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まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1335  来し方行く末を、今一度考える今日この頃です.

2018年07月30日 |  マツタケの林地栽培 

 8月4日(土)は、647回の活動日です.京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.ブログ報告は、内田 正明さんです.当日夜、是非ご覧ください.新しいお知らせが二つあります.【お知らせ】2と3です.
 
 気象観測史上初めてという、日本列島上を西進する迷走台風12号は、7月初めのあの豪雨被災者を苦しめている.被災者の皆さんに心からお見舞いを申し上げます.
 
 「自然」現象に見えることも世の中の人の動きも、想像を超えるというかこのようなことは起こらない、当然してはならないことがためらいもなく当たり前に起こるようになった.なぜ 狂ってきたのだろうか! 人の来し方行く末を、今一度考え直すべきと今日この頃思う.
 
 暦通りに、日の出時刻は京都で5時8分(4日)と遅くなり、昼の時間も13時間50分と短くなりました(6月22日頃には14時間31分もあった).あと少しで8月です.
 例年ならこれから猛暑だと身構えるところです.気象庁データを調べると、1ヶ月予報では、気温の高い確率が60%になっています.その意味は、7月のように高いのか平年並みの中で高いのか、僕には分かりません.炎暑を経験した我々は、平年の高めなら35℃位だと安堵する.これも変です.7月のような記録的異常高温に戻らないことを期待します.
  
 
 27日の活動の様子を、前回ブログに続いて紹介します.
ビーツを収穫する仲間たち
 真っ赤なトウガラシの実も、異常高温で乾燥が進んだように見えるが、赤と緑で美しい.

 ネムノキの幹を疾走するウバタマコメツキ(津田 格さん同定).なるほどタマムシ様の縦筋がないですね.

昼飯前の談笑
大きくなりすぎ少しうっとうしいクヌギの枝払いをする.
まつたけ山復活させ隊活動を見守る鳥 
 
【お知らせ】

1)京都御苑きのこ観察会 
【日時】8月5日(日) 午前9時30分~12時
【場所】京都御所 堺町休憩所集合(間之町口 地下鉄烏丸丸太町駅下車すぐ)
 主催者は京都御苑きのこ会(世話人 佐野修治氏)  HP(http://gyoenkinokokai.web.fc2.com/)参照下さい
 参加料は無料、事前申込不要.京都御苑は国民公園です.動物・植物・菌類の採集は禁止されています.

2)まつたけ山復活させ隊 祝第650回兼暑気払い
 【開催日】8月31日(金)例会
  【場所】香川山BC
      2005年6月に結成されたまつたけ山復活させ隊(旧マツタケ十字軍)は、8月31日で第650回の開催になります.
      就きましては、暑気払いで祝いたく存じます.すべての関係者の皆様のご出席を乞い願うものであります.
      午前中は、各班の作業並びに濱稔の碑詣でをいたします.
      昼食時から「祝いの宴」となります.
  【会費】2000円.酒類は、提供されませんので、必要な方の持ち込みになります.

3)8月31日 岐阜県立森林文化アカデミー教員 津田 格さん他1名見学
     
 
【まつたけ山復活させ隊に参加するには!!】
 ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係には学ぶものがあるように思える.Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)

 この会は、個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるように自由に主体的に活動できる.参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加)は、これを認めない.「香川山に来る」こと、それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持ち、また、自らの能力をみんなのために提供することを厭わない.そういう同志の集いである.
 
 我々まつたけ山復活させ隊には、山づくりをすること、資材等を運ぶこと、薪をつくること、病害木を焼却すること、畑や水田を守ること、食事を作ること、道具類を整備すること、拠点を整備すること、道路を補修すること、バイオトイレを守ること、多機能窯を守ることなどがある.これらの作業実施に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).


【まつたけ山復活させ隊の心得】
あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

暑さ対策を充分に致しましょう!!

1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう.

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、周りの人払いが必要です.取り扱いを習熟するまでこの作業は厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!

4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.

5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性 脳炎症も日本に存在する.

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.
 小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
 使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.
 ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.
 用いたコップなどの洗浄・後片付けも忘れないように! 


【まつたけ山復活させ隊活動】

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.

まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日   報告担当者 男厨シェフ 特別企画 

647 08月04日(土) 内田
648 08月10日(金) 宮崎
649 08月25日(土) 三輪   松本
650 08月31日(金) 吉村        暑気払い
651 09月08日(土) 内田
652 09月14日(金) 宮崎
653 09月22日(土) 三輪
654 09月28日(金) 吉村   川崎

 なお、やむを得ず担当などの変更が生じることがあります.お許しください!
 

§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある(下記(a)をご覧下さい).

 京都バスの「岩倉 村松行き」終点(村松)が便利です.バスを降りたら、吉村まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

a)車の方は、岩倉ゴルフクラブを目的地にすると便利です.ゴルフ場入り口の案内看板が見えると(ゴルフ場専用道路の右折はダメです)、左に大きな駐車場(松尾ガレージと小さく表示がある)が見える.その北側に道路(路面に滑り止め化粧)がある.その道路(住宅内道路に見える)を左折で進入、次いで右折、左折そして左にカーヴすると車止めが見えます.車止めの右側に入り口あり.不安な方は駐車場付近から電話下さい.

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

§カンパありがとう!
 
   
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催

まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27

香川山オーナー
 香川 晴男


§協 賛
澤田山オーナー
 澤田 幸雄

玉城山オーナー
 玉城 一郎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1334  暑い、とにかく暑い、でもクリやカキの実が大きく膨らむ!

