まつたけ復活・里山再生市民運動
第153回(8月2日)
まつたけ十字軍運動開催のお知らせ
この春、京都市左京区の北部で分蜂するニホンミツバチを確保.岩倉香川山で飼育中であったが、メール便りにあるように、ハチたちが逃走した.理由はニホンミツバチ班が解明しているところだが、この猛暑ではないかと思われる.左京区の久多あたりの涼しいところに適応したニホンミツバチにとって耐えられない暑さに問題があるとも言えるのだそうである. この暑さは、グローバルな温暖化と軌を一にしているのだろう.私たちも生活方式を見直す必要がある.
<8月2日(土)の作業予定>
山づくりエリアや作業内容を変更するときは、事前に連絡下さい.
1)澤田山では、N-M班の広葉樹の山づくりが進行中.楽しく遊べる学習ゾーンができあがっている.コナラのナラガレが発生.焼却のため伐倒作業の追われる.
中広班が澤田山上部を手入れしている.このエリアは秋の期待の☆ゾーン.作業が佳境に入り、他班の応援要請がある.
2)玉城山班は、腐植の運び出し、枯損木の香川山への搬出.今年も去年に続いてマツタケが発生するようにと慎重に作業中.また、発生させる秘策があるらしい!
橋本班は、香川山での窯補整の合間を縫って竹製のシューターづくりに取り組む.
3)香川山女性班は、食事の後片付けが終わると、香川山周辺部でマツタケ山づくりや畑づくりをしています.
4)水田の草取りが終わり、観察.
5)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さん岩倉で軽作業などされます.
6)皆さんの活動の様子を見ることができます(それらを覗くにはパスワードが必要).ブログ画面左下Bookmark中のまつたけ復活・里山再生運動写真集(Nikon)を左クリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛ぶ.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(読みは10時: 半角英数)を入れる. これでOK. スライドショウが見やすい.必要な写真は、右クリックで保存下さい.
<活動エリアへのアクセス>
(1)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは京都市左京区岩倉村松町現地アカマツ林(「村松」から北東へ450m徒歩6分).
初めての方は要連絡(連絡先は下記)
(2)アクセス:京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側約40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル 1番、約10分)
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)
<準備するものなど>
(1)服装等:山で軽作業できる服装.ノコ・ナタ、運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど.
(2)持参するもの:MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器など.
昼食は皆で作るので(結構リッチ;食べ過ぎにご注意)、飲料水(お茶があるので水筒)食材費(実費+α、通常 400円くらい)は徴収
(3)参加費は無料(活動費は皆さんの浄財カンパで成り立つ).資格も問わない.参加時間も自由.傷害保険等は各自加入のこと. ゴミ等は各自持ち帰り願います.
<お知らせ>
1)里山産業創造ワークショップ開催(雨天の場合は、中止)
8月1日(金)
8月21日(木)
午前9時30分:観音寺峠道の入口に集合※峠道入口の南側(モン・スイユ向い)に駐車スペースあり。外来の方はJR線路側から進入してください。問い合わせは0774-73-2708(田中)に。
8月22日(金)、23日(土) サンタウン夏祭り(高の原駅前) 14時から21時まで
2) 8月10日(日)に栃垰と椿垰の間で焼畑
前日の天気が良ければ余呉の北端、栃垰と椿垰の間で焼畑をします。興味がある方がいらっしゃれば、お知らせ下さい。火入れ・カブラ植え付けの後、そばの清流わきでバーベキューです。参加費は2~3千円。連絡は 滋賀県立大学の黒田末寿へ(kurodasuehisa@yahoo.co.jp)
3) 8月28日(木) 13時~16時 金沢大学「能登里山マイスター養成プログラム」(http://cr.lib.kanazawa- u.ac.jp/meister/)の受講生8名が見学にこられる.
4) 8月30日(土)18:30~ 「京都のナラ枯れ問題を考える市民の集い」がある.
