まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-425-

2009年07月28日 |  マツタケの林地栽培 
夏の暑気払いパーティー(07年)、今回は最高になるだろう!



まつたけ復活・里山再生市民運動


第201回 (8月1日)4周年記念パーティー 開催のお知らせ

 2005年6月16日に、まつたけ十字軍運動は、近代マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉尼吹山近くの“香川山”(村松町)で誕生した.
その日は、雨が降ったり止んだりであったが、幸いにも作業時刻になると陽が差し始め、幸先の良さを山の神が保証してくれたようだった. 参加者の皆さんは、樹を伐る喜びに浸りきった一日であったと思う.
 全国的に放棄されている里山を、マツタケが生活する生態系に戻すためには、毎日作業しても追っつかないだろう.市民パワーでどのくらいできるものかと大変心配であった.当初の考えでは、清水(キヨミズ)の舞台から飛び降りた気分で英断、週に1回、冬は勉強会と予定した.参加人数も読めずそれに、雨の日もあるだろう.
 当初から参加されていたメンバーの「雨でも雪でも毎週集まろう!」という声に押されて、盆と正月以外は、雨でも雪でも週に1回集まる今のスタイルができあがっていった.
 その後、日本財団や全労済の助成を戴き機械類を揃え、本格的に里山再生・マツタケ山づくりに取りかかることができた.
 新聞、テレビにラジオや週刊誌などマスメディアで市民によるマツタケ山再生活動が大々的に取り上げられた.市民によるマツタケ山づくりが報じられたことによって、地元の玉城一郎さんや澤田幸雄さんなど山主の無償提供の山が増え、活動面積も飛躍的に大きくなった(面積分からず).活動日には、平均30人/回の参加である.
 友人でもある香川山の持ち主、香川晴男さんの好意で、機械類を動かすために電気が引かれ水道も使えるようになった.間伐材を利用することになって、チェーンソーで製材し、テーブルや椅子を造り、小屋を完成し、屋根も造った.雨でも雪でも集まる場所ができた.山のバイオマス活用のために堆肥をつくり、宅地跡を開墾し畑をつくり、近くの水田を貸していただき、米も自作している.
 秋のマツタケ発生調査で、20-25年もの間、マツタケを見たことがないという場所にマツタケが1本発生したのである.もちろん、皆さんが手入れをしたエリアである.山を綺麗にするアマチュアーの作業の成果を天下(ヨーロッパやオーストラリアを含む)に知らしめた.皆さん、これには随分と勢い付いたものである.
 30-40年も放置せざるを得なかったアカマツ林や薪炭生産林から、とても処理できないほどの除伐材や粗朶や腐植がでてくる.マツノザイセンチュウ枯損アカマツやナラ枯れ木は、焼却すれども すれども、香川山に貯まってくる.
 そのようなとき、陶芸アーティストの近藤高弘さんに、多目的窯を造りポスト民芸運動(岩倉焼)を起こそうと提案を受けた.全国の皆さんに、窯のレンガ代を戴き、窯をみんなで完成させた.賛同者のお名前は、レンガ1枚1枚に書き入れ感謝の印とさせていただいている.今、炭を作り、枯損木をいぶし、陶器も焼いている.
 とにかく、団塊世代のパワーは、今の学生の比ではなくすごい.自分で状況を切り開く術を身につけている.これには脱帽だ.2009年7月24日で 200回の開催となり、延べ6095人が参加.このブログも1000IP/週、4000PV/週の閲覧がなされるようになっている.
 このように続けてこられたのは、すべて参加者の力以外のなにものでもない.もちろんこのブログの読者の支えも忘れてはいない.そこで、大々的に4周年記念を開催することになった.もちろん雨天でも岩倉香川山で決行だぁ~い!

 まつたけ十字軍運動のメンバーは、環境を守る運動にいくつも参加されていたり活動的である.従って、活動日が重なり、お顔をなかなか拝謁できない方も沢山いらっしゃる.どうか この日は 是非 お顔をお見せ下さるよう願いあげます.
 また、陶芸好きの方、自分の作品を焼いてみたい方などの初参加・飛び入りも大歓迎です.

4周年記念 大パーティー 次第

日時:8月1日(土)午前10時開始 終わりは自由.夜露をしのげるテントは準備.
場所:京都市左京区岩倉 香川山(という名の山はない.アクセスは下記参照)
会費:大人;3000円、高校生は1500円、中学生以下は無料(だだし保護者の参加が必要)

料理等:群馬牛のバーベキュー、滋賀県金谷地鶏のすき焼き近江八幡風(鶏肉も旨いが味付けもよい)、流しソーメン、賀茂ナス料理、石窯で焼くピザ、ニホンミツバチのピュアー蜂蜜(まつたけ十字軍運動謹製).ジュースなど飲料水、ビール、ワイン、酒. アルコールを摂取したら 車の運転は認められません!岩倉泊まりです.

差し入れ大歓迎
差し入れ予定: 感謝して報告させて戴きます.
和歌山市の(株)ヒロイワGから群馬牛肉やホルモン(超新鮮)60人分、秘伝のたれ、大阪鶴橋のキムチ.岡阪さんから賀茂ナス、井村さんから酒.

次第:
午前10時15分から 近藤高弘さんの「ポスト民芸(岩倉焼制作)」の説明.
「まつたけ十字軍 京都岩倉焼き」を起こすというものです。
もちろん、皆様素人さんですが、作り方、デザインなどのカタチ、また釉薬(松灰の釉薬)などは、私がある程度指導、監修します。
本焼はアカマツの釉薬づくりが終わり次第スタート.

午前10時45分から「濱稔の碑」詣<草刈りと献酒と豊作祈願> 
下山後は、 暑気払い大宴会にしよう! 
昼から作陶.橋本さん自作の苔玉プレゼント(抽選)

京都の伝統行事と景観をまもろう!
 マツノザイセンチュウ病枯損アカマツやナラ枯れ枯損木は伐倒・焼却を進めよう!
 これらの樹病は、依然として猛威をふるっている.周りに放置されている枯損木を感染源とする蔓延が後を絶たないのである.景観上も優れているとは言えない.これを放置することは、新たな感染を助長し、里山という生態系を破壊することになる.里山の崩壊は、生物の多様性に多大の損失を与える.
 枯損木を放置している所有者には、「感染を手助けしているという認識」がほしい.国民の樹病への無関心がこのまま続くようだと、里山林は全国に800万haあり、その230万haを占めるアカマツ林は一部を除いて壊滅するであろう.同じく230万haあるコナラ林を加えると、“これは由々しき問題である”では済まされない.
 林は、地面の所有は個人のものであるが、林の公益的機能は国民のものである.だからこそ、国民も林の手入れに税を使うことを認めているのである.材生産中心の林業に一味違う新たな活用法を付加することが必要である.ボランティアだけの里山再生作業ではアカマツ保全やまつたけ産業復活の展望がないからである.
今、一歩を踏み出す時にある.
 京都ならではの事業として考えられることがある.五山の送り火にはアカマツの薪が必要だ.市内の景観を守るためにも、アカマツ林帯とすべきエリアは健全なアカマツ林に戻すのである.それを定期的に伐採し、後は天然下種更新する.アカマツ材は送り火の薪や松明に加工し販売するのはいかがだろう.するとそのうち、マツタケも顔を出すようになるに違いない.行政の応援を期待したい!

<カンパ! お願い>
1)KMさんからいただきました.
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

<メール便り>
1)松本市本郷財産区 飯沼多聞さんから
7月22日我々も活動を致しました。作業参加者12名、一番大変なビーバーを使っての雑木林処理はあと半日の作業で終わりそうです。……工程的には半分と言う所でしょうか。……それから地掻き作業に入って行きます。 22日の作業では「コムソウ」が3本発生していました。やはり整備をすれば松茸が出る山ではないかと大きな期待をさせてくれた「コムソウ」でした。
 22日は太陽系は皆既日食で自然界の偶然を、ゆとりのある人は雨の!離島や・船で晴天域の海原へと-『見れば人生が変る』-と夢を託して行動されました。うらやましい限りであります。  
その時、本郷松茸十字軍の仲間は、小さな小さな夢作りの里山再生・松茸山作りに12人の仲間が汗を流しました。天上は雲に覆われ、時折り松林の間からかすかに感じられた部分日食の時間がありましたが、作業に没頭した記念すべき一日でした。
 作業の過程においては、トックリ蜂の巣があり女王蜂が攻撃してきて目と目が合いましたが、間一髪しゃがみこみかわすことができました。その後は、蜂バスターとほちゅう網を用意して逆襲をしたことは言うまでもありません。また、作業開始前のあいさつの際に「マムシ」を発見!生け捕りにしました。-若いから焼いて食べれば肉が柔らかくてうまいだろう-ときました。頼もしい限りの仲間です。
流しソウメン-いいですね~ 我々もマネシヨウカナ!