2018年07月27日 |  マツタケの林地栽培 

強い台風12号は、今(16時)の気象庁情報では、28日23時頃近畿上陸の予定です.その後、中国地域を通る予定です.どの程度の雨風か分かりませんが、20日振りの雨と単純に喜ぶことはできません.広島や岡山に着く頃には、陸上を通り、台風はエネルギーを使い果たしていることを願います.喉から手が出るほど 雨が欲しいですが・・・・.

強い台風12号の今後の進路.28日23時頃近畿に上陸予定

 猛暑でも、夜には秋の虫がすだき、ここ香川山の畑には秋の代表クリや柿の実が大きく育っている.スイカ畑には、まだ花が沢山着いている.

美しいクリの実 は~やくこい、秋

カキの実です.

スイカの花です.

 第646回まつたけ山復活させ隊の例会参加は22名、前田、橋本、村岸、ホリイ、尾林、内田、TAKE、有山、三品、北村、宮崎、アトジ(ヒ)、アトジ(マ)、小長谷、三輪、中野、松田、吉村、猫田、松本、金子、まりこさん達でした.

 本日は、メインシェフの内田さんのアイディアを皆さんがつくって下すった.料理のネーミングは「ローハイド」という.ということは、内田さんは、ポール ブラインガー扮するウイッシュボンにあたると言うことか!

 豆料理、よく分かりませんが、トマトスープ煮といえば良いのでしょうか.間違っていたらごめんなさい.金子さん(東京)持ち込みのビールのつまみとしても結構、アトジさんのジンライムにも良く合いました.

 美味しく戴きました.作り手の皆さんありがとう!

まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1333  酷暑、猛暑の中、マツタケは、どんなストレスを受けているか?

2018年07月24日 |  マツタケの林地栽培 

 7月27日(金)は、646回の活動日です.本日は、メインシェフを内田 正明さんが努めます.体温を超える日が続く、耐暑能にすぐれた体を作る昼食を期待します.京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.ブログ報告は、吉村です.当日夜、是非ご覧ください.
 
 連日35℃を超える炎暑~極暑が続いています.暑さがひどくなった7月14日~23日までの気温は、京都地方気象台のデータでは、最高気温の平均は38.5℃(最高は39.1℃、最低は37.7℃)、最低気温の平均は27.3℃(最低:25.4℃、最高:28.5℃)、その期間の毎日の平均気温の平均は32.3℃となっている.しかも1日の内、6時間は体温36℃を超えている.熱中症による死亡が続出するはずである.それをまぬかれても、一歩手前の状態だ.
 
こんな時、冷房のないアカマツ林で、マツタケはどうしているのか? 
 この答えには窮する.我々は、実験室内で菌糸だけの温度変化の様子しか、データを持っていない.野外で、今、マツタケは菌糸体単独で生活してはいない.アカマツ(寄主樹)との菌根状態で存在している.菌糸のみの環境耐性と共生体でのマツタケ菌糸の環境耐性が同じとは言えないからである.しかもどう異なるかも分かっていない.

 前置きいや弁解はこのくらいにして、マツタケ菌糸の温度適性を見てみよう.京都岩倉香川山アカマツ林土壌の温度(地表下10cm)を、30℃であると仮定(例年並みで推定.今年の7月気象データは8月初めに回収).岩手県岩泉町の向林試験林で採取したマツタケのデータは、平均的に低温を好む傾向にあるので、京都岩倉尼吹山で採取されたマツタケの様子を述べる.濱田先生のデータである(図 1).

図 1.マツタケ菌糸の生死曲線 点線より左は、生育曲線、右は死曲線である.

 図1は、マツタケ菌糸の生死曲線である.左縦軸は、マツタケ菌糸が1mm伸びるに要した日数.横軸は、生育曲線部分は培養温度を指す.死曲線はマツタケ菌糸の入った小試験管をこの温度の水槽にある時間つけ、その後取り出して24℃で培養し菌糸の生死を調べたものである.死曲線の縦軸は時間で対数となっている.
 
 5℃以下では、マツタケ菌糸が1mm伸びるのに無限に近い時間がいる、すなわち伸びない.18℃から26℃の間でよく伸びている.3日間で1mm伸びることになる.30℃になると85日を要すると読み取れる.31℃より高いと、菌糸の生長は止まる.一方、死曲線を見ると、35℃に3時間置かれると菌糸は死んでしまう.39℃に20分さらされると死亡する.41℃なら10分で死ぬ.野外では、水分ストレスも考慮せねばならないが、ここでは、それは充分に供給できる状態を前提として温度の影響を見ている.

 マツタケの分布は、北半球の中緯度帯から北極線付近に限られる.マツタケは暑さ嫌いである.チベット高原辺りに生まれたマツタケは、胞子の飛散(移動)によって世界に拡がった.マツタケの突然変異も、進化に中立に生じ、その結果が移動した環境に適していたならそこに定着しただろう.分布を決める因子は、今見た温度、他に寄主樹の存在と考えられる.

 さて、本題のマツタケが今受けている厳しいストレスで、どうしているのだろうか!夏期は、生物にとって厳しい環境にある.それぞれ相当なストレスとなっている.そんな刺激を受けて何らかの反応を示しているはずだ.野外のアカマツの根は、土壌水分減少のあおりを喰らって、今頃は伸びないと考えられている.地温30℃では、マツタケ菌糸も実質上伸びないと同じであろう(図1).すると新たな菌根形成は生じないはずだ.
 
