
冤罪事件は必ず起きる。人は間違いを起こすことはある。
しかし、大河原化学工機事件は、検察側に意図的に犯罪者にする強い思いがあったとしか思えない。冤罪事件の多くは間違った判断や、取り違えや、検察が真犯人を抗争できない恥を隠すために行われるなどある。
大川原工機事件は、検察が火のないところに自ら火をつけて歩いて起訴した感がある。とりわけ公安は元々国民を信用していない組織で、戦前の特高の流れを汲む組織である。
全く火のないところに自らが火をつけて回ったでっち上げ事件である。こうした場合、通常の不祥事ならば何らかの処分対象になるはずである。今回はどう見ても犯罪にしか思えない、公安のでっち上げ事件である。
今回違法捜査と認め、警視庁や東京都も謝罪するようであるが、直接現場で指揮をとるなり虚偽を報告した職員には処罰の対象になってときいたことがない。違法なら犯罪行為である。逆の場合のお手柄なら大出世が待っている。今回も内部の降格程度で収めるのか、全く納得がいかない。
民間なら犯罪行為として扱われることになるが、検察にはそれが全くない。大川原化学側は、警視庁や東京地検に対し、第三者委員会の設置や捜査員らの処分を求めている。 それとて犯罪者にはならないだろう。