今朝のNHKラジオ日曜あさイチ“日曜ふるさと元気情報”のコーナーで、沖縄県八重山諸島にある“竹冨島”から元気いっぱいの主婦によるリポートが流れていた!どうやら台風17号は八重山諸島近海からは離れ去っていて、竹冨島には平穏な日常が戻っていたようようである!竹富島は明日から始まるNHKあさドラ“純と愛”の舞台となる宮古島のすぐ南にある、梅ちゃん先生が完結して淋しい~~!台風17号のお蔭で、ここ加古川にも待ち焦がれていた、まとまった恵の雨がしとしと降り始め、肌寒いぐらいの風が吹いている!昨日急遽、1日前倒しして行なわれた氷丘小学校の運動会は大正解だった!・・・
さて、今日の本題に入ろう、今、心臓病以外にも細胞シートは、まだまだ他の分野においても活躍し始めていた、突然、シャーレの中に、真ん中がくり貫かれた1枚の細胞シートが、画面に映し出された!果たしてこの細胞シートは、何の治療に使われるのだろうか?の質問がゲスト出演の宮崎美子にクイズ形式で出された?「お肌に良いものなのか?」と迷い、宮崎は即答できなかった、画面の中では、ピンセットで摘まれた、その細胞シートが手術中の患者の角膜の上に乗せられていった!・・・
その画像は大阪大学医学部眼科医である西川幸二教授から提供されたもので、“角膜治療”の現場を撮ったものだった、やがてその細胞シートは慎重に角膜の上にピッタリ広げられていった!そうです、細胞シートは失明しかけていた患者が視力を回復する治療にも効力を発揮していた!その他、細胞シートは癌の治療にも効果を発揮していた!東京女子医科大学消化器外科の大木岳志准講師が提供したテープを観ると、細胞シートが食道がん患者の病症部に貼られていく様子が映し出されていた!この治療は特に癌手術の後に起きる合併症を防ぐのに大きな効果があると見込まれている!・・・
ゲストの金子貴俊が「細胞シートは治療の何にでもいけるんですね!?」と目を白黒させて驚いていた!細胞シートには色んな可能性が潜んでいたのである!大阪大学附属病院で角膜損傷の臨床治療がすでに始まっていた!そして東京女子医科学大附属病院では食道癌手術後合併症予防のための臨床治療の段階は終わり、実用化治療に準備を進めていた!これら日本における治療は世界から注目され、食道癌治療ではスウェーデンが臨床試験が始まろうとしている!角膜治療においてはフランスで臨床治療が始まった!・・・
スタジオに招かれている、再生医療の権威、澤芳樹・心臓血管外科医の話によると、再生医療の研究はここ10年来、世界各国で行なわれてきたが、あまり効果のある治療法が無かったらしい、何故なら、細胞とはそもそも自立して元気になっていく機能を持ち合わせているが、本来、バラバラでは、まとまりが無く弱いものである、そこで色んな細胞をまとめその活力を強化させる1枚の細胞シートに仕上げたものを移植する医療技術は日本で開発発明された!「自前の万能絆創膏を貼るようなことですか!?」と宮崎が上手くコメントした!・・・
澤教授は『そうですね、身体の何処の臓器組織にも自分で修復しようする機能が備わっている、ですから絆創膏という表現は的確かもしれませんね!皮膚でも怪我すると、大きな怪我でなければ、ほっといても自然に直ってしまう、そのような機能は身体の何処にもある、その機能を呼び起こすために、細胞を一つに、まとめて移植するほうが効果が高くなる、そのような理由で、色んな臓器の治療に細胞シートを貼っているのである!』と答えた!・・・
「細胞シートがその修復機能をサポートしている感じなんですか?」と金子が尋ねた、澤教授がつづけて言った、『全くそうですね、今の段階ではサポートしていると言えます!我々が今やっている、太ももの筋肉から抽出・培養した細胞シートから、修復機能を使うと言うサポートが得られる、ただiPS細胞が出てくると、そのすでに動いている臓器そのものの細胞を移植することが出来るので、iPS細胞移植ではそのサポートがいらなくなる!』と付け加えた!・・・
「年齢差はあるのですか?」の宮崎の問いに、『確かに修復機能は70歳になっても、80歳になっても、修復機能は誰にでもあるが、年齢差や個人差によっても異なることは否めない、特に赤ちゃんや子供のほうが確かに傷が早く治癒し、修復率は高くなると!』と澤教授は明言した!・・・
MCの有働由美子アナが尋ねた、「若いお肌を取戻すため、若いときの細胞を保存して置いて、移植できないものかと?」、えっ、どうやって保存する気だろう!?皮膚バンクにでも保存依頼するつもりなのかな?小生は医療用保存バンクに保存依頼するなど大きな保存費用がかかる故、そのような目的で保存するなど!?その質問は愚問だと察したが、澤教授は嫌がりもせず答えた!・・・
『さい帯と呼ばれる子供の“へその緒”を保存して置いて、将来、大きくなって造血疾患にかかった時、親から子供へのギフトとして、へその緒を提供し、再生治療に使うと言うシステムが西洋にはあった!しかし今どうなったか分らない!』と澤教授は答えた、小生、いつか忘れたが、以前に“白血病と悪性リンパ腫”に関する記事を投稿したことがある、その際、この“さい帯血移植治療"による再生医療に触れたことがある!・・・
確かに母親と子供の生命を繫いだ“さい帯血”には赤血球、白血球、血小板など血液細胞をつくり出す“造血幹細胞”が多く含まれている!他人の骨髄移植を受ければ拒絶反応が大きい!血液の癌である白血病や悪性リンパ腫に悩む患者たちには、画期的な朗報であった!しかし日本には充分な冷凍保存を要する“さい帯血バンク”が11箇所と少なく、確か何年か置きに安くない保存料を払い、保存依頼申請更新しなくてはならなかったような印象がある!興味のある方は、各地にある、大学病院、さい帯血バンクや、各地の赤十字血液センターに問い合わせれば良いでしょう!・・・
次回は骨の組織を採取し、それを培養させて仕上げた細胞シートを患部に貼ることによって、歯槽骨組織を再生させていき、遂には歯周病や、股関節や膝関節を治療してしまうと言う軟骨の再生医療をお届けしよう、おったのしみに~~~!・・・外は以外にも静かだ、風が吹く音も雨音も聞こえない、外に出てみると中秋の名月が煌煌(こうこう)と輝いていた☆どうやら、幸いにも、台風17号は近畿地方への上陸はなく、紀伊沖へ避けていったようである!・・・