 で、菌根は栄養生長から成熟期に入るものと思われる.地温が19℃を下回ると生殖生長に代謝が切り替わり、子実体原基が作られる.そして1週間から10日で、マツタケは頭を地上に出す.今年は、梅雨明けも早く気温も異常といえる高さで、残暑も厳しく長いとすれば、マツタケは成熟状態で異常に長くとどまることになる.このような状態は、共生体として、アカマツの根やマツタケは生理的な変化は受けないのか不明である.

 さて、今年の秋はどうなるのでしょう!!

 前回の龍谷大生の活躍は、三輪報告に詳しいが、活動の様子を写真で少し見ましょう! 龍大生は、「松茸山再生と岩倉焼」JIDFラボ(写真2)とマツタケ発生環境整備作業に積極的に参加.暑い中、お疲れ様でした.

10時頃に到着後、各施設を見学 菜園を移動中

除伐材を集積場所に運び出す.三品さんの姿が見える.

枝葉部は、材とは別に運んでいる.北村さんが見える.

地表の堆積物の掻き出しである.村岸さんから説明を受けている.藤井さんが向こうの学生の動きを見ている.

地掻をしている.

岩倉焼の本焼きを体験.アカマツの薪を窯に投入.内田さんが見守る.

そんな彼らに昼食を準備する仲間たち

作業が終わって カレーを食べる龍大生諸君 引率の岩堀さんが見える. 

【お知らせ】

1)京都御苑きのこ観察会 
【日時】8月5日(日) 午前9時30分~12時
【場所】京都御所 堺町休憩所集合(間之町口 地下鉄烏丸丸太町駅下車すぐ)
 主催者は京都御苑きのこ会(世話人 佐野修治氏)  HP(http://gyoenkinokokai.web.fc2.com/)参照下さい
 参加料は無料、事前申込不要.京都御苑は国民公園です.動物・植物・菌類の採集は禁止されています.


【まつたけ山復活させ隊に参加するには!!】
 ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係には学ぶものがあるように思える.Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)

 この会は、個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるように自由に主体的に活動できる.参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加)は、これを認めない.「香川山に来る」こと、それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持ち、また、自らの能力をみんなのために提供することを厭わない.そういう同志の集いである.
 
 我々まつたけ山復活させ隊には、山づくりをすること、資材等を運ぶこと、薪をつくること、病害木を焼却すること、畑や水田を守ること、食事を作ること、道具類を整備すること、拠点を整備すること、道路を補修すること、バイオトイレを守ること、多機能窯を守ることなどがある.これらの作業実施に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).


【まつたけ山復活させ隊の心得】
あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

暑さ対策を充分に致しましょう!!

1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう.

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、周りの人払いが必要です.取り扱いを習熟するまでこの作業は厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!

4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.

5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性 脳炎症も日本に存在する.

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.
 小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
 使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.
 ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.
 用いたコップなどの洗浄・後片付けも忘れないように! 


【まつたけ山復活させ隊活動】

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.

まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日   報告担当者 男厨シェフ   特別企画 

646 07月27日(金) 吉村    内田
647 08月04日(土) 内田
648 08月10日(金) 宮崎
649 08月25日(土) 三輪
650 08月31日(金) 吉村    松本
651 09月08日(土) 内田
652 09月14日(金) 宮崎
653 09月22日(土) 三輪
654 09月28日(金) 吉村    川崎

 なお、やむを得ず担当などの変更が生じることがあります.お許しください!
 

§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある(下記(a)をご覧下さい).

 京都バスの「岩倉 村松行き」終点(村松)が便利です.バスを降りたら、吉村まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

a)車の方は、岩倉ゴルフクラブを目的地にすると便利です.ゴルフ場入り口の案内看板が見えると(ゴルフ場専用道路の右折はダメです)、左に大きな駐車場(松尾ガレージと小さく表示がある)が見える.その北側に道路(路面に滑り止め化粧)がある.その道路(住宅内道路に見える)を左折で進入、次いで右折、左折そして左にカーヴすると車止めが見えます.車止めの右側に入り口あり.不安な方は駐車場付近から電話下さい.

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

§カンパありがとう!
 
   
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催

まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27

香川山オーナー
 香川 晴男


§協 賛
澤田山オーナー
 澤田 幸雄

玉城山オーナー

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1332 龍谷大フレッシュ学生が体験, 松茸山再生と岩倉焼JIDFラボ開催しました

2018年07月21日 |  マツタケの林地栽培 

平成30年7月21日(土)第645回目の活動報告

 真っ盛りの暑い夏が続き、連日の最高気温は38度を超える猛暑の一日でした。

 本日の参加者は次の通り

橋本、内田、松浦、前田、斎藤、川本、女坂、ホリイ、有山、周田、北村、村岸、

TAKE,尾林、太田、宮崎、ヤマダ、三品、大久保、三輪、小長谷、アトジ(ヒ)、

アトジ(マ)、中野、桑野、猫田、吉村、岩堀(他学生10名)、松本、松田の40名

の方々で暑さに負けぬ元気な参加者でした。

龍谷大学農学部の学生達はベースキャンプに隣接している作業場で三品さんの指導の下、

伐採された桧の丸太を保管場所に運ぶ作業、地掻き作業をこなしました。

 作業前に三品さんから活動のガイダンスがされました。

作業場の下には我々の畑が見えています。

畑の様子

茶畑の様子

芋茎も大きく成長しました。

  ゴーヤも黄色い花が咲き、まもなく実も出来てくることでしょう。

蕗畑はこの暑さに参っているようですね。

玉城山の三輪班では伐採作業と地掻き作業を行ないました。

余り暑いので作業前に尾林さんの御手製のコーヒーをまず一腹。

また、陶芸班は岩倉焼JIDF活動の一環として早朝6時半から本焼き作業をしておりました。

 本日参加の学生さん達は実際に熱い竈を前に薪をくべる作業も行いました。

 川本班は余りに暑いので、木蔭のある場所での作業をおこないました。

 ヤマガラ班の作業は前週に猪の姿を見て、被害状況をで確認、今週はネットの補修作業を300m

にわたって、点検しながら行われました。

 お昼には賄い班が用意してくれたカレーを皆で食べました。

お食事団欒風景

 

