3月3日(土)は、625回活動日です.京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.ブログ報告者は、前回に続いて内田 正明さんです.当日夜、是非ご覧ください.
気象庁は23日、3~5月の3カ月予報を発表した。3月以降、太平洋高気圧が北側で強まるため、日本列島周辺では沖縄・奄美を除いて南からの暖かく湿った空気が入りやすい。3月の降水量は太平洋側で多く、平年に比べ晴れの日が少ないでしょう。西日本の日本海側でも平年並みか平年より多くなる。平年を上回る積雪があった地域では、雪崩や融雪による災害に注意が必要だ。
4月に一時的に寒気が入りやすいものの、北日本(北海道、東北)から西日本(近畿、中四国、九州)で平年に比べ晴れの日が多いでしょう。気温は平年並みか高い見通しだ。6~8月も全国的に暑く、近畿地区では降水量が低い予報になっている(40%)。
この予報が当たれば、梅雨期の降水量が少ないと思われる.これをマツタケの生活に当てはめると、長野県や東北地区のマツタケ発生量は梅雨期の降水量と相関性が低い.しかし、西日本では、発生量減に繋がることになるが.
仲間の藤井 基弘さんが学生達と、香川山で何やら「不思議な」作業を続けていたブログ報告(2017年9月4日1243号)を何度が目にされていることでしょう.彼らは、アカマツの毎木調査を実施していたのです.マツタケが発生したエリアを含む斜面(土砂流亡部から左斜面で面積は1221㎡)のアカマツの高さと直径とその数と位置を調べていました.
この度、その結果が出ました(図 1).図中の黒点がアカマツの位置を示す.南東方向(図の上から下へ)には 24°傾いた斜面で、アカマツ立木数は292本/1221㎡.これは24本/100㎡と40年生マツタケ山として理想的なアカマツ密度である(写真1).
図 1. 香川山のアカマツ立木の位置図 長方形の右辺上部方向が北を指す.
写真 1. 畑から眺めた香川山 斜度24°、292本のアカマツが見える. 斜面右の白いものは百葉箱.更に右の枯葉の樹は、離層形成の弱いクヌギ、落葉せず枯葉を残している.
1haのアカマツ林に、かつては全国平均40Kgのマツタケ発生量があったと、今は良い林で20Kgと言われている.僕の経験でも、発生の良い林で100Kg/haという林がありました.この香川山がどういうランクになるか不明だが、重機で林床を削っているため、土壌も良い状態である.意識的に楽観的数値を考えて4.9Kgの発生量を期待します.
【お知らせ】
【まつたけ山復活させ隊に参加するには!!】
ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係には学ぶものがあるように思える.Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)
この会は、個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるように自由に主体的に活動できる.参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加者)は、これを認めない.「香川山に来る」それにプラスする何かがなければならない.それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持ち、また、自らの能力をみんなのために提供することである.そういう同志の集いである.
我々まつたけ山復活させ隊には、山づくりをすること、資材等を運ぶこと、薪をつくること、病害木を焼却すること、畑や水田を守ること、食事を作ること、道具類を整備すること、拠点を整備すること、道路を補修すること、バイオトイレを守ること、多機能窯を守ることなどがある.これらの作業実施に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).
【まつたけ山復活させ隊の心得】
悔いの残らないようにするには!
寒さ対策を充分に致しましょう!!
あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!
1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう.
2.チェーンソーで立木を伐る作業は、周りの人払いが必要です.取り扱いを習熟するまでこの作業は厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.
3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!
4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.
5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう!
イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性 脳炎症も日本に存在する.
6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.
7.小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.用いたコップの後片付けも忘れないように! 食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.
【まつたけ山復活させ隊活動】
活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.
§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.
§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.
まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日 報告担当者 男厨シェフ 特別企画
625 03月03日(土) 内田
626 03月09日(金) 宮崎
627 03月17日(土) 池内 松本
628 03月23日(金) 三輪
629 03月31日(土) 吉村
なお、やむを得ず担当などの変更が生じることがあります.お許しください!
§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある(下記(a)をご覧下さい).
京都バスの「岩倉 村松行き」終点(村松)が便利です.バスを降りたら、吉村まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)
a)車の方は、岩倉ゴルフクラブを目的地にすると便利です.ゴルフ場入り口の取り付け道路(看板)が見えたら左手に大きな駐車場も見える、その北側に道路がある(後400m).住宅地内のその道路に左折で進入、次いで右折、左折そして左にカーヴすると車止めが見えます.車止めの右側に入り口あり.
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§カンパありがとう!
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
カンパの振込先
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173
§主 催
まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
香川山オーナー
香川 晴男
§協 賛
澤田山オーナー
澤田 幸雄
玉城山オーナー
玉城 一郎