<まつたけ十字軍運動に参加するには>
下記の1から7を了承の上、参加下さい.また、 “まつたけ十字軍運動とは?”も併せてご理解下さい.尚、初めての方は事前に連絡が必要(連絡先は下記主催者).
1)参加資格は問わない. 参加時間は自由、ただし、コアタイム(昼食時)の参加は必須.
2)事故を起こさないように各自勤めること.傷害保険等は各自加入のこととし、事故の責任は当事者に帰するものとする.

3)服装等:山で軽作業できる服装(運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど).ノコ・ナタを持参が望ましい.
4)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さんは補修や軽作業などされます.
5)持参するもの:昼食は作るので、MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器、飲料水(お茶があるので水筒)など.

5)用いた道具類は洗った後、保管場所に戻すこと.また、使用した食器やコップ類は洗って戻すこと.出したゴミ等は各自持ち帰ること.

7)参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.

<活動拠点へのアクセスなど>
8)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは現地アカマツ林(京都市左京区岩倉村松町138-20バス停「村松」から北東へ450m徒歩6分).
叡山電鉄「岩倉」駅から現地アカマツ林へ2.3Km(徒歩30分)
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル 1番、約10分)
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車) 

9)<皆さんの活動の様子を見ることができる>
 Nikonまつたけ復活・里山再生運動のウェブサイトの大幅な改訂がなされ、パスワードなど不要で閲覧できます.ブログ画面左下ブックマーク(Bookmark)中のNikonまつたけ復活・里山再生運動を左クリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛ぶ.ログインの必要はありません.写真一覧からお好きな写真を選び、<大きくみる>を左クリック.大きい写真を印刷したり保存したりできます.

開催予定日 2009年8月―12月
活動場所は岩倉香川山. 活動開始は、午前10時頃.終わりは午後4時頃.
第201回08月01日(土)ブログ報告:榎本 4周年記念パーティー
第202回08月07日(金)ブログ報告:三輪
第203回08月21日(金)ブログ報告:宮崎
お盆休み
第204回08月29日(土)ブログ報告:榎本
第205回09月05日(土)ブログ報告:池内
第206回09月11日(金)ブログ報告:三輪
第207回09月19日(土)ブログ報告:榎本
第208回09月25日(金)ブログ報告:宮崎
第209回10月03日(土)ブログ報告:三輪
第210回10月09日(金)ブログ報告:榎本
第211回10月17日(土)ブログ報告:池内
第212回10月23日(金)ブログ報告:三輪
第213回10月31日(土)ブログ報告:吉村
第214回11月07日(土)ブログ報告:榎本
第215回11月13日(金)ブログ報告:宮崎
第216回11月21日(土)ブログ報告:三輪
第217回11月27日(金)ブログ報告:榎本
第218回12月05日(土)ブログ報告:池内
第219回12月11日(金)ブログ報告:宮崎
第220回12月19日(土)ブログ報告:三輪 大忘年会 感謝祭
年末年始で休み
第221回01月09日(土)ブログ報告:榎本

まつたけ十字軍運動とは?
今、1年間に40,000種もの生物が絶滅(約13分に1種)していると推測されている.生き物1種の絶滅は、10種から30種の生き物の絶滅を呼ぶという.
日本で、802種の動物が絶滅危惧種とされ、7000種の維管束植物の24.1%(4種に1種)が絶滅危惧種に挙げられている(2007年).
環境省によれば、絶滅危惧種の50%強に当たる生物の生息地は、人里離れた奥山でなく里地里山と呼ばれる私たちの生活の場である.緑が豊かになって生き物が追われている!
私達の周りにありふれた生き物であったフクジュソウやヒメシャガなど、メダカやチョウ類やニホンウサギなど、またオオタカやイヌワシなどが、消え続けている.マツタケも、京都府では絶滅危惧種に指定されている.
生物の保全・多様性上危機に瀕する里山(アカマツ林)をマツタケ山に戻すことが目的である.私たちのマツタケ山づくりは、山-川-畑・水田(-海)のつながりを重視する.マツタケ山づくりで生まれるバイオマスの利用を、「自然」との共生型すなわち徹底した有機物循環型「農林業」に組み込む.また、我々の成果は、情報として正しく発信し、全国に230万haあるアカマツ林に普及させることを願っている.
近代的マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動拠点として、我々は循環型農林「業」を楽しむ.「楽しむ」ということにおいて、いわゆる農林業的作業と異なる.
時折のイヴェントや開催日のコアタイムに集まることによって、作業の情報などを共有し、互いの知恵や技術を学び、また、里山復活の喜びをともにする.
運動は、食事を作る人、木を伐る人・運ぶ人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、設備を造る人、道具類を整備する人、多機能窯を守る人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人などすべての参加者が、互いに対等で支え合い助け合って維持運営されている.
まつたけ十字軍運動全体は、アリストテレス風に言えば、個の参加者の総和以上の意味を持つ.それ故、参加者はこの運動の全体性を見失わないようにしたい.

主 催 
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学者)  
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27.
075-581-8932, 090-6227-4305

共 催 
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典(京都大学こころの未来研究センター)
TEL/FAX 075-753-9682 / 携帯 080-6123-4706
香川理化学研究所

協賛
NPO市民環境研究所
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まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-424-

2009年07月24日 |  マツタケの林地栽培 
玉城山の整備作業風景(運び出しスロープを新設)


まつたけ復活・里山再生市民運動


第200回 (7月24日)活動報告


 朝まだ9時すぎだが、既に28℃を越え、少し動いただけでも汗が吹き出してくる。そのような中、27名の方が参加された。10時半には(敬称略)橋本、榎本、前田、小原、阿閉(仁)、阿閉(眞)、川本、三品、雅子、周田、有山、玉城、森、中広、大久保、三輪、中野、多田、松川、藤井、石原、山田、岡阪、まりこ、猫田、宮崎、中川の皆さんが、グループ毎にそれぞれの作業山へと出発して行った。
 
 
本日の作業内容
<香川山BC>
1)朝9時~夕5時:多機能窯の空焚き作業が続く。次回の岩倉焼きの本焼きに備えて、炭焼きで付着したタール類を燃やす作業を、この暑い中橋本棟梁が頑張って焼いてくれている。
2)菜園での作業、昼食準備、メダカの世話など。 
 菜園で収穫した野菜類の献立てに加えて、鯖の煮付けが美味かった。



<沢田山>
第1整備地(2整備区)・・・枯損木の伐採と地掻き作業。
やまがらの里(B地区)・・・枯損松の運び出し作業。軽トラでBCの焼却場への搬出作業。
第3整備地・・・枯損木の伐採と地掻き作業。

 作業場の近くに猛毒のきのこカエンタケが乱立していた。触った手で物を食べたり匂いを嗅いだり(蒸気を吸う)しただけでも、意識障害などを起こすという猛毒だ。(急きょ連絡をとり、岩倉在住のきのこアドバイザーに確認していただいた。)見つけても触れたり嗅いだりしないように。

<玉城山>
第1整備地・・・枯損松の伐採と、運び出し用スロープの整備。軽トラで枯損松を搬出。
第2整備地・・・枯損木の伐採と地掻き作業。今秋までに第1整備地とつなげたいと意欲的に作業をしている。

 とにかく蒸し暑い一日だった。作業後、差し入れてくれた「みぞれアイス」が熱中症気味(?)をさましてくれた。
<榎本記>
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まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-423-

2009年07月23日 |  マツタケの林地栽培 
澤田山の整備作業風景


まつたけ復活・里山再生市民運動


第200回 (7月24日) 開催のお知らせ

 いよいよ この運動も4周年を迎える.これも、毎週参加下さる仲間と全国の支援者の皆様のおかげである.本当いえば、支援者の皆さんを僕たちの活動の場、京都岩倉香川山にお招きしたいところであるが.