午後からは学生さん達は吉村先生のまつたけに関する講義を受けました。

他のメンバーは余り暑いので作業場へ行くチームは少なく、早々に引き上げました。

 文責 三輪

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1331  龍谷大フレッシュ学生が体験に来る  松茸山再生と岩倉焼JIDFラボ開催

2018年07月17日 |  マツタケの林地栽培 

7月21日(土)は、645回の活動日です.京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.龍谷大学農学部生(岩堀教授引率の14名フレッシュ学生)が体験学習に来る(下記お知らせ).ブログ報告は、三輪 新造さんです.当日夜、是非ご覧ください.

 日本列島に張り出す太平洋高気圧の上に、チベット高気圧が居座り、その下降気流によって空気が圧縮され温度が高くなっているのだそうです.今後1~2週間はとてつもなく暑いらしい. 
 
 21日は、「松茸山再生と岩倉焼JIDFラボ」を行います.何度もこのブログでも取り上げていますが、名高い陶芸産地は、アカマツ林を大切にしながら里山林を活用していたため、有名なマツタケ産地でもある.しかし、薪を用いた窯には、薪の安定的供給に課題があり、火力の制御も大変だし難しい.何よりも近くに住宅がせまり、煙や匂い公害の源と騒がれ、薪を用いた窯は肩身の狭い思いを押しつけられ減少していった.

全国の皆さんのカンパでレンガを購入.組み立ては仲間で.
 
 陶芸作品作りに、今は、作品を焼くエネルギー源をガスだの電気だのに頼るのが当たりまえの世の中で、近代工業的手法が好まれているようです.大量生産、画一的デザインの製品づくりに適しているのでしょうが、その分面白みのない作品に偏るのではないでしょうか.でも、このことを克服する作家も現れていることは事実だが.

行ってこい帰ってこい窯(近藤高広氏命名)の全貌が見える.

 思うに、

 陶芸窯は、健全な市民生活を脅かすものとして地域から排除され続けた.個人の生活を脅かすことに対処するとき、弱いものは叩くが強いものには服従する社会は、基本的人権に本質的に敏感な世の中であるとはとても思えない.これでは本当の意味で民主主義は育たないだろう. 
 先ほどの50-100年に一度といわれる烈雨災害は、似たような地域に何回も発生しているではないか.事前の抜本的対策を、取らない・怠っている証だろう.これは、もはや、天災ではなく人災だということです.国や地方自治体など行政は、国民の基本的な生活権擁護にそれほどに鈍感、いや分かっていてやらないと言ったが良いだろう.これを許す国民に問題があると言える.
 
 
【お知らせ】

1)龍谷大学農学部1回生入門ゼミ(岩堀ゼミ)マツタケ発生環境整備 除伐材運び出し並びに地掻作業体験学習
 【日時】7月21日(土)645回例会 午前10時~
     14名のフレッシュ学生がやって来ます.

2)JIDF「松茸山再生と岩倉焼ラボ」 平成30年第2回(通算第17回)開催
マツタケ山づくりを実施する.岩倉焼の鑑賞
【月日】7月21日(土)
【時間】午前11時〜午後4時
【場所】まつたけ山復活させ隊活動拠点香川山 京都市左京区岩倉 村松138-20 京都バス停留所「岩倉村松」下車、北東へ450m徒歩6分
【参加費】500円(当日いただきます.昼食に充当)
【定員】30名
問い合わせ・参加申し込み:まつたけ山復活させ隊代表 吉村文彦(090-6227-4305)redpinemushroom@gmail.comまで.
ラボマスター:吉村文彦
ラボディレクター:近藤高弘、若林広幸

3)京都御苑きのこ観察会 
【日時】8月5日(日) 午前9時30分~12時
【場所】京都御所 堺町休憩所集合(間之町口 地下鉄烏丸丸太町駅下車すぐ)
 主催者は京都御苑きのこ会(世話人 佐野修治氏)  HP(http://gyoenkinokokai.web.fc2.com/)参照下さい
 参加料は無料、事前申込不要.京都御苑は国民公園です.動物・植物・菌類の採集は禁止されています.


【まつたけ山復活させ隊に参加するには!!】
 ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係には学ぶものがあるように思える.Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)

 この会は、個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるように自由に主体的に活動できる.参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加)は、これを認めない.「香川山に来る」こと、それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持ち、また、自らの能力をみんなのために提供することを厭わない.そういう同志の集いである.
 
 我々まつたけ山復活させ隊には、山づくりをすること、資材等を運ぶこと、薪をつくること、病害木を焼却すること、畑や水田を守ること、食事を作ること、道具類を整備すること、拠点を整備すること、道路を補修すること、バイオトイレを守ること、多機能窯を守ることなどがある.これらの作業実施に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).