会場:ホテルグラン京都清水(電話:075-561-9900(旧保養所きよみず)
東大路五条から五条坂を清水寺の方に 登っていき途中、中ほどで左に曲がって(右はちゃわん坂)100メートルほど。問い合わせは、メンバーの杉山廣行へ.
5) 9月20日(土)午前10時から(受付9時30分)
京都大学心の未来研究センター、京都大学マツタケ研究会、京都学園大学マツタケ研究会並びに京まつたけ復活・まつたけ十字軍運動共催で、「マツタケがつなぐ世界」と題してシンポジウムが、京都大学国際交流ホール2(本部時計台2F)で開催されます.
演題は、「マツタケとパインマッシュルーム」、「マツタケ研究の流れ」、「マツタケ考」、「里山とマツタケ山づくり(各地の事例報告)」、「北東アジアのマツタケ事情」、 「まつたけの人類学」、「まつたけ十字軍運動3ヶ年の軌跡」
問い合わせは、京都大学マツタケ研究会の大月 健090-4280-3334)に.
<メール便り> どんどんお寄せください
ニホンミツバチの逃走の顛末に関してお二人から戴いた.
1)杉山廣行さんから
ツトムちゃんから電話があり、岩倉ベースキャンプのミツバチ(飼育箱)のハチがいなくなったとのことです。逃亡した原因は調査しないと解りませんが、内部の蜜は残っているようです。亀岡の並河さんに電話で話したところ、近くで環境変化が起こっていないかとのことです。煙などが箱の方向に流れていったとか、巣箱を頻繁に開けていないか、巣箱近くに人が頻繁に近づいていないかなどの質問がありましたが調べる必要があります。小さなアリが箱に入っていることを伝えましたが、あまり影響はないとのことでした。
2)榎本 輝彦 さんから
29日、17時過ぎに箱を回収してきました。計5枚の巣が出来ていましたが、2~4枚目は写真のように褐色に変化していて、白いカビが生えていました。蜂の幼虫か、スムシの幼虫なのか蛆がたくさん居ます。遠心分離機がないので、ざるで濾してみると約300cc?。次回活動日に試食してもらいます。
まつたけ十字軍運動とは?
まつたけ復活・里山再生まつたけ十字軍運動は、生物の保全・多様性上危機に瀕する里山をマツタケ山に戻すことが目的である.近代的マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動の拠点として、放棄されたアカマツ林でマツタケ山づくりを楽しむことをモットーとしている.
私たちの山づくりは、
a)山-川-畑・水田(-海)のつながりを意識する.
b)“自然”との共生-徹底した有機物循環型の農林「業」をおこなう.
c)里山のバイオマス資源、有用植物・キノコなどを活用する.
しかも楽しくなければならない!運動の中身は参加者の皆さんが創り上げることを前提としていて、参加者の数だけ面白いことがあると自負している.
開催予定日 2008年8-10月
活動場所は岩倉香川山他.活動開始は、午前10時頃から.
第153回:08月02日(土)吉村(ブログ報告担当者名)
第154回:08月08日(金)榎本
第155回:08月22日(金)宮崎
第156回:08月30日(土)三輪
第157回:09月05日(金)榎本
第158回:09月12日(金)宮崎
第159回:09月20日(土)吉村
シンポジウム「マツタケがつなぐ世界」 京都大学時計台;午前9時30分
第160回:09月27日(土)榎本
第161回:10月04日(土)三輪
第162回:10月10日(金)宮崎
第163回:10月18日(土)榎本
第164回:10月24日(金)三輪
第165回:11月01日(土)吉村
<カンパ! ありがとう>
カンパ等の振込先:
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
銀行名: 京都銀行 山科中央支店
口座No.: 普通預金 3698173
主 催
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 代表
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27.075-581-8932, 090-6227-4305
共 催 団 体
京都大学マツタケ研究会(代表 大月 健)
京都市左京区北白川 京都大学農学部図書室気付(大月 健090-4280-3334)
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所