まつたけ十字軍運動のメンバーは、積極的に環境を守る運動にいくつも参加されている.従って、活動日が重なり、お顔をなかなか拝謁できない方も沢山いらっしゃいます.どうか この日は 是非 お顔をお見せ下さい.
陶芸好きの方、自分の作品を焼いてみたい方などの初参加も大歓迎.


4周年記念 大パーティー 次第
日時:8月1日(土)午前10時開始 終わりは自由.
場所:京都市左京区岩倉 村松町 香川山(という名の山はない)
会費:大人;3000円、高校生は1500円、中学生以下;無料(だだし保護者の参加が必要)

10時15分頃;近藤高弘先生のポスト民芸・岩倉焼のお話、釉薬づくり、本焼.
10時45分頃から 尼吹山濱稔の碑詣.午後から作陶.
橋本さん自作の苔玉抽選会、後は、全くの自由.飛び入り大歓迎.

料理等:群馬牛(超新鮮)のバーベキュー、滋賀県金谷の地鶏のすき焼き近江八幡風味、流しソーメン、賀茂ナス料理、石窯で焼くピザ.ニホンミツバチの混ぜものなしのピュアー蜂蜜.ジュースほか飲料水、ビール.なお、飲酒運転はこれを禁止.飲食物の差し入れのお願いをいたします. 

差し入れ予定: 感謝して報告させて戴きます.
和歌山県の(株)ヒロイワGから群馬牛肉(超新鮮)60人分、秘伝のたれ、鶴橋の
キムチ.岡阪さんから賀茂ナス、青山さんから酒.

7月24日(金)の作業予定
関東甲信も梅雨明けだ.ここ京都は、なかなか梅雨明けがない.これからしばらくがうっとうしい.熱中症に気をつけて下さい.人目を気にせず休息と水分を摂取下さい.

参加者の皆さんは、自らの予定を決めて 活動日以外にも岩倉に集まり、畑や山や水田などの整備をされている.予定はあくまで予定である.
山づくりエリアや作業内容を変更するときは、事前に連絡下さい.

1)香川山皆伐区も予定どおりに再生が進み、アカマツ幼樹の群落が美しい.斜面の
地掻など補整作業を実施している.マツのザイセンチュウ病による枯損木が3本ほど目立っている.伐倒焼却の要あり.

2)澤田山は、この秋にでも、まつたけの発生調査をするつもりであるが、アカマツ林でマツタケの生息地を再生するというエリアとコナラ林を整備するエリアとがある.各整備地ごとにネライを定めて各班ごとに独自に作業を進めている.

第1整備地は、村上班(第1整備区)と阿閉班(第2整備区)で精力的に作業が行われている.京都府のホンシメジ接種試験が相当前に行われ、そのとき整備もされたが、菌根性のきのこの発生には土壌上の問題があるのかもしれない.補整の手入れが必要な状態になってきている.
 その南側は、やはりアカマツ林帯で、阿閉班の担当で第2整備区である.やがて第1整備区につなげるという.エスケープした檜・杉など大径木の処理が進んでいる.

ヤマガラの里と新しく愛称がついた(旧第2整備地).以前から整備を始めているところは「ヤマガラの里A地区」と呼び整備が完了している.その西に当たるところを尾根部(アカマツ林を再生)、傾斜地部(コナラ林にする)など3区に分け、それぞれ生態的特徴を生かした整備を進めている.ここは「ヤマガラの里B地区」と呼ばれる.

第3整備地の作業エリアでは、どのような林づくりがなされるのか注目をしているところである.アカマツも減少しているようだが、アカマツ林再生を考えている.シイタケの原木栽培を 「ヤマガラの里」についで 行っている.

3)玉城山は、昔は、山全体がマツタケの発生に適したアカマツ林であったが、林道が造られたためにその下のエリアからマツタケが消えた.岩泉まつたけ研究所の向林試験林内で、全く同じことを経験している.林道を一つ通すだけのように考えがちだが、周りの環境ががらりと変わってしまうのである.
マツタケの生活するアカマツ林の再生作業に取り組んでいる.地表の堆積物を堆肥
化するコーナーを作った.マツのザイセンチュウ病害木の伐倒焼却活動が一旦終
了.
尾根筋には、アカマツ林密度が比較的高く残っているので、尾根の下部から手入れ
を上部に向けて進めている.
ここは、市民によるマツタケ山づくりのお手本として有名になった.今まで、プロによる
手入れで、マツタケ発生の復活は、「有から有は簡単である」と実証されている.
しかし、市民による手入れでマツタケ発生の成果が出たケースはここが日本初の地
である.撒水実験にも取り組むという意欲的作業が見られる.

4)田圃の草取り作業
1)草取り・・・7・8月、大勢の応援参加が必要。

<お知らせ>
1) 4周年記念 大パーティー
日時:8月1日(土)午前10時開始 終わりは自由.
場所:京都市左京区岩倉 香川山(という名の山はない)
会費:大人;3000円、高校生は1500円、中学生以下;無料(だだし保護者の参加が必要)
次第:近藤高弘先生のポスト民芸・岩倉焼のお話、釉薬づくり、本焼、10時45分頃から 尼吹山濱稔の碑詣.作陶.
   橋本さん自作の苔玉抽選会、後は、全くの自由、飛び入り大歓迎.
料理等:群馬牛(超新鮮)のバーベキュー、滋賀県金谷地鶏のすき焼き近江八幡風、流しソーメン、賀茂ナス料理、石窯で焼くピザ、女性陣の隠し料理.ニホンミツバチの混ぜものなしのピュアー蜂蜜. 酒を飲んだら 車のは運転は認めません.

午前10時15分から 近藤高弘さんの「ポスト民芸(岩倉焼制作)」の説明.
昼から作陶.本焼はアカマツの釉薬づくりが終わり次第スタート.
午前10時45分から「濱稔の碑」詣 
下山後は、 暑気払い大宴会にしよう!

各イヴェントは;
a)尼吹山に建立されている[濱稔の碑]参り.
草刈りと献酒と豊作祈願
b)精油(フィトンチッド)入りの石けんをつくる.
c)近藤高弘さんの提案
テーマは、「ポスト民芸」
簡単に説明すると、「まつたけ十字軍 京都岩倉焼き」を起こすというものです。
もちろん、皆様素人さんですが、作り方、デザインなどのカタチ、また釉薬(松灰の釉薬)などは、私がある程度指導、監修します。
興味のある方や好きな方にご賛同いただければと思います。窯を使うモチベーションもあがるのではと思っています。

d)橋本敏夫さん自作の本物の「苔玉」プレゼント(抽選)

<カンパ! ありがとう>
1)GMさん! いつもありがとう!
2)KMさん! いつもありがとう!

振込先
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

<メール便り>

<まつたけ十字軍運動に参加するには>
下記の1から7を了承の上、参加下さい.また、 “まつたけ十字軍運動とは?”も併せてご理解下さい.尚、初めての方は事前に連絡が必要(連絡先は下記主催者).
1)参加資格は問わない. 参加時間は自由、ただし、コアタイム(昼食時)の参加は必須.
2)事故を起こさないように各自勤めること.傷害保険等は各自加入のこととし、事故の責任は当事者に帰するものとする.

3)服装等:山で軽作業できる服装(運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど).ノコ・ナタを持参が望ましい.
4)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さんは補修や軽作業などされます.
5)持参するもの:昼食は作るので、MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器、飲料水(お茶があるので水筒)など.

5)用いた道具類は洗った後、保管場所に戻すこと.また、使用した食器やコップ類は
洗って戻すこと.出したゴミ等は各自持ち帰ること.

7)参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.

