ノエルのブログ

シネマと海外文学、そしてお庭の話

ウクライナカラ―のマカロン

2022-03-19 16:52:06 | ある日の日記

郊外のパティスリーショツプ「シェルブルー」で、ウクライナ支援のために、特別のマカロンを作り、売り上げ金はすべて、ウクライナへ送る――というニュースを聞き、ドライブがてら、行ってきました。

   

これが、そのマカロン。ウクライナの国旗のブルーと黄色のマカロンで白いクリームを挟んでおり、とても繊細な風情のお菓子です。見ても、綺麗!

   

午後のお茶に、紅茶と共に頂きましたが、外見通り、繊細で上品なテイスト。とても美味しい! 

幸せなティータイムを過ごしました。

それにしても、支援のために、その国の国旗と同じ色のマカロンを作るとは――とても洒落たエスプリが感じられますでせう。

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結構、予定が……

2022-03-17 21:20:44 | ある日の日記

おとつい、農園に行って買ってきたイチゴ栽培の籠。ブルーの缶に入っている、苺を🍓温室の窓のところに置いてみる。

   

これから、段々熟していけばいいね。

  

最近始めた、「アロマテラピーインストラクター」の勉強。アロマの香に惹かれたせいだけれど、奥は深いです。

  今年は、カリグラファーズ・ギルドの作品展もあるので、小さい作品でも出されば、と写本をめくっています。新しい作品が出せたらいいね……(なぜか、小声)

   机の上での作業(読書なども含めて)をすべて見守ってくれている、キーホルダー用の小さなテディベア。しかし、小さいとはいえ、ドキリとするほど豊かな表情を持っている子熊なのだ。見ているだけで、心が安らいでくれるのであります。

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ピーターラビット2

2022-03-17 20:44:24 | 映画のレビュー

映画「ピーターラビット2」を観る。

  

実言うと、これで3回目。近頃、年のせいか真夜中の3時頃目が覚めて、それから眠れない私。そんなわけで、自室でミッドナイトロードショーなどをいたしておるのですが、これがなかなか良き時間なのです。

この「ピーターラビット」は元々、原作の絵本の大ファンだったせいもあって、初の実写映画化されたと聞いて、早速映画館まで見に行ったのですが、ものすごく面白かった! しかし、続編が作られていたとは、つゆとも知りませんでした(すっかり、田舎に埋没して暮らしていますので)。

さて、DVDで見た、この「ピーターラビット2」――全編を上回ると言っていい面白さ! 気に入った映画は、何度もしつこく繰り返してみる私なので、これも繰り返し見る、宝物のような映像になりそう。

今回は、飼い主(?)の女性が宿敵マクレガーさんの甥と結婚するところ(何しろ、ピーターラビットのお父さんは、昔マクレガーおじいさんの畑に忍び込んだところを捕まって、パイにされてしまったのですから)から幕が上がります。

湖水地方の豊かな田園の中で繰り広げられる、絵本のような結婚式。しかし、マクレガー青年の(悪い人じゃないんだけれど、自分でも施設育ちだから、と言ってる通り、ピーターの父親代わりとなるには、気持ちの襞がいまいち)無理解な言動に、ストレスをためっぱなしのピーター。

飼い主の女性ピアは、ピーターたちを題材とした絵本が、大評判を呼び、出版界のヒットメーカーであるうさんくさい出版社に呼ばれることに。

そして、ピーターと仲間のウサギたち(従兄のベンジャミン、妹のカテントール、フロプシー、モプシー)も付き添って、都会の出版社に。そこでも自分を「悪党ウサギ」のキャラクターとするという出版社の意向に、ショックを受けたピーターは、皆に黙って姿を消します。

怒りと悲しみを感じながら、街を歩いていたピーターが出会ったのは、通りの野菜ショップで万引きをしていた、老獪なウサギ、バーナバス。

彼は、自分は昔、ピーターの父親だったと言い、悪の道へと誘うのですが――

大体、こういう前振りで始まるのですが、何しろ、ピーターが可愛い! 青いチョッキ姿も、いたずらっぽく光る大きな目も、まさに世界中がイメージする「ピーターラビット」でしかないのですが、三匹の妹たちは……(・_・;)

確か、絵本ではお母さんウサギといつも、一緒に行動する普通の可愛いウサギの女の子だったはず。セリフもほとんどなかったと記憶しているし。しかし、本作では、とんでもない進化を遂げています。

ノリがやたらよく、たくましいし、ある意味でピーター以上の悪。モプシーにいたっては、出版社が特別に用意してくれた列車の車両(一両まるごつ使わせてくれるという、豪華列車なのだ)で、砂糖掛けのビーンズというお菓子を見つけてしまい、それを一皿食べた挙句、列車の外の窓にヤモリみたいに張り付いているという、むちゃくちゃぶり。 

 イメージが崩れてしまったような気がするのですが……。あの気むつかしそうなビアトリクス・ポーターが、この有様を見たら、何ていうだろうう?

「私の作品世界を壊さないでちょうだい」と怒り心頭で、決して、この映画を認めないに違いないだろうなあ。

でも、今は21世紀。湖水地方を飛び出して、はちゃめちゃなアクションを披露するピーターたちは、やっぱり、私たちみんなのもの。宝。ぜひぜひ、第三作が製作されることを、願ってやみません。

しかし、それにしても、このウサギの実写映画、どうやって撮ったのでせう? ピーターたちのあまりのリアルさは、コンピューターで画像処理したものとはとても思えないし、特大サイズのぬいぐるみが、画面を駆け回っているだけとも思えない。

ひょっとしたら、イギリスの映画撮影所には、普通よりずっと大きなウサギたちが(おまけに、喋る)本当に住んでいるのではないかしら、と空想してしまう私です。

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日々のこと

2022-03-11 11:53:52 | ある日の日記

       

 

 

今朝もTVで「羽鳥モーニングショー」を観る。 ウクライナの戦況――小児病院が爆破されたり、という凄惨な状況が続いているのを見ると、本当に胸が痛くなってしまう。

地下に避難している人たちの中には、クラシックの演奏者もいて、その一人の女性がヴァイオリンを弾いている様子がクローズアップされ、「戦場のヴァイオリニスト」とテロップが流れていたのには、思わず息を飲んでしまった。 周囲は瓦礫もあり、華やかなスポットライトなどどこにもないのに、その女性が光り輝いて見えたのだ。 まるで映画の「戦場のピアニスト」を彷彿としたのだが、これを目にした記者もそう思ったのだろうなあ……早く、このウクライナの惨劇が終わってほしいと思うのは、誰しも同じはず。この瓦礫の間でヴァイオリンを弾いていた女性のエピソードは語り続けられるに違いない、と直感する。

ウクライナのことは、ほとんどと言っていいほど知らないのだけれど、ずっと昔まだ二十代だった頃のことを、ふっと思い出した。茶道の教室に通っていた時、ウクライナからの留学生だという青年が来ていたのだ

彼は、当時の私と同じ、二十五、六歳くらいの青年だったのだが、長身でハンサム、おまけに頭も良さそうだった。

日本人の私たちが、ややこしいお茶のお点前の手順を覚えるのに四苦八苦しているのを尻目に、涼しい顔で、正確なマナーを披露していたっけ。美しいお点前だった……彼は、その後、自分の母国に帰り、研究者にでもなったのだろうか? 

今、このひどい状況の中でも、彼が無事に過ごしていてほしい、と強く思う。

 

 

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