【まつたけ山復活させ隊の心得】
あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

暑さ対策を充分に致しましょう!!

1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう.

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、周りの人払いが必要です.取り扱いを習熟するまでこの作業は厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!

4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.

5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性 脳炎症も日本に存在する.

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.
 小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
 使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.
 ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.
 用いたコップなどの洗浄・後片付けも忘れないように! 


【まつたけ山復活させ隊活動】

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.

まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日   報告担当者 男厨シェフ 特別企画 

645 07月21日(土) 三輪        JIDF(2/17) 龍大生体験
646 07月27日(金) 吉村   内田
647 08月04日(土) 内田
648 08月10日(金) 宮崎
649 08月25日(土) 三輪
650 08月31日(金) 吉村   松本
651 09月08日(土) 内田
652 09月14日(金) 宮崎
653 09月22日(土) 三輪
654 09月28日(金) 吉村   川崎

 なお、やむを得ず担当などの変更が生じることがあります.お許しください!
 

§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある(下記(a)をご覧下さい).

 京都バスの「岩倉 村松行き」終点(村松)が便利です.バスを降りたら、吉村まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

a)車の方は、岩倉ゴルフクラブを目的地にすると便利です.ゴルフ場入り口の案内看板が見えると(ゴルフ場専用道路の右折はダメです)、左に大きな駐車場(松尾ガレージと小さく表示がある)が見える.その北側に道路(路面に滑り止め化粧)がある.その道路(住宅内道路に見える)を左折で進入、次いで右折、左折そして左にカーヴすると車止めが見えます.車止めの右側に入り口あり.不安な方は駐車場付近から電話下さい.

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

§カンパありがとう!
 
   
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催

まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27

香川山オーナー
 香川 晴男


§協 賛
澤田山オーナー
 澤田 幸雄

玉城山オーナー
 玉城 一郎

 

 

 

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1330

2018年07月13日 |  マツタケの林地栽培 

 

第644回(7月13日(金))活動報告

梅雨も明けて本日の京都は36℃まで気温が上がったようでした。明日からの3連休は連日37℃越えが予想されています。
もはや猛暑、酷暑を越えて溽暑!日本は熱帯となったかのようです。
そんな暑さにもめげず20名の方々が集いました。前田、橋本、関、周田、TAKE、有山、川崎、ホリイ、川本、内田、宮崎、阿閉(仁)、阿閉(眞)、松本、尾林、三品、山田、大久保、三輪、まりこのみなさんでした。
しかし、あまりの暑さに山の作業は午前中のみとし、昼食後はみなさんベースキャンプで思い思いに過ごし、午後2時過ぎには流れ解散となりました。

<玉城山>
三輪班
連日の大雨で荒れた林道の清掃、沢を塞いでいる流木の除去などを行いました。
ただ、通行不能など、心配したほどの甚大な被害はなく、まずは一安心。

一見大丈夫なようでも、林道の沢沿いに路肩の下部がえぐられている所があるので通行時はご注意ください。

三輪班から旧榎本班、三品班第2と続く尾根をたどってみました。
旧榎本班地は、表面が花崗岩の砂礫質(真砂土)で大量の雨も表層を速やかに流れ去ったようで、もうほぼ乾燥してきていました。アカマツ群生も順調に育っています。

三品班第2入口あたりでヒノキの倒木。砂礫の表層は薄くすぐ岩盤のためか根が浅いです。なので大雨で緩んだ地盤が持たなかったようです。

三品班第2の初年度整備地は実生アカマツが生い茂ってきています。

その先、2年目整備地はまだほぼ裸地ですが、実生アカマツ苗があちこちで芽吹いていました。

<澤田山>
桑野班
下草刈りなど。

ヤマガラの里班
A、B区の防獣ネット点検など。
昼間にもかかわらずどこからか侵入してきたイノシシと遭遇したそうです。

川本班
粗朶の片づけ整理など。

中広班
流されてきた落枝などの掃除。

この区域ではシイタケの他、モミジガサ、オカワサビ他、里山特産物となりそうないろいろな植物の移植実験も行っていますが、大久保さんが「オモト(万年青)」の移植試験を始められていました。ネットで調べたところ、江戸時代ころから日本中で新品種作出しながら楽しまれていたようで、犬猫並みに数十種類もあるようです。一鉢およそ数千円、珍しいものでは万単位!と結構高価で取引されているようです。期待大。

一方ではササユリがシカの食害にあっていました。

三品班
香川山の整備地でヒノキの伐採、片付けなど。

<香川山>
朝の談笑。

アカマツ林補整整備中の有山さん。

昼食

家庭菜園

(宮崎 記)

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1329  記録的烈雨の爪痕は無惨! 新聞・テレビの画像に胸 傷みます.

2018年07月09日 |  マツタケの林地栽培 

7月13日(金)は、644回の活動日です.京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.ブログ報告は、宮崎 昭さんです.当日夜、是非ご覧ください.活動場所の被害が心配されます!!
 
 13年の私たちの活動として、初めての経験でしたが、6月15日(640回)13.5mm、23日(641回)18.0mm、29日(642回)29.0mm、7月7日(643回)37.0mmと4回連続の雨にたたられました.
 最後の七夕開催は、4日の降り始めからの雨量が4日間で330mmとなり中止としました.7月の31日間の平年雨量(京都アメダス)は、229mmでその値を見て大変な雨量であったとうなりました.