<活動拠点へのアクセスなど>
8)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは現地アカマツ林(京都市左京区岩倉村松町138-20バス停「村松」から北東へ450m徒歩6分).
叡山電鉄「岩倉」駅から現地アカマツ林へ2.3Km(徒歩30分)
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル 1番、約10分)
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車) 

9)<皆さんの活動の様子を見ることができる>
Nikonまつたけ復活・里山再生運動のウェブサイトの大幅な改訂がなされ、パスワードなど不要で閲覧できます.ブログ画面左下ブックマーク(Bookmark)中のNikonまつたけ復活・里山再生運動を左クリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛ぶ.ログインの必要はありません.写真一覧からお好きな写真を選び、<大きくみる>を左クリック.大きい写真を印刷したり保存したりできます.

開催予定日 2009年8月―12月
活動場所は岩倉香川山. 活動開始は、午前10時頃.終わりは午後4時頃.
第200回07月24日(金)ブログ報告:三輪   
第201回08月01日(土)ブログ報告:榎本 4周年記念パーティー
第202回08月07日(金)ブログ報告:三輪
第203回08月21日(金)ブログ報告:宮崎
お盆休み
第204回08月29日(土)ブログ報告:榎本
第205回09月05日(土)ブログ報告:池内
第206回09月11日(金)ブログ報告:三輪
第207回09月19日(土)ブログ報告:榎本
第208回09月25日(金)ブログ報告:宮崎
第209回10月03日(土)ブログ報告:三輪
第210回10月09日(金)ブログ報告:榎本
第211回10月17日(土)ブログ報告:池内
第212回10月23日(金)ブログ報告:三輪
第213回10月31日(土)ブログ報告:吉村
第214回11月07日(土)ブログ報告:榎本
第215回11月13日(金)ブログ報告:宮崎
第216回11月21日(土)ブログ報告:三輪
第217回11月27日(金)ブログ報告:榎本
第218回12月05日(土)ブログ報告:池内
第219回12月11日(金)ブログ報告:宮崎
第220回12月19日(土)ブログ報告:三輪 大忘年会 感謝祭
年末年始で休み
第221回01月09日(土)ブログ報告:榎本

まつたけ十字軍運動とは?
今、1年間に40,000種もの生物が絶滅(約13分に1種)していると推測されている.生き物1種の絶滅は、10種から30種の生き物の絶滅を呼ぶという.
日本で、802種の動物が絶滅危惧種とされ、7000種の維管束植物の24.1%(4種に1種)が絶滅危惧種に挙げられている(2007年).
環境省によれば、絶滅危惧種の50%強に当たる生物の生息地は、人里離れた奥山でなく里地里山と呼ばれる私たちの生活の場である.緑が豊かになって生き物が追われている!
私達の周りにありふれた生き物であったフクジュソウやヒメシャガなど、メダカやチョウ類やニホンウサギなど、またオオタカやイヌワシなどが、消え続けている.マツタケも、京都府では絶滅危惧種に指定されている.
生物の保全・多様性上危機に瀕する里山(アカマツ林)をマツタケ山に戻すことが目的である.私たちのマツタケ山づくりは、山-川-畑・水田(-海)のつながりを重視する.マツタケ山づくりで生まれるバイオマスの利用を、「自然」との共生型すなわち徹底した有機物循環型「農林業」に組み込む.また、我々の成果は、情報として正しく発信し、全国に230万haあるアカマツ林に普及させることを願っている.
近代的マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動拠点として、我々は循環型農林「業」を楽しむ.「楽しむ」ということにおいて、いわゆる農林業的作業と異なる.
時折のイヴェントや開催日のコアタイムに集まることによって、作業の情報などを共有し、互いの知恵や技術を学び、また、里山復活の喜びをともにする.
運動は、食事を作る人、木を伐る人・運ぶ人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、設備を造る人、道具類を整備する人、多機能窯を守る人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人などすべての参加者が、互いに対等で支え合い助け合って維持運営されている.
まつたけ十字軍運動全体は、アリストテレス風に言えば、個の参加者の総和以上の意味を持つ.それ故、参加者はこの運動の全体性を見失わないようにしたい.

主 催 
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学者)  
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27.
075-581-8932, 090-6227-4305

共 催 
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典(京都大学こころの未来研究センター)
TEL/FAX 075-753-9682 / 携帯 080-6123-4706
香川理化学研究所

協賛
NPO市民環境研究所
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まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-422-

2009年07月18日 |  マツタケの林地栽培 
第199回(7月18日)の活動報告

 下界の道の上は35度を示した。この暑さに作業と思われる方もいられるかもしれない。しかし、山の中は、涼しげな風が吹き、木陰の新鮮な空気が肺を洗ってくれます。
山作業場の体感温度は20度台。でも汗は....。
 25名の方が、さまざまな作業を行いました。
小原、三品、川本、榎本、上林、小林、阿閉(仁)、阿閉(眞)、小吹、橋本、大島、前田、堀井、有山、松川、藤井、川崎、吉村、猫田、村上、池内(正)、池内(恒)、杉山、宮崎、山田 各氏。

今日の山景色。汗をかきながらも爽快。


地掻きをして、数年後の声も。しかしこの場所は、まつたけ発見の場所から風が来る。
まつたけ菌が感染していたら、この整備で今年の秋にも、という期待も。


疲れを見せずに、夢を語る方々。


周囲の山の松は立ち枯れるものが。見た目にまだ生きている松もすでに病になっている。病に冒された松を見つけて対策できないか。線虫調査を行う。


畑では、すぐに草が伸びています。


畑では、収穫の時期を迎えるものが多く。すでに地に落ちてる果実もある。


赤米の生育。ぶどうも成っています。


日本ミツバチさんありがとう。蜂蜜は、8月1日に振舞われます。


今日の食事は、温かい和風あんかけ、ひつまぶし、新鮮な食事は、いつもたくさん。


8月1日に向けて、着々と準備が進んでいます。


4周年記念 大パーティー
 まつたけ十字軍運動のメンバーは、積極的に環境を守る運動にいくつも参加されています.従って、活動日が重なり、お顔をなかなか拝謁できない方も沢山いらっしゃいます.どうか この日は 是非 お顔をお見せ下さい.
 陶芸好きの方の初参加も大歓迎します.
日時:8月1日(土)午前10時開始 終わりは自由.
場所:京都市左京区岩倉 香川山(という名の山はない)
会費:大人;3000円、高校生は1500円、中学生以下;無料(だだし保護者の参加が必要)

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まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-421-

2009年07月14日 |  マツタケの林地栽培 
引っ越し強制代執行完了


第199回(7月18日) 開催のお知らせ

マツタケとニホンミツバチは似ている!
 「この題は何じゃ?」といぶかしげに思われる方も多いであろう!?
 それは終わりまで読めば分かると信じて・・・・・続けます.
 
 この春、見事に分蜂中の群れを捕獲した我がミツバチGは、鼻高々であった.順調に(Nikon写真集をご覧下さい)白く規則正しく本当に美しい6角形の巣が2枚、3枚、4枚・・・・と増え、みんな大喜びであった.
しかし、巣箱が小さい為か、蜂たちが外にあふれる様子は何とも痛ましく、何とか大きな家に引っ越しさせてやりたいと願わずにはおられない気持ちであった.いずれは、常連メンバー30人が一つの巣箱を持つようにするには、ニホンミツバチの生理生態を十分に研究しておく必要もあり、引っ越しを英断した.

ニホンミツバチGの杉山廣行さんのレポートを見てみよう!

 梅雨の合間の天候が安定している11日午後に、ニホンミツバチの引っ越しを内田、榎本、杉山で行いました。
 今まで捕獲箱で飼育していた。しかし、この群れは大変勢いが良く、巣箱が満杯になり、ハチが巣箱の外壁にへばりつくように休んでいた.従って、サイズの大きな飼育用箱に引越しを決意した次第です。
 移動作業はキャンプ用のメッシュテントの内部に巣箱を置き、新旧の巣箱の口を合わせて、目張りする.ついで古い箱をたたいてハチを追い出すことにした。
 
これで完璧だぁー!(これは報告者の弁)

 女王の逃亡などがあると、失敗に終わるのでテント内で慎重に作業を進めた.蜜の蓄えられた巣を慎重に取り出し、なるべくミツバチの犠牲を少なくするように配慮しながら、作業をすすめた.
 しかし、蜜が付着して動けなくなったり、巣にへばり付いているハチを刷毛で落としたりしながら古い巣箱から新しい巣箱へ移動させたが、少なからず犠牲はあった.
 あまりにも個体数が多いので女王が何処にいるか解らなかった。箱内部のハチ玉の中に必ずいるだろうとハケで強制的に新しい箱に移動させた。
テント内にも、新しい巣箱に移動しないハチが天井部に小さなはち玉になっている。それを手などで箱の入口付近に移したりしながらハチが落ち着くのを見計らい、入口に目張りをして最初に置いてあった所に再設置した。
 
 移動中のハチの羽音は砂浜に打ち寄せる波のように引いたり寄せたり、規則的だが不思議な音がする。これは感激ものです。今度、是非聞いてみて下さい.

