そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

今最も恐ろしいのは追い詰められたプーチンの暴発である

2022-03-25 | プーチン

ロシアは思ったように戦果を挙げられないどころか、士気の上がらない兵士たちが、その全く逆のウクライナ兵たちが健闘どころか戦況を好転させている。将軍クラスが5人も狙撃され、またある将軍は生まれ育った土地への攻撃に苛立っている。広大な土地に三方から50万人軍勢を分散させていることで情報が共有できていないようだし、逆にウクライナ側はアメリカから的確な情報を得ている。
よく戦争はスポーツに例えられるが、スポーツと全く異なるのが、敗退を前提にした戦闘をやらないし、敗北を念頭に戦争を展開しないことである。特に独裁者は引き際を知らない。
日本は太平洋戦争で開戦から半年後の、1941年6月のミッドウェイ海戦で敗戦が決まっている。ここでギブアップしなければならなかったが、軍部は誰も引き際を知らない。。
今最も懸念されるのがこうした状況下、敗北したロシアをプーチンが認めないか、暴発することである。稀代の独裁者のプーチンは戦況が不利になると化学兵器を用いたり、更には核兵器を用いることも考えられる。
上図はアメリカの1950年代の原爆実験見学ツアーであるが、アメリカはきのこ雲を面白がって国民に見せた。放射能なんて一月もすればなくなるという学者の無知が背景にある。
現在のプーチンと彼を囲むロシア首脳は、核兵器の恐ろしさに全く無関心である。でなければプーチンは核兵器をチラつかせるような発言をするわけがない。追いつめられ居場所を失くしたプーチンは、暴発しかねない。当時のアメリカ人が核兵器に無理解であったように、核兵器なんてデッカイ爆弾くらいにしか考えていないと思われる。
毒ガスも同じである。皮肉にもスターリンが50年前に作らせた地下壕に、一般国民が逃げ込んでいる。時には兵士もいるかもしれない。多くの毒ガスは空気より重いので地下壕に避難する人間を殺戮するに、極めて好都合な武器である。プーチンは毒ガスを便利な武器としか考えていないのであろう。街を閉鎖して大量に播くことをやりかねない。
プーチンを追い詰める前に逃げ道を作ると良い。逃亡先を作ってやったり、120億円のプーチン宮殿は撤収しませんとか嘘でもいいから敗北を認めやすくしてやると良い
プーチンはゼレンスキー大統領は国外逃亡したとか、核兵器開発をやっているとか、今は生物化学兵器を開発していたとか言いふらしているが、何一つ証拠が出てこない。ブッシュはイラクに攻め入ったのは大量破壊兵器を開発しているとか、スカッドミサイルを持っているとか上げた理由はなに一つ確認されなかった。虚偽の理由が更に撤退を遅らせることになる。ブッシュもプーチンも変わりない。
大国の論理は無謀で身勝手である。
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