 気象データによると、この雨量は、50年に1回とか100年に一度見られるという値らしい.人が一生のうちに一度経験できるかどうかとなります.東南海トラフが激しく動くことも経験したくないことですが、今回の烈雨も経験したくはありませんでしたが・・・・・.

 地球規模の気候変動は年ごとに振れ幅が大きくなるだろうと予測されています.その原因は、人の経済活動なのか宇宙の動きなのか両論があって、この解明手段を持たない者にとっては、両論をよく学びその変動を注意深く見守るしかありません.これが本当の理由だと分かったときにはもう遅いなんてことにならないようにしましょう. 
 
【お知らせ】

1)龍谷大学農学部1回生入門ゼミ(岩堀ゼミ)マツタケ発生環境整備 除伐材運び出し並びに地掻作業体験学習
 日時:7月21日(土)645回例会 午前10時~
 14名のフレッシュ学生がやって来ます.

2)JIDF「松茸山再生と岩倉焼ラボ」 平成30年第2回(通算第17回)開催
マツタケ山づくりを実施する.岩倉焼の鑑賞
【月日】7月21日(土)
【時間】午前11時〜午後4時
【場所】まつたけ山復活させ隊活動拠点香川山 京都市左京区岩倉 村松138-20 京都バス停留所「岩倉村松」下車、北東へ450m徒歩6分
【参加費】500円(当日いただきます.昼食に充当)
【定員】30名
問い合わせ・参加申し込み:まつたけ山復活させ隊代表 吉村文彦(090-6227-4305)あるいはmiyakomatsutake@gmail.comまで.
ラボマスター:吉村文彦
ラボディレクター:近藤高弘、若林広幸


【まつたけ山復活させ隊に参加するには!!】
 ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係には学ぶものがあるように思える.Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)

 この会は、個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるように自由に主体的に活動できる.参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加)は、これを認めない.「香川山に来る」こと、それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持ち、また、自らの能力をみんなのために提供することを厭わない.そういう同志の集いである.
 
 我々まつたけ山復活させ隊には、山づくりをすること、資材等を運ぶこと、薪をつくること、病害木を焼却すること、畑や水田を守ること、食事を作ること、道具類を整備すること、拠点を整備すること、道路を補修すること、バイオトイレを守ること、多機能窯を守ることなどがある.これらの作業実施に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).


【まつたけ山復活させ隊の心得】
あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

暑さ対策を充分に致しましょう!!

1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう.

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、周りの人払いが必要です.取り扱いを習熟するまでこの作業は厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!

4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.

5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性 脳炎症も日本に存在する.

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.
 小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
 使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.
 ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.
 用いたコップなどの洗浄・後片付けも忘れないように! 


【まつたけ山復活させ隊活動】

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.

まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日   報告担当者  男厨シェフ   特別企画 

644 07月13日(金) 宮崎
645 07月21日(土) 三輪           龍大生 体験 JIDF(2/17)
646 07月27日(金) 吉村    内田
647 08月04日(土) 内田
648 08月10日(金) 宮崎
649 08月25日(土) 三輪
650 08月31日(金) 吉村    松本
651 09月08日(土) 内田
652 09月14日(金) 宮崎
653 09月22日(土) 三輪
654 09月28日(金) 吉村    川崎

 なお、やむを得ず担当などの変更が生じることがあります.お許しください!
 

§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある(下記(a)をご覧下さい).

 京都バスの「岩倉 村松行き」終点(村松)が便利です.バスを降りたら、吉村まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

a)車の方は、岩倉ゴルフクラブを目的地にすると便利です.ゴルフ場入り口の案内看板が見えると(ゴルフ場専用道路の右折はダメです)、左に大きな駐車場(松尾ガレージと小さく表示がある)が見える.その北側に道路(路面に滑り止め化粧)がある.その道路(住宅内道路に見える)を左折で進入、次いで右折、左折そして左にカーヴすると車止めが見えます.車止めの右側に入り口あり.不安な方は駐車場付近から電話下さい.

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

§カンパありがとう!
 
   
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催

まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27

香川山オーナー
 香川 晴男


§協 賛
澤田山オーナー
 澤田 幸雄

玉城山オーナー
 玉城 一郎

 

 

 

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1328  閑話休題「松」ってなんだ! 日本にいつマツタケ登場?

2018年07月07日 |  マツタケの林地栽培 

7日 例会を中止したので、報告の代わりです.

京都・岩倉香川山のアカマツ林.ここに40年ぶりにマツタケのシロが5つ形成された.照葉樹林をアカマツ林に戻し、整備した結果である.時間をかければマツタケの林地栽培は可能である.

2016年 凶作の中、大物マツタケが発生.

 洋の東西を問わず、松は生活のあちこちにあり、松の長寿や緑の不変を褒め称えた詩歌も多く、我々の日常生活にも、文化面にも深く根ざしている.身近な植物の代表格ではなかろうか.
 マツ(松)の由来は、「(神を)待つ」、「(神を)祀る」や「(緑を)保つ」が転じて出来たことばである.もっとも諸説がある.英語ではpineと呼ばれ、恋い焦がれるの意を持ち(辞書を引いてください)、ラテン語のpinusに由来する.これはタール状のもの(瀝青、アスファルト)を指す.松ヤニのことかと思われる. 
 
 東アジア圏では神の下りてくる樹や不老不死の象徴として珍重される.中国では松を「公の木」とか、「松柏を百木の長」などとしていたそうだ.西洋では魔除けとか繁殖のシンボルである.またギリシア神話に出てくる妖精ピテュス(Πιτυς、Pitys)は、牧羊神パーンから逃れるために松に変身したという. 