 元の設置場所に、蜜を取りに行っていたハチが帰ってきた。しかし巣箱が無いので近くの木の根元にはち玉になっている。しばらくすると、それも無事仲間のいる巣箱に入ってくれた。

 住環境が変わったので女王の逃亡を防止するため、巣箱の入口にトラップを設置した。

 まつたけ十字軍運動では、初めての作業でしたが、なんとか移動作業が完了しました。作業などの様子はブログからNIKON写真集をご覧ください。

蜂蜜絞りは時間の関係から後日にすることになりました。

 無事 引っ越しが終わり、蜂たちも安定したかに思われた.やれやれ一安心だ.
翌日から、ミツバチG のメンバーは観察に明け暮れた.もちろん蜂も平常通りに見える.
 が、しかしである.13日にミツバチの姿が消えたのである.
 
レポートは続く.

 今朝、ツトムちゃんからハチの出入りがないとの報告があった。逃亡した可能性があり、内田さんに確認のため岩倉に行ってもらう。結果は夕刻に判明すると思われる。

 その報告は、我々には重い.ニホンミツバチは、新しい家が気に入らないらしい.全員逃亡したとのこと.
結局、強制代執行は、成功せずである.懲りずにこれからも、ニホンミツバチの生理生態を勉強しよう!

 菌根性の代表キノコであるマツタケは、人のコントロールを拒否している.皆さんもご存じであろう.ニホンミツバチは 人にコントロールされるのを厭がっているように見える.その原因は、人はミツバチのせいにする.ニホンミツバチは西洋ミツバチと違って、神経質だからと.

 マツタケは、何故人工栽培できないかと問われたときに、同じように答えている.マツタケのせいにしてごまかしている.要は、勉強が足りないからなんだと思うのだが.

 まつたけ十字軍運動として、ニホンミツバチを飼育することが、何かぴったりに思えてくる.人のコントロールを拒否する二大生物を飼育しようとがんばっているのだ!?

次いで、後日談がある.外来種対策を本気でやらねばならない.

 ミツバチを観察に出かけて、岩倉BCに外来種を発見.どうもアナグマのような感じだ。ネットで調べたところ顔の様子やシッポがアナグマようなものです。
捕獲しないと判明しませんが。トラップを掛けましょう。

7月18日(土)の作業予定
関東甲信も梅雨明けだ.ここ京都もこれからしばらくがうっとうしい.熱中症に気をつけて下さい.人目を気にせず休息と水分を摂取下さい.

参加者の皆さんは、自らの予定を決めて 活動日以外にも岩倉に集まり、畑や山や水田などの整備をされている.予定はあくまで予定である.
山づくりエリアや作業内容を変更するときは、事前に連絡下さい.

1)香川山皆伐区も予定どおりに再生が進み、アカマツ幼樹の群落が美しい.斜面の
地掻など補整作業を実施している.マツのザイセンチュウ病による枯損木が3本ほど目立っている.伐倒焼却の要あり.

2)澤田山は、この秋にでも、まつたけの発生調査をするつもりであるが、アカマツ林でマツタケの生息地を再生するというエリアとコナラ林を整備するエリアとがある.各整備地ごとにネライを定めて各班ごとに独自に作業を進めている.

第1整備地は、京都府のホンシメジ接種試験が相当前に行われ、そのとき整備もされたが、菌根性のきのこの発生には土壌上の問題があるのかもしれない.若いアカマツの導入も考慮すればいかがでしょう.
 その奥は、やはりアカマツ林帯で、別のグループが手入れが始まっている. やがて第1整備区につなげるという.

ヤマガラの里整備地.以前から整備を始めているところは「ヤマガラの里A地区」と呼び整備が完了している.その西に当たるところを尾根部(アカマツ林を再生)、傾斜地部(コナラ林にする)など3区に分け、それぞれ生態的特徴を生かした整備を進めている.ここは「ヤマガラの里B地区と呼ばれる.

第3整備地の作業エリアでは、どのような林づくりがなされるのか注目をしているところである.アカマツも減少しているようだが、アカマツ林再生を考えている.シイタケの原木栽培を 「ヤマガラの里」についで 行っている.

3)玉城山は、昔は、山全体がマツタケの発生に適したアカマツ林であったが、林道が造られたためにその下のエリアからマツタケが消えた.岩泉まつたけ研究所の向林試験林内で、全く同じことを経験している.林道を一つ通すだけのように考えがちだが、周りの環境ががらりと変わってしまうのである.
マツタケの生活するアカマツ林の再生作業に取り組んでいる.地表の堆積物を堆肥化するコーナーを作った.マツのザイセンチュウ病害木の伐倒焼却活動が一旦終了.
ここは、市民によるマツタケ山づくりのお手本として有名になった.今まで、プロによる手入れで、マツタケ発生の復活は、「有から有は簡単である」と実証されている.しかし、市民による手入れでマツタケ発生の成果が出たケースはここが日本初の地である.撒水実験にも取り組むという意欲的作業が見られる.

4)田圃の草取り作業
草取り・・・7・8月、大勢の応援参加が必要。

1)祇園祭・太子山を寿ぐ会
 7月15日(水)午後6時から9時頃まで.場所は京都市下京区太子山町610 ロワイヤルマンション前庭(油小路通り仏光寺下がる).参加費は無料で、ご存じ江指さんが簡単な料理を作ると聞いています. ただし生ビールは1杯200円.

<メール便り>
内田 正明さんから
 踝の骨折でギプス固定していましたが、先週やっと外すことが出来て、解放感を味わっています。腱などに縮んでいるところがあって、自主トレやむなしです。
入れ替わり?のようにKKさんが腰痛で入院されました、高野川畔の病院に。
回復状態も、外出許可証をもらえる位だとの事で大げさにはしたくない様子でしたが、
とりあえずはひと安心。で、看護師さんに菌類教科書の解説をせがまれておられました。

<まつたけ十字軍運動に参加するには>
下記の1から7を了承の上、参加下さい.また、 “まつたけ十字軍運動とは?”も併せてご理解下さい.尚、初めての方は事前に連絡が必要(連絡先は下記主催者).
1)参加資格は問わない. 参加時間は自由、ただし、コアタイム(昼食時)の参加は必須.
2)事故を起こさないように各自勤めること.傷害保険等は各自加入のこととし、事故の責任は当事者に帰するものとする.
3)服装等:山で軽作業できる服装(運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど).ノコ・ナタを持参が望ましい.
4)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は
中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さんは補修や軽作業などされます.
5)持参するもの:昼食は作るので、MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器、飲料水(お茶があるので水筒)など.

5)用いた道具類は洗った後、保管場所に戻すこと.また、使用した食器やコップ類は洗って戻すこと.出したゴミ等は各自持ち帰ること.

7)参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.

<活動拠点へのアクセスなど>
8)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは現地アカマツ林(京都市左京区岩倉村松町138-20バス停「村松」から北東へ450m徒歩6分).
叡山電鉄「岩倉」駅から現地アカマツ林へ2.3Km(徒歩30分)
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル 1番、約10分)
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車) 

9)<皆さんの活動の様子を見ることができる>
Nikonまつたけ復活・里山再生運動のウェブサイトの大幅な改訂がなされ、パスワードなど不要で閲覧できます.ブログ画面左下ブックマーク(Bookmark)中のNikonまつたけ復活・里山再生運動を左クリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛ぶ.ログインの必要はありません.写真一覧からお好きな写真を選び、<大きくみる>を左クリック.大きい写真を印刷したり保存したりできます.

