梅雨に入ってから、ここ加古川にも、よく雨が降り続くようになった、特にこの日曜日５日の夜から本格的な土砂降りの雨が降っている！そして昨日も今日も終日その雨が降り続いている！小生、雨が嫌いなわけではない、雨は我が庭の樹々を潤してくれるのでむしろ好きである！しかし、こんなに大量に毎日降り続くんじゃ、ため息が出てうんざりする！・・だが、２０１７年７月５日午後３時頃、九州北部を襲ったあの忌（い）まわしい線状降水帯が、今、再度九州を襲い、１時間で１２４mmと短い時間の間に記録的な豪雨を降らし甚大な被害をもたらした事を考えるとそんなことは言って居れない！此度も、前回と同じ様に九州中部に東西に渡って梅雨前線が張り出していき、南と西からの風がぶつかって上昇し、３日午前３時頃に積乱雲が次々と発達して行った！・・・
そこから“謎の７２時間（３日）”が経って、６日未明に、九州の南沖に発達していた高気圧の暖かく湿った空気が、一気に梅雨前線目掛けて流入し、一基の寿命が１時間続き、１０キロの高さにも達する積乱雲４基以上の幅５０キロ／長さ３００キロもの帯状に連なる“線状降水帯”を次々と作り上げていく！そして熊本南部の球磨川（くまがわ）流域に大雨を降らしていった！例えば５基の積乱雲が帯状に連なればその寿命は５時間となり５時間ぶっ続けで豪雨を降らす！堪らず大地は水で覆い隠され、球磨川水域が氾濫を起こし直ぐ近くの球磨村に立つ特別養護老人ホーム“千寿園”の１４人の命を飲み込んだ！それに飽き足らず線状降水帯は九州北部と九州西部にも、風に流され、わがまま顔で動き回って、特別警戒下の福岡、佐賀、長崎にも豪雨を降らし、村と街にある多くの建物を破壊し、電気などのライフラインを寸断し、土砂崩れなど甚大な水害破壊をもたらして４６名もの命を奪っていった！否、１２名の行方不明者をも忘れてはならない！・・これがその生存率を大きく左右するとされる『線状降水帯７２時間生存のメカニズム』の恐ろしさである！今朝１１時頃、雨脚が徐々に弱まるにつれて球磨川の氾濫・決壊は治まって行った！・・・
今日７日未明には、熊本豪雨は筑後川にまで及んで行った！筑後川は阿蘇を水源とし、九州地方北部を東から西に、熊本・大分・福岡・佐賀の４県を流れ、有明海にそそぐ全長１４３kmに及ぶ日本第２の大河である！かつて小生、加古川合唱連盟・合同演奏会で、この筑後川の光景を切々と歌い讃える混成合唱組曲“筑後川（丸山豊作作詞／團伊玖磨作曲）“を歌い上げたことがある、懐かしい！その筑後川上・中流域に位置する大分・日田市にある花月川との合流地点で、支流の水流を押し返すバックオーター現象が起きて比較的小さな氾濫が起こった！その直後、水流は堤防を僅か越水したが、規模のデッカイ大河築後川の流れはさすがだ！幸運にも豪雨も少し弱まり徐々に川の水量が下がり、その流れは落ち着いて行った！遂に１１時４０分には、それまで出されていたレベル５の大雨特別警報はただの警報にまで下げられた！“土砂災害警戒に要注意”はそのままだが、このまま線状降水帯の猛威が治まってくれれば、熊本豪雨も逐次収まって行くであろう、そう願いたいものだ！これまで、今日の豪雨で亡くなられた１０名の御霊を合わせると、死者の数が５６人となった！（祈り）・・あっ、夕方になって加古川の雨も少し勢いが落ちて来た、だが油断は禁物！(^_^;)・・・
その夜中、トイレのため目が覚めると、外では今までに聴いたことのないナイヤガラの滝のような激しい雨音が響き渡っていた！凄い、あとは我が救い主、イエス・キリストの御手に全てを委ねて深い眠りに戻っていった(-_-)zzz・・このあと新しき日を迎えて、九州から更に西へ大きく張り出し停滞しているただの梅雨前線だが、発達して活発な動きをつづけ、西日本から東日本の広範囲にて８日から１０日以降にもかけて記録的な大雨が予想され、土砂災害や洪水の危険度が高い地域が出てくると気象庁は厳重な警戒を呼び掛けている様だ！また東京コロナ感染者数も５月２３日に感染者数２人を記録し第１波が終わりを告げたように見えた！その後第２波が始まったが、６月１１日までは感染者数が５０人以下をキープしていた！だが６月１１日以降はグングン伸びていき、６月２４日以降は５５人を越え、７月４日には１３１人に達し、そのままアップダウンはあるものの、更に急上昇している！このままで行くと２００人越えも間もなくだ！やれやれ、心してかからねば！(◎_◎;)・・・