 マツの寿命は、日本では、寺院の庭に数百年生きたとか言われるが、林分としては200年くらいと言えるらしい.ところが、アメリカ西部山岳のブリストル(トゲ)コーン マツは、樹齢4800年を越えていたという.エジプトのピラミッドより古く、しかも標高3300mの過酷な環境に長年耐える能力を持っていた. 

 朝鮮半島では6000年前には松が優占していたが、日本列島にマツが登場する時期はそれほど古くなく、たかだか1500年前ほどであろう.非常に新しい植物と見られる. 

花粉分析は以下のように教えている.

2万年前;寒冷時代で、北海道は、一部森林ツンドラ.東北部から中部地域は亜寒帯針葉樹林帯である.一方、西日本はゴヨウマツ、コメツガ、ミズナラの世界である.
     
縄文時代:1万6千年前~2800年前は間氷期で、ナラ・栗林の文化(里山)の時代だ.縄文時代中期以前には、陸稲(熱帯ジャポニカ)による稲作が始まっている.
  後期・晩期:瀬戸内沿岸にアカマツ林があった.
     
弥生時代 :BCE300?~300で、前期中頃には、水田稲作技術が北九州から近畿、東海地方へ.西日本=照葉樹林帯.東日本=ブナ、ナラの落葉樹林帯(before the Common Era BCと同意)
           
      魏志倭人伝(280-290;作者は西晋の陳寿)に松類の記載なし
       倭国では真珠や青玉がとれる.山には赤土がでます。木では、クス、トチ、クスノキ、ボケ、クヌギ、スギ、カシ、ヤマグワ、カエデ(石原道博と苅住曻 説)などがある.竹では、シノダケ、ヤダケ、カヅラダケがある.  
      
西暦500年頃:本州、四国、九州でアカマツは増加を見せる(森と文明の物語、安田)
      
7世紀頃:京都・深泥池でマツ属が増える(佐々木尚子他.2011 地球環境Vol.16)と安田の花粉分析結果が修正されている.

 さて、マツタケの登場は、8世紀後半、奈良県高圓山の尾根道に傘を大きく開いたまつたけのかぐわしさを『高松の この峰も背に 笠たてて 満ち盛りたる 秋の香のよさ』と詠っている(万葉集2233 巻第十秋 雑歌、詠み人知らず).まつたけ狩りの歌と思える.古くから栄えた奈良は、森林資源を食い潰し続け、原生林がはげ山となった(676年畿内に森林伐採禁止令 発令).はげ山の多くはアカマツ林となり、秋の香(松茸)が現われたのである.

 昨今は、里山林放棄による大問題が進行しているが、世間では無視されている.里山林資源の放置はマツタケ生息地の質的劣化となった.また、放棄された里山林は、その主要構成樹種が照葉樹林化、北方にあっては夏緑樹林化している.
 
 里山林構成樹種の遷移は、追い出される樹種が創り出した環境に依存する生物の生活を脅かしている.日本では、細菌・ウイルスを除いて94,500種の生物が記載されている(生物多様性センター、2000年)が、環境省のレッドリスト(2015年)によれば、動物の評価対象41,924種の内3.2%が、維管束植物評価対象7000種の内25.4%が、菌類評価対象3,000種の内2.1%が絶滅の恐れにある.マツタケも絶滅が心配される菌類である.それらの半分が里山の生物である.

 世界では、91,523種の動植物や菌類などを評価し、そのうち25,821種を特に絶滅のおそれの高い「絶滅危機種」として掲載された.これは、2016年9月時点の23,928種を大幅に上回る(2017年12月5日、IUCN(国際自然保護連合)).

 また、生態系サービスの劣化も顕著である.「里山林なんてなくてもいいよ」と考える人は多い.里山とのふれあいを無くした現代人は、縄文時代から里山で育まれた自然観や人間観や感性を評価せず、むしろないがしろにし、人の命をも軽んじる現在の風潮を生み出していると思えてならない.
「アカマツ林なんて」という人はもっと多いだろう.アカマツ林も景観の多様性上保全が必要な生態系であり、これに依存するマツタケの命綱である.
 
かくして、だから、私たちは、マツタケの生活する里山林の復活を目指すのである.

まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

 

 

 

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まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1327 ニホンアナグマ排除に成功す! 熊本、愛媛に「サマツタケ」出ていました.

2018年07月02日 |  マツタケの林地栽培 


7月7日(土)七夕 は、643回の活動日です.京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.ブログ報告は、内田 正明さんです.当日夜、是非ご覧ください.皆さん! 記録的豪雨予報のため 例会は中止と決しました.出かけようとお考えの方々、ごめんなさい! 京都市内の雨は、また降り出すが、峠を越えた感があります.骨休みといたしましょう!

 ニホンアナグマ(イタチ科Meles anakuma) HUFFPOST 2017.0806 より転載

 野菜などを仲間が栽培している.それを提供いただき昼食に供している.私たちの活動は、それで成り立っていると言っても過言ではないだろう.しかし、外来害獣やニホン固有種のニホンアナグマの食害で大きな痛手を被っている.被害を防ぐため、それなりの侵入経路の遮断で対応している.しかし、アナグマだけにイタチごっことのこと.昨年から食害が続いている.