開催予定日 2009年7月-8月
活動場所は岩倉香川山. 活動開始は、午前10時頃.終わりは午後4時頃.
第199回07月18日(土)ブログ報告:池内
第200回07月24日(金)ブログ報告:三輪   
第201回08月01日(土)ブログ報告:榎本 4周年記念パーティー
第202回08月07日(金)ブログ報告:三輪
第203回08月21日(金)ブログ報告:宮崎
第204回08月29日(土)ブログ報告:榎本

<カンパ! ありがとう>

氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


<お知らせ>
1) まつたけ十字軍運動4周年記念行事を8月1日(土)に 挙行.イベントを募集.
きっと、恒例のように食べ物はリッチだろう.和歌山市の(株)ヒロイワグループから群馬牛の差し入れがある. 飲食物の差し入れは何でも大歓迎.参加費は3000円.

午前10時15分から 近藤高弘さんの「ポスト民芸(岩倉焼制作)」の説明.
昼から作陶.本焼はアカマツの釉薬づくりが終わり次第、スタート.
午前10時45分から「濱稔の碑」詣 
下山後は、 暑気払い大宴会にしよう!

各イヴェントは;
a)尼吹山に建立されている[濱稔の碑]参り.
草刈りと献酒と豊作祈願
b)精油(フィトンチッド)入りの石けんをつくる.
c)近藤高弘さんの提案
テーマは、「ポスト民芸」
簡単に説明すると、「まつたけ十字軍 京都岩倉焼き」を起こすというものです。
もちろん、皆様素人さんですが、作り方、デザインなどのカタチ、また釉薬(松灰の釉薬)などは、私がある程度指導、監修します。
興味のある方や好きな方にご賛同いただければと思います。窯を使うモチベーションもあがるのではと思っています。

d)橋本敏夫さん自作の本物の「苔玉」プレゼント(抽選)

まつたけ十字軍運動とは?
今、1年間に40,000種もの生物が絶滅(約13分に1種)していると推測されている.生き物1種の絶滅は、10種から30種の生き物の絶滅を呼ぶという.
日本で、802種の動物が絶滅危惧種とされ、7000種の維管束植物の24.1%(4種に1種)が絶滅危惧種に挙げられている(2007年).
環境省によれば、絶滅危惧種の50%強に当たる生物の生息地は、人里離れた奥山でなく里地里山と呼ばれる私たちの生活の場である.緑が豊かになって生き物が追われている!
私達の周りにありふれた生き物であったフクジュソウやヒメシャガなど、メダカやチョウ類やニホンウサギなど、またオオタカやイヌワシなどが、消え続けている.マツタケも、京都府では絶滅危惧種に指定されている.
生物の保全・多様性上危機に瀕する里山(アカマツ林)をマツタケ山に戻すことが目的である.私たちのマツタケ山づくりは、山-川-畑・水田(-海)のつながりを重視する.マツタケ山づくりで生まれるバイオマスの利用を、「自然」との共生型すなわち徹底した有機物循環型「農林業」に組み込む.また、我々の成果は、情報として正しく発信し、全国に230万haあるアカマツ林に普及させることを願っている.
近代的マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動拠点として、我々は循環型農林「業」を楽しむ.「楽しむ」ということにおいて、いわゆる農林業的作業と異なる.
時折のイヴェントや開催日のコアタイムに集まることによって、作業の情報などを共有し、互いの知恵や技術を学び、また、里山復活の喜びをともにする.
運動は、食事を作る人、木を伐る人・運ぶ人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、設備を造る人、道具類を整備する人、多機能窯を守る人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人などすべての参加者が、互いに対等で支え合い助け合って維持運営されている.
まつたけ十字軍運動全体は、アリストテレス風に言えば、個の参加者の総和以上の意味を持つ.それ故、参加者はこの運動の全体性を見失わないようにしたい.

主 催 
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学者)  
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27.
075-581-8932, 090-6227-4305

共 催 
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典(京都大学こころの未来研究センター)
TEL/FAX 075-753-9682 / 携帯 080-6123-4706
香川理化学研究所

協賛
NPO市民環境研究所
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まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-420-

2009年07月10日 |  マツタケの林地栽培 

まつたけ?


まつたけ復活・里山再生市民運動


第198回(7月10日)の活動報告

 梅雨前線停滞のためか、蒸し暑い雨模様でメンバーの出足もにぶい朝でした。山の作業には不向きな天候のため、今日はもっぱらベースキャンプの整備や諸準備に汗を流しました。
 そんな天候もキノコにとっては極楽天国、表題写真はじめふだんなかなかお目にかかる機会の少ないキノコも採集できました(記事中の<キノコ特集>に)。
 「アメニモ、ナツノアツサニモマケナイ、ジョウブナカラダ」をおもちな本日の参加者は、橋本、宮崎、前田、榎本、斉藤、森、三輪、小原、雅子、玉城、大島、中広、山田、堀井、内田のみなさんでした(変わり者ばかりとの声あり)。

雨の日はブルーシートのタープ張りで始まります。

粗朶をチッパーで砕いた木材チップを撒いてぬかるみを補修。

澤田山“ヤマガラの里”班は林道の排水溝補修に出かけました。

玉城山班は、8月1日4周年記念日の尼吹山浜田先生顕彰碑参りに向けて参道整備のための準備、谷川に架ける橋の資材を運びました。

ベースキャンプ外近辺の草刈りをする大島さん。地域の環境整備にも一役買っています。

除間伐材を活用して溝蓋の補修をする森さん。

山がお休みのため、慣れない手つきでジャガイモの皮むきの山田さん。

昼食調理中のまさこさま、中広さん。

今日の昼食はカレーライス(ライスカレー?)、サラダ、シシトウ炒め。

<掲示板>より(クリックで拡大)
☆ 澤田山“ヤマガラの里班”より整備計画マニフェストが提示されています。

☆ 友好団体「太子山保存会」会報=近況報告と宵々山ビアガーデンのお誘い。

<キノコ特集>
ヒメベニテングタケ。尼吹山登山口にて榎本さん採集。

傘の直径4cmくらい。ベニテングタケより小ぶり。ヒメベニテングタケは“ツボ”も赤いが、ベニテングタケの“ツボ”は白い(山渓フィールドブックス「キノコ」より)。

アイタケ。ベースキャンプ付近にて中広さん採集。

食用(同上より)。中広さんにすすめられて恐る恐る食べてみました。ふやけたはるさめのようなニュルッとした食感、味はあまり感じませんでした。正直あえて食すほどうまいとは思えませんでした。

ヤナギマツタケ。鷺宮神社にて杉山さん採集。表題写真のキノコです。

 右図のように、成熟すると傘と柄の間にある膜が切れてツバのように垂れ下がるのが特徴(同上およびキノコ博士の榎本さん談)。
 見てくれのわりに予想外にうまいキノコでした。傘はコンニャクゼリーのような、柄はグリーンアスパラのような歯ごたえの食感。油と相性良く、おそらくバター炒めにするともっとうまそう。キノコパスタにするとよさそう。近年栽培もされているそうです(同上)。
 たくさん採れたので少しいただいて帰ってナスと一緒に炒め物にしてみました。おいしかったです。

橋本棟梁製作の苔玉。

(宮崎 記)

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まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-419-

2009年07月07日 |  マツタケの林地栽培 
京都市右京区京北町のアカマツ林(茶色の樹がアカマツ枯損木)


まつたけ復活・里山再生市民運動


第198回(7月10日) 開催のお知らせ

京都の伝統行事と景観をまもろう!
マツノザイセンチュウ病枯損アカマツやナラ枯れ枯損木は伐倒・焼却を進めよう!
 私たちは、いま、センチュウやカビを運ぶ昆虫が樹体から脱出する前に枯損木を急ピッチで加熱処理をしている.
 これらの樹病は、依然として猛威をふるっている.周りに放置されている枯損木を感染源とする蔓延が後を絶たないのである.これを放置することは、新たな感染を助長し里山という生態系を破壊することになる.里山の崩壊は、生物の多様性に多大のマイナス面を持ち景観上も優れているとは言えない.
枯損木を放置している所有者には、「感染に手を貸しているという認識」がほしい.
 山主や非山主の無関心がこのまま続くようだと、里山林は全国に800万haあり、その230万haを占めるアカマツ林は一部を除いて壊滅するであろう.同じく230万haあるコナラ林を加えると、“これは由々しき問題である”だけでは済まない.
 林は、地面の所有は個人のものであるが、林の公益的機能は国民のものである.だからこそ、国民も林の手入れに税を使うことを認めている.材生産中心の林業に一味違う新たな活用法を付加することが必要である.
 伐倒焼却作業だけではアカマツ保全やまつたけ産業復活の展望がない.今、ここから大きな(?)一歩を踏み出す時にある.
 京都ならではの事業として考えられることがある.五山の送り火には、松明、これはアカマツの薪、が必要だ.市内の景観を守るためにもアカマツ林帯とすべきエリアは、健全なアカマツ林に戻すのである.それを定期的に伐採し、後は天然下種更新する.材は送り火の松明に加工し販売するのはいかがだろう.

