そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

厭戦気分すら出てきたロシア軍

2022-03-10 | プーチン
ロシア軍に逃亡兵が相次いでいるらしい。戦闘の意味が理解できないとか、戦場で逃げ惑う母と娘を逃がそうとしたが上官に打たたれ応戦し逃亡とか、厭戦気分が蔓延して戦争は嫌だと逃亡する兵士が大勢いるというのである。
ロシアには戦争、侵略の意味、意義を理解できない兵士あるいは、一般国民が大勢いる。権力でプーチンは抑え込み、学校教育を愛国心で侵略の正当性を教えているのである。
ウクライナの捕虜になったある中佐は、「ロシア人はこの戦争を支持するよう洗脳されてきたが、ウクライナでの状況を自分自身で見て、いまは“ジェノサイドに加担したことを恥じている。まだ戦っているロシア軍兵士たち、お願いだから、遅すぎる状況になる前に戦闘をやめてくれ。」と訴えている。
ロシアは足らない兵士は金を出して賄うようである。シリアの市街戦に長けた兵士を三カ月80万円で雇うとのことである。このロシアのウクライナ侵略が国民が国家のために戦う侵略でないことを、自ら証明した証明したといえる。
翻ってウクライナ側は、18から60才までの男子の出国を禁止しているが、多くの国民が志願し銃を手にしている。侵略されているウクライナは国家の問題だからである。
イギリスのタイムズ紙は、ロシア情報機関・連邦保安局(FSB)の内部文書を入手、ロシア軍の死者は1万人以上の可能性があると指摘し、「ロシアは追い詰められている。勝利の選択肢はなく、敗北のみだ」と悲観視し、さらに「主要部隊と連絡が取れていない」と、軍部内の連絡網が破綻していると記されていたというのである。
タイムズ紙の記事を裏付けるように、ロシアは各地で戦果を挙げていない。圧倒的な軍事力は、ウクライナの抵抗にあって苦戦している。プーチンはすでに初戦で大きな誤算の中にあるといえる。プーチンに侵略の意味が薄れつつある。撤退の勇気はプーチンにはないだろう。
コメント (1)
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