 ヤマガラ班は西側の柵の強化を、阿閉さんが東側の柵の強化をになって、侵入対策を図っていた.アナグマは地面を掘って畑に入ることができる.アナグマだから当然ですね.残念ながら突破されたことも何度かあった.そのたびに緻密に侵入経路をえぐり出し穴を掘れないように工夫をした.しかし、東側は、畑への通路も兼ねた開閉式の扉がある.通路も活かし泥棒は入れない扉の工夫が必要であった.阿閉さんが配慮を施した扉を設置したことによって彼らの遮断に成功した.

 ご覧下さい! 立派のものです.工夫が随所に見られます(写真1-3).

 


写真 1. アナグマが地面を掘らないように石版をしく


写真 2.はめ込み式の扉を設置.取り外しが簡単だが、獣害動物には外せない工夫がある.


写真 3. 扉の制作者の阿閉さんと写真を撮っている僕と大いに喜ぶ.

写真 4. 畑の整備にも力が入ります.

 中国から、6月30日にまつたけが入荷している.Kg 11万8、260円(高値)の値段がついている.これは、広い、高いところも色々ある中国なので、日本でいう秋本番のものかどうかは分かりませんが、市場関係者は、松茸の最盛期は8月であるという.するとこれは梅雨松茸なのか夏松茸なのか? 

 四十数年ぶりに香川山にマツタケが戻って5つのシロが形成された(2017).この場所に梅雨まつたけを期待する気持ちは当然と思われます.昨年の秋に子実体を発生しなかったシロは、形成された菌根が生残していて今年の成長部分と合わさって梅雨マツタケを発生することが多い.

 ということで仲間が丁寧に探しました(写真5-6).残念でした.イグチの仲間があったようです.香川山BCにはツルタケもしくはオオツルタケ(写真7、テングタケの仲間.一応有毒)など菌根性のきのこが出ています.マツタケにもいい環境なのですが・・・・.地温が少し気になる.
6月12日に 愛媛県 今治市から入荷されていました(写真 8).5月1日には熊本産が阪神百貨店に出た.2本で75600円で売れた.

写真 5. 梅雨マツタケを探す仲間

写真 6. 更に探索者の数が増えましたが・・写真 7. 香川山 BCにて ツルタケ

写真 8.2018年 6月12日 阪急梅田本店 かね松

大阪市内の料亭へ、77,760円で6本が買われたそうです.

【お知らせ】

1)京都御苑きのこ観察会 
 日時:7月8日(日) 午前9時30分~12時
 場所:京都御所 堺町休憩所集合(間之町口 地下鉄烏丸丸太町駅下車すぐ)
 主催者:京都御苑きのこ会(世話人 佐野修治氏)  HP(http://gyoenkinokokai.web.fc2.com/)参照下さい
 参加料は無料、事前申込不要.京都御苑は国民公園です.動物・植物・菌類の採集は禁止されています.

2)龍谷大学農学部1回生入門ゼミ(岩堀ゼミ)マツタケ発生環境整備 除伐材運び出し並びに地掻作業体験学習
 日時:7月21日(土)645回例会 午前10時~
 14名のフレッシュ学生がやって来ます.


【まつたけ山復活させ隊に参加するには!!】
 ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係には学ぶものがあるように思える.Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)

 この会は、個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるように自由に主体的に活動できる.参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加)は、これを認めない.「香川山に来る」こと、それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持ち、また、自らの能力をみんなのために提供することを厭わない.そういう同志の集いである.
 
 我々まつたけ山復活させ隊には、山づくりをすること、資材等を運ぶこと、薪をつくること、病害木を焼却すること、畑や水田を守ること、食事を作ること、道具類を整備すること、拠点を整備すること、道路を補修すること、バイオトイレを守ること、多機能窯を守ることなどがある.これらの作業実施に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).


【まつたけ山復活させ隊の心得】
あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

暑さ対策を充分に致しましょう!!

1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう.

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、周りの人払いが必要です.取り扱いを習熟するまでこの作業は厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!

4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.

5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性 脳炎症も日本に存在する.

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.
 小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
 使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.
 ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.
 用いたコップなどの洗浄・後片付けも忘れないように! 


【まつたけ山復活させ隊活動】

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.

まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日   報告担当者 男厨シェフ  特別企画 

643 07月07日(土) 内田
644 07月13日(金) 宮崎
645 07月21日(土) 三輪         龍谷大生15名体験 JIDFラボ(2/17)
646 07月27日(金) 吉村   内田
647 08月04日(土) 内田
648 08月10日(金) 宮崎
649 08月25日(土) 三輪
650 08月31日(金) 吉村   松本
651 09月08日(土) 内田
652 09月14日(金) 宮崎
653 09月22日(土) 三輪
654 09月28日(金) 吉村   川崎

 なお、やむを得ず担当などの変更が生じることがあります.お許しください!
 

§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある(下記(a)をご覧下さい).

 京都バスの「岩倉 村松行き」終点(村松)が便利です.バスを降りたら、吉村まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

a)車の方は、岩倉ゴルフクラブを目的地にすると便利です.ゴルフ場入り口の案内看板が見えると(ゴルフ場専用道路の右折はダメです)、左に大きな駐車場(松尾ガレージと小さく表示がある)が見える.その北側に道路(路面に滑り止め化粧)がある.その道路(住宅内道路に見える)を左折で進入、次いで右折、左折そして左にカーヴすると車止めが見えます.車止めの右側に入り口あり.不安な方は駐車場付近から電話下さい.

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

§カンパありがとう!
 
   
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催

まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27

香川山オーナー
 香川 晴男


§協 賛
澤田山オーナー
 澤田 幸雄

玉城山オーナー
 玉城 一郎

 

 

 

 

 

コメント
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