7月10日(金)の作業予定
沖縄地域の梅雨も明け、ここ京都もこれからがうっとうしさも本番だろう.熱中症に気をつけて下さい.人目を気にせず休息と水分を摂取下さい.

参加者の皆さんは、自らの予定を決めて 活動日以外にも岩倉に集まり、畑や山や水田などの整備をされている.予定はあくまで予定である.
山づくりエリアや作業内容を変更するときは、事前に連絡下さい.

1)香川山皆伐区も予定どおりに再生が進み、アカマツ幼樹の群落が美しい.斜面の
地掻など補整作業を実施している.マツのザイセンチュウ病による枯損木が3本ほど目立っている.伐倒焼却の要あり.

2)澤田山は、この秋にでも、まつたけの発生調査をするつもりであるが、アカマツ林でマツタケの生息地を再生するというエリアとコナラ林を整備するエリアとがある.各整備地ごとにネライを定めて各班ごとに独自に作業を進めている.

第1整備地は、京都府のホンシメジ接種試験が相当前に行われ、そのとき整備もされたが、菌根性のきのこの発生には土壌上の問題があるのかもしれない.若いアカマツの導入も考慮すればいかがでしょう.
 その奥は、やはりアカマツ林帯で、別のグループによる手入れが始まっている. やがて第1整備区につなげるという.

ヤマガラの里と新しく名称がついた旧第2整備地.以前から整備を始めているところは「ヤマガラの里A地区」と呼び整備が完了している.その西に当たるところを尾根部(アカマツ林を再生)、傾斜地部(コナラ林にする)など3区に分け、それぞれ生態的特徴を生かした整備を進めている.ここは「ヤマガラの里B地区と呼ばれる.

第3整備地の作業エリアでは、どのような林づくりがなされるのか注目をしているところである.アカマツも減少しているようだが、アカマツ林再生を考えている.シイタケの原木栽培を 「ヤマガラの里」についで 行っている.

3)玉城山は、昔は、山全体がマツタケの発生に適したアカマツ林であったが、林道が造られたためにその下のエリアからマツタケが消えた.岩泉まつたけ研究所の向林試験林内で、全く同じことを経験している.林道を一つ通すだけのように考えがちだが、周りの環境ががらりと変わってしまうのである.
マツタケの生活するアカマツ林の再生作業に取り組んでいる.地表の堆積物を堆肥化するコーナーを作った.マツのザイセンチュウ病害木の伐倒焼却活動が一旦終了.
ここは、市民によるマツタケ山づくりのお手本として有名になった.今まで、プロによる手入れで、マツタケ発生の復活は、「有から有は簡単である」と実証されている.しかし、市民による手入れでマツタケ発生の成果が出たケースはここが日本初の地である.撒水実験にも取り組むという意欲的作業が見られる.

4)無農薬・減化学肥料米作り作業
 我々は農薬などを一切使用しないのだが、残念ながら農薬や化学肥料などが上流の田圃から流れてくるようだ.冬期に必要量の堆肥や腐植を鋤込むので、微生物の分解が進むとN飢餓におちいるようである。N原の追加が必要な場合がある。しかし、水を共有していると下部にある水田では、上流で撒かれたものが遠慮なく入り込む。このような田んぼでは思うような栽培が難しい。秋の収穫物は、我々の昼食に供されるが、余剰のものは格安で販売している。活動の応援という気持ちで買ってくださるように願い上げます。
1)草取り・・・7・8月、大勢の応援参加が必要。

祇園祭恒例 太子山を祝う会
 お世話になります。 太子山町の松浦です。
昨日「まつたけ十字軍と太子山ご神木の係わり」を新しい住民にも披露し、太子山ビールパーティーの趣旨を理解していただきました。
今年もビールとおつまみの準備をさせていただきますので、奮ってご参加いただけると幸甚に存じます。 
 7月15日(水)午後6時から9時頃まで.場所は京都市下京区太子山町610 ロワイヤルマンション前庭(油小路通り仏光寺下がる).参加費は無料で、ご存じ江指さんが簡単な料理を作ると聞いています. ただし生ビールは1杯200円.

<まつたけ十字軍運動に参加するには>
下記の1から7を了承の上、参加下さい.また、 “まつたけ十字軍運動とは?”も併せてご理解下さい.尚、初めての方は事前に連絡が必要(連絡先は下記主催者).
1)参加資格は問わない. 参加時間は自由、ただし、コアタイム(昼食時)の参加は必須.
2)事故を起こさないように各自勤めること.傷害保険等は各自加入のこととし、事故の責任は当事者に帰するものとする.

3)服装等:山で軽作業できる服装(運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど).ノコ・ナタを持参が望ましい.
4)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さんは補修や軽作業などされます.
5)持参するもの:昼食は作るので、MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器飲料水(お茶があるので水筒)など.

5)用いた道具類は洗った後、保管場所に戻すこと.また、使用した食器やコップ類は洗って戻すこと.出したゴミ等は各自持ち帰ること.

7)参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.

<活動拠点へのアクセスなど>
8)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは現地アカマツ林(京都市左京区岩倉村松町138-20バス停「村松」から北東へ450m徒歩6分).
叡山電鉄「岩倉」駅から現地アカマツ林へ2.3Km(徒歩30分)
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル 1番、約10分)
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車) 

9)<皆さんの活動の様子を見ることができる>
Nikonまつたけ復活・里山再生運動のウェブサイトの大幅な改訂がなされ、パスワードなど不要で閲覧できます.ブログ画面左下ブックマーク(Bookmark)中のNikonまつたけ復活・里山再生運動を左クリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛ぶ.ログインの必要はありません.写真一覧からお好きな写真を選び、<大きくみる>を左クリック.大きい写真を印刷したり保存したりできます.

開催予定日 2009年7月-8月
活動場所は岩倉香川山. 活動開始は、午前10時頃.終わりは午後4時頃.
第199回07月18日(土)ブログ報告:池内
第200回07月24日(金)ブログ報告:三輪   
第201回08月01日(土)ブログ報告:榎本 4周年記念パーティー
第202回08月07日(金)ブログ報告:三輪
第203回08月21日(金)ブログ報告:宮崎
第204回08月29日(土)ブログ報告:榎本

<カンパ! ありがとう>

氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


<お知らせ>
1) まつたけ十字軍運動4周年記念行事を8月1日(土)に 挙行.イベントを募集.
きっと、恒例のように食べ物はリッチだろう.和歌山市の(株)ヒロイワさんから群馬牛の差し入れがある. 飲食物の差し入れは何でも大歓迎.参加費は3000円.
時刻の決まったイヴェントはポスト民芸の説明と尼吹山詣と作陶タイムとなります.

