に予約を入れていた!出発まで少し時間があったので姫路駅南ロから直ぐ目の前にある豪華ホテル・モントレ姫路の1階と2階を散策して時間を潰した・・やがて9時50分の出発する神姫バスに15前に乗り込んだ、小生の年齢とさほど変わらぬ高齢者男女21名の参加人数だった、バスガイドさんから観光ガイドパンフレットや料理用オイルや昔懐かしい擦りマッチなど数点のお土産の入った袋が各人に配られた!ありがたや・・・
南口ロータリーを出発して5分も経たないうちに最初の訪問先、灘菊酒造所に着いた!ここ灘菊酒造(株)は明治43年の創業と老舗の酒蔵である、バスガイドの説明によると現在の杜氏(とうじ)さんは、蔵元の三女が養子を貰って、珍しく女性が杜氏を勤める酒蔵である!ここの代表作は大吟醸“酒造り之助(みきのすけ)”、純米大吟醸“きくのしずく”、純米吟醸”灘菊”などなどである、あれこれ少しずつ試飲をさせてもらったが旨いのなんのって!家族へお土産として米麹“造り酒屋の甘酒900g(1060円)”を買い求めた!・・・
10時30分に灘菊を出発して龍野市にあるソーメン製造所も兼ねた“揖保乃糸ソーメン資料館”に到着した、温かく迎えてくれた専任ガイドさんが館内を隈なく丁寧に案内してくれた、そのあと、大食堂にはこの日の昼食となる“揖保乃糸ソーメン定食”の大御膳が用意されていた!ツアー仲間とわきあいあいで会話を交わしながらペロリとたいらげた、うめい!・・11時55分にソーメンの里をあとにして、一路、揖保川沿いを宍粟市山崎方面に向かっていった!あっ、案の定、山崎町を越えてから一之宮町に入った頃から、突然、雪が吹雪だし一面白銀の世界に様変わりして行った!小生、こんな雪景色に遭遇したのは久しぶりだったので胸が躍った!・・・
吹雪吹きすさぶなか、バスは日本酒発祥の地宍粟(しそう)市一之宮熊倉の庭田神社に到着した、古伝『播磨国風土記』によれば、出雲の国の大国主の大神が、国造りの大業を終えたとき、この神社の裏手に湧く“ぬくゐの清水” で造られた庭酒を飲み交わしながら、諸神(もろかみ)が召し集って、祖霊祭り(みたままつり)と併せて持て成し給えり祝われたと記されている!ここから少し南に下った処にある伊和神社前にある伊和ドライブウェーに寄ってから、その日本酒発祥の地・宍粟の一角、山崎町にある造り酒蔵“老松(おいまつ)酒造有限会社”に到着して酒造巡りをした!・・・
この老松は、1768年(明和五年)の創業で、山崎藩御用酒蔵で250余年の歴史を有する大老舗酒屋である!ここにも、古酒“善次郎”、純米吟醸酒“老松”、“米の郷”、“沙月(さげつ)”などなど数々の銘酒が造られている!小生、ここでは土産として“酒蔵もろみ380円”を買い求めた、ここでも色んな吟醸酒、甘酒やもろみを少量試飲試食させてらった、旨いのなんのってありぁ~しない!・・このあと、バスは播磨の小京都・龍野の街に向かった、小生、この龍野には若かりし頃に一度訪れているので懐かしい!バスは童謡と哲学の里の龍野遊歩のために国民宿舎赤とんぼ荘の方角へ丘を登って行った、そして展望台の駐車場で、我々ツアー客とガイドさんを降ろして、バスは揖保川畳堤の脇にある観光駐車場へ降りていった、そこで我々が降りて来るのを待つこととなっていた・・・
かつて、赤松一族が築き秀吉軍によって攻め滅ぼされた龍野古城本丸があった鶏籠(けいろう)山218mの麓にある展望台駐車場には、地元の男性ボランティアガイドが我々を迎えてくれた、彼の懇切丁寧なガイドに耳を傾けながら、力士の神が祀られる野見宿禰龍(のみのすくね)神社から龍野神社、三木露風立像、赤とんぼ歌碑、文学の小径、しゅう遠亭、龍野城主・旧脇坂屋敷、哲学者・三木清の碑、矢野寛治記念館、龍野動物園、龍野城跡、龍野歴史文化資料館、三木露風生家等々を散策しながらバスが待つ観光駐車場に辿り着いた・・バスがまだ小雪の舞う姫路駅に着いたのが5時頃だったろうか、5時17分の電車に乗って加古川に着き、懐かしのわがに帰宅したのが6時頃だった、何て素晴らしい旅を、4500円で味わった満足感に包まれた、何と云っても1時間10分にわたる龍野遊歩が一番だった!(*^^*)・・・
ちなみに、故郷(ふるさと)の龍野を偲(しの)び日本を代表する童謡“赤とんぼ”を作詞したのは三木露風(1889~1964年)だが、その詩に曲をつけたのは山田耕作(1886~1965年)であった・・明日28日月曜日は年一度恒例の後期高齢者のための老人健診の予約を取っている日だ、10時までに朝食抜きで、加古川駅北口の目の前にあるWellnage(ウェルネージ)のビルに入らねば・・・