午前10時15分から 近藤高弘さんの「ポスト民芸(岩倉焼制作)」の説明.
昼から作陶並びに本焼
午前10時30分から「濱稔の碑」詣 
下山後は、 暑気払い大宴会にしよう!
各イヴェントは;
a)尼吹山に建立されている[濱稔の碑]参り.
草刈りと献酒と豊作祈願
b)精油(フィトンチッド)入りの石けんをつくる.
c)近藤高弘さんの提案
テーマは、「ポスト民芸」
簡単に説明すると、「まつたけ十字軍 京都岩倉焼き」を起こすというものです。
もちろん、皆様素人さんですが、作り方、デザインなどのカタチ、また釉薬(松灰の釉薬)などは、私がある程度指導、監修します。
興味のある方や好きな方にご賛同いただければと思います。窯を使うモチベーションもあがるのではと思っています。
皆さんの作品をアカマツの灰で作る釉薬を用いて本焼をする.

d)橋本敏夫さん自作の本物の「苔玉」プレゼント

まつたけ十字軍運動とは?
今、1年間に40,000種もの生物が絶滅(約13分に1種)していると推測されている.生き物1種の絶滅は、10種から30種の生き物の絶滅を呼ぶという.
日本で、802種の動物が絶滅危惧種とされ、7000種の維管束植物の24.1%(4種に1種)が絶滅危惧種に挙げられている(2007年).
環境省によれば、絶滅危惧種の50%強に当たる生物の生息地は、人里離れた奥山でなく里地里山と呼ばれる私たちの生活の場である.緑が豊かになって生き物が追われている!
私達の周りにありふれた生き物であったフクジュソウやヒメシャガなど、メダカやチョウ類やニホンウサギなど、またオオタカやイヌワシなどが、消え続けている.マツタケも、京都府では絶滅危惧種に指定されている.
生物の保全・多様性上危機に瀕する里山(アカマツ林)をマツタケ山に戻すことが目的である.私たちのマツタケ山づくりは、山-川-畑・水田(-海)のつながりを重視する.マツタケ山づくりで生まれるバイオマスの利用を、「自然」との共生型すなわち徹底した有機物循環型「農林業」に組み込む.また、我々の成果は、情報として正しく発信し、全国に230万haあるアカマツ林に普及させることを願っている.
近代的マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動拠点として、我々は循環型農林「業」を楽しむ.「楽しむ」ということにおいて、いわゆる農林業的作業と異なる.
時折のイヴェントや開催日のコアタイムに集まることによって、作業の情報などを共有し、互いの知恵や技術を学び、また、里山復活の喜びをともにする.
運動は、食事を作る人、木を伐る人・運ぶ人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、設備を造る人、道具類を整備する人、多機能窯を守る人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人などすべての参加者が、互いに対等で支え合い助け合って維持運営されている.
まつたけ十字軍運動全体は、アリストテレス風に言えば、個の参加者の総和以上の意味を持つ.それ故、参加者はこの運動の全体性を見失わないようにしたい.

主 催 
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学者)  
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27.
075-581-8932, 090-6227-4305

共 催 
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典(京都大学こころの未来研究センター)
TEL/FAX 075-753-9682 / 携帯 080-6123-4706
香川理化学研究所

協賛
NPO市民環境研究所
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まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-418-

2009年07月04日 |  マツタケの林地栽培 
愉快な苗の並び方、愛嬌だよね!


まつたけ復活・里山再生市民運動


第197回(7月4日) 活動報告

今年も残り181日となり、活動も半分が過ぎた.4年目を迎えているが、皆さんが、実は宅地造成跡だから 戦後の開拓者の気分で畑づくりをなさったのだが、今年当たりから、ナス、ジャガイモ、トウガラシ、キュウリ、インゲン、モモなどいろいろなものが作物らしく実り始めた.その収穫物が昼食の材料(ニコン写真集)とのことである.お土産に戴いて夕食で食ったが、変な薬品臭が全くなく、ただただ旨いにつきる.コレガ本当の有機栽培だ.

林屋さん曰く、ウンカに茶葉がやられているが、秋にもなれば葉の展開は戻る.

阿閉(眞)さん、藤井さん、松浦さんに江指さん達が、山づくりで使い果たしたエネルギーを補給する昼食準備をして下さる.
各作業グループごとにフィールドを目指す.

ニホンミツバチの様子を観察した.杉山さんが巣箱を開ける.圧倒される蜂の数である.羽音がすごい.幾層にも6角形の巣が見える.無事、冬を迎えることができるだろうか?障害は色々ある!

本日の参加者(敬称略)は中広、越智(久方ぶり)、有山、小原、森、榎本、江指、上林、三輪、堀井、大久保、前田、多田、藤井、吉村、大島、林屋、阿閉(仁)、阿閉(眞)、橋本、松浦、永渕(久しぶり)、杉山、NPOシニア自然大学から高橋と九津見、川崎、玉城、地元の子供達で内山(茜)、内山(美)、寺上(キノコ)、内山(健)の31名.内山君達のお母さん、差し入れありがとう!

イカとキュウリの酢の物、ナスと豚肉のスープ、ご飯などを戴きながら、榎本さんの司会で自己紹介や各班の作業紹介などが進む.

昼からも 皆さん! 山へ散った.

玉城山班は、今日もおいしく戴いたが(松浦さんが炊く)、米を作るために田圃の手入れを続けるという.米作りにどんな作業が必要か、全くの無関心派はいないと信じるが、畦の草取りに付き合った.
Nikon写真集で見られるように、草刈り鎌で有山さんが草を刈っていく.榎本さん、川崎さんと僕が熊手で草を集める.三輪さんが一輪車でそれを集めて所定の場所に運び出す.
終わり頃に 米作りでは手練れの玉城さん(弟)が稲の生育状況を見に来た.生育が悪い部分があったので、NとPとKを与えたために葉の色が良くなっているとのこと.

苗の並びを見ると、IさんやSさんが担当したところと聞いたが、ゆがんでいる(冒頭の写真).素人の良さが出ていて愉快!今年も、皆さんの腹を満たしてくれよと祈る.
畦に植えてある豆科の植物が何かおかしい、みすぼらしい.聞いて納得.やりっ放しのNさんの業である.

<皆さんの活動の様子を見ることができる>
ブログ画面左のブックマーク(Bookmark)中のNikonまつたけ復活・里山再生運動を左クリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛ぶ.ログインの必要はありません.写真一覧からお好きな写真を選び、<大きくみる>を左クリック.大きい写真を印刷したり保存したりできます.

開催予定日 2009年7月-8月
活動場所は岩倉香川山. 活動開始は、午前10時頃.終わりは午後4時頃.
第198回07月10日(金)ブログ報告:宮崎
第199回07月18日(土)ブログ報告:池内
第200回07月24日(金)ブログ報告:三輪  
第201回08月01日(土)ブログ報告:榎本 4周年記念パーティー
第202回08月07日(金)ブログ報告:吉村
第203回08月21日(金)ブログ報告:宮崎
第204回08月29日(土)ブログ報告:榎本

<カンパ! ありがとう>

氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


<お知らせ>
1) まつたけ十字軍運動4周年記念行事は8月1日(土)午前10時開始
イベントを募集.恒例ですが食べ物はリッチだろう.交流を重ねている和歌山のヒロイワグループから群馬の牛肉が届きます.皆様の飲食物の差し入れは何でも大歓迎.参加費は3000円.

a)午前中、尼吹山に建立されている[濱稔の碑]参り.
草刈りと献酒と豊作祈願

b)精油(フィトンチッド)入りの石けんをつくる.

c)近藤高弘さんの提案
「ポスト民芸」運動づくり
7月に一度お伺いしたいと思っていますが、秋の展覧会の作品制作に追われ、なかなか予定が決まりません。申しわけございません。
8月1日は提案と作陶をしましょう!
・ ポスト民芸の提案
・ 陶器作品制作
今後 まつたけ十字軍岩倉焼きを発信するということを皆さんにご提案申し上げ、チームを構成し、制作、デザイン、釉薬、焼成、販売という方向性を持ちましょうと話し合いたいのです。簡単に説明すると、「まつたけ十字軍 京都岩倉焼き」を起こすというものです。

もちろん、皆様素人さんですから、作り方、デザインなどのカタチ、また釉薬(松灰
の釉薬)などは、私がある程度指導、監修します。興味のある方や好きな方にご
参加いただければと思います。
皆さんの周りの陶芸好きの人を是非お誘い参加下さい.

d)橋本さんの本物の苔玉プレゼント(抽選になるかな?)

主 催 
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学者)  
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27.
075-581-8932, 090-6227-4305

共 催 
香川